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初見プレイの醍醐味とは

公開
「ここが新ダンジョンか…よし、募集かけて入るぞ!」
「おっけー!」
「了解! 募集よろしく!」

「お待ちください!」

「ん? 誰だっ!」
「私はこの近くに住んでいる者です。
 このダンジョンに入るのは危険です。どうかお止めください」
「なんだと?」
「ここは極端に環境エーテルが渇望した永久の焦土。
 かすかに残ったエーテルを奪い合う狂暴なる者たちが存在するのです。
 多くの冒険者がここで命を落としています」
「ふん……そんな事は百も承知の上だ!
 俺たちは光の戦士なんだからな! その程度の事で引き下がれるか!」
「そうですか、わかりました……。
 では私をPTに加えてください。何かの役には立つでしょう」
「……どうしようか?」
「いいんじゃない? 人数もピッタリ揃うし」
「面白そうじゃん」
「よし、じゃあお前もPTに加わってくれ、足手まといになるなよ!」


*****


「思わず見惚れてしまうような景色だが……」
「逆に不気味だよね」
「まあ用心して行こうぜ」
「とりあえずMAPの通りに進んでみるか」
「あ、そこは…」
「何だ! 罠かっ!?」
「罠っていう程のものではないですが、落下してくる岩に注意してください」
「わかった」
「時間差で湧く敵もいますので気を付けてくださいね」
「お、おう」
「あっ……」
「どうしたっ!」
「ここから少しダンジョンの雰囲気が変わるので、よく見ておいた方がいいですよ」
「そ、そうか……ん? これはアラグ帝国の……?」
「謎解き要素とか特にないので、普通に進んで大丈夫ですよ」
「なるほど…おや? これは通路……なのか?」
「ああ、これ巨大なワームが通った後なんですよ」
「……ほう」
「出たとこにそのワームの残骸がありますよ」
「詳しいな…」
「近くの住民なもんで、何度も来てるんです」
「お前…やっぱり帰ってくれないか?」
「え?」
「もっとこう、何と言うか初見を楽しみたいんだが」
「あ、もうちょっと進んだらボスですよ」
「おお! よし皆突っ込むぞ!」


*****


「くっ…こいつ、堅いぞ!」
「攻撃も結構痛いな」
「うわー! 後ろにも攻撃してきた!」
ヒラリ
「危なかった…」
「範囲攻撃…くるぞ!」
「おっと軽減入れときます!」
シュバー
「……! なんだ? ボスが消えたぞ!」
「やべぇ! 雑魚処理間に合うか?!」
ズバババッ!
「始末しましたっ」
『グオォォォォーーー!!!』
「やべぇ! 何か仕掛けてくるぞっ!」
「うわー! 凍っちゃったよー!」
「私が解除します!」
パリーン!
「はやく! 離れて! こちらです!」
ズドーン!
「セーフ!」
「苦労させろやあああああああ!!」
「えっ?」
「なんで全部処理してんだよ、お前! んで、一回くらい攻撃食らえ!」
「いやいやいや、痛いじゃないですか」
「お前普通の住人だろうが! ちったぁ足手まといになれっつの!」
「すみません、何度も来てるもんで慣れちゃってるんです」
「せっかく新ギミック楽しみにして来たっつーのに!」
「特に真新しいものはないと思いますけど」
「そういう興ざめな事言わなくていいから」
「突進は慣れるまでなかなか目視できないんですよねー」
「おい、もういいから、箱あけよーぜ」
「お、そうだったな!」

パカッ

「装備だね」
「ここ特に何も出ないっすよwwww」
「うるせー!」
「落ち着けよ、せっかくだし記念撮影して帰ろうぜ」
「お、そうだな」
「皆でトームストーンを愛でるってのはどう?」
「あ……」
「まだ何かあんのか!」
「そろそろ時間切れです(暗転)


「お疲れ様でしたwwwwww」
「きいいいいいいいいい!!!」
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