キャラクター
この世界にはいい評判もいまいちな評判もあるメンターという存在
そしてそれを良くも悪くも目立たせ、周囲にアピールする王冠マークというものが存在します
いわゆる廃人マーク、善良とは言えないプレイヤーがいればその王冠を付けている人達全員が、あまりよくない印象を持たれる、そんなマーク
それをなぜ自分は公開設定で付け続けているのか
その理由を書いていきます
という体で、最近思い出して一人で(おお…)ってなったことをそれっぽく、痛々しく書いていきます
さあお前も王冠を被るんだ
そして似たような日記を書くがいい…書け……
FF14を初めて休止したり復帰したりしながら遊び初めてまだ間もないころ
当時まだ白魔導士にもなる前の幻術士で、雑魚狩りでレベリングをしていました
グリダニアスタートで、当時まだONOFF切り替え式だったクルセをOFFにして敵を殴り、ONにして自己回復をし、杖で物理的に殴りながら敵を狩ってました(本来はONで殴りOFFで回復します)
ゲームを初めてからのペロり回数もまだ片手で数えられる程度、次にペロったらギルがなくなってまたグリダニアから中央森林まで歩いてこなければならない…
そんな最中、何もわからなかった当時の私はトレントサップリングに喧嘩を売りました
多くの先輩ヒカセンも、あの光のお父さんですらも低レベルにして殴りかかって殺されかけるあのトレントサップリング…
当然私もHPが数ミリにまで追い込まれます
あー、これは…リポーズで眠らせて一回離れないと危ないな…
と、リポーズの詠唱を始めます
しかし、その判断はとうに手遅れでした
これは…詠唱中の次のAAで死ぬ……もうだめだーーー…!
死を予見し諦めたその瞬間、頭が赤く翼と尾羽の先が白い大きなチョコボに乗った、名前の横に王冠を付けたヒカセンがどこからともなくやってきました
あれだけ苦戦していた敵を1撃で倒し、数ミリまで減った私のHPを一瞬で全快にして流れるようにまた大きなチョコボにまたがります
私は数秒何が起こったのか理解していなかったのですが、助けてもらったことを理解しとりあえずジャンプでお礼を、そして、走り去るそのミコッテの背中に最近覚えたお辞儀エモートを送るので精一杯でした
そのエモートに気づいてか、それとも足元の障害物を避けたのか
ジャンプをしながら去っていくその背中はまるで新生PVのようで、当時の自分にはとても大きく、追うべき背中に見えました
その後しばらくストーリーを進め、念願のチョコボを手に入れました
早速またがってみますが、私があこがれたあの人のチョコボよりもかなり小さく、少し頼りなく感じます
きっとチョコボのレベルが低いからだろう
そう考えチョコボとともに世界へと旅に出ます
しかし、いくら冒険を重ねてもチョコボは一向に大きくなりません
羽の色も変わることがなく、いつまでたってもひよこ色のままです
それでもいつかはきっと…
そう信じ続け冒険を続けるうちに、とあるFCに拾われます
そのFCには家があり、チョコボ厩舎なるものが存在することを知ります
それは自分のチョコボを預け、育てたり、愛でたり、そして、対応した餌を与えることで色を変えることもできる
そんな庭具でした
あっ、これで色を変えるのか…
育てた性格とかで色が変わるんじゃないのか……
衝撃の事実でした
FCメンバーから押し付けられた、もとい、もらった餌を与え、少しずつ、あの日見た、あの綺麗なチョコボの色に近づけます
「気を付けないとデブチョコボになるよ」
そんなフレンドのアドバイスにドキドキしながら、様子をみつつ、ゆっくりと、毎日欠かさず餌を与えていきました
しかし、いつまでたっても、いくら餌を与えても、一向にチョコボは大きくなりません
変わった色もたしかにきれいではありますが、なんだか記憶のチョコボとは違う気がします
どれだけ努力してもチョコボは育たない…
どれだけ頑張ってもギルはカツカツ…
そして当時高校生の自分は月額課金によりリアルマネーもカツカツ…
人や町や世界を救う立場なのに貧困を極め、そんな状況下でありながらもミンフィリアには結構な頻度で呼ばれる…
いつしかログインしない日数が増えていきました
しばらくの期間があき、ファンタジー系MMOをやりたい欲が再燃してきました
ああそうだ、昔やっていたFF14があったじゃないか
そう思い返し、すっかり忘れていたプレイ方法を改めて検索します
Lodestone…?ろです…??ロデオマシーンの新作…?なんだ…新コンテンツかな…?
そんな英語力皆無なことを考えながらいつの間にかできていたサイトを開くと、あの日見たチョコボがプレイヤーを2人も乗せて元気に走っているではありませんか
グランチョコボっていうのか…!
あの時のチョコボは…!!!こいつか!!!!
世界の真理を知った瞬間でした
サブキャラを作り、友人も招待し、ついに数年あこがれ続けたチョコボの手綱を握ります
あまりの感動にここだけの話実際少し泣いたのを覚えています
そしてそれから時は経ち、気づけば名前の横に王冠を付けグランチョコボに乗り、妖怪レジェンドメダルを得るために中央森林を走り、トレントサップリングに殺されかけている若葉さんにベネを投げる自分がいます
立ち去る時、若葉さんからのワンテンポ遅いお辞儀のエモートを投げられ、ふとあの日のことを思い出しました
こうなることは偶然であり、そしてヒーラーをメインとしている誰もが通る道として必然だったのかもしれません
助けた若葉さんから見た今の私はあの日あこがれたグランチョコボを操るメンターになれていたでしょうか
王冠を公開して被るのは自己啓示欲からという風潮もあり、実際そうなのかもしれません
ただ、大きな理由としては、エモートを受けるまではすっかり忘れていたことでしたが、あこがれた理想像に王冠があったから
これがきっと私がメンターマークを公開状態で付け続ける理由なのだと思います
胸を張るべき動機だと思います。
感激しました!
┏○ペコッ
気が付いたらいいねも閲覧数もすごく伸びていてうれしいやらはずかしいやらありがたいやら…
読みづらい駄文で申し訳ありません
この日記を見て今まで隠していたけど王冠表示設定にしたという方がいたり、低レベエリアでの辻ヒールを始めたというような方がいたり、いくつか反響があったよと教えていただきまして非常にうれしく思っています
ささやかではありますが、少しでも王冠のイメージを改善できたのであれば、あの時のメンターの方への恩返しにもなるので本望でございます
メンターマークの表示は、表示を消した状態でもメンターとしての機能は変わらない昨今においてはどうあがいても自己満足でしかありませんが、いつか自分の背中を見た初心者さんが、あの日の自分のように、より一層FF14やMMOというゲームを好きになってくれると嬉しいなと願っています
あと、この日記を読んでくださった初心者さんは「チョコボは育てても大きくはならない、餌を与えても太らない」ということだけでも覚えていただければ幸いです
>Goldbreadさん、Kiyoshiroさん
コメントありがとうございます。
恐縮でございます…
王冠マーク、街では目にするのですが良くも悪くも印象にないです。
機能してないものだと思ってました♪
素敵な理由ですね♪
こんにちは。
MIP推薦を計1,500回獲得するって、たいへんですね。
DPSでやろうとしたら、千年はかかる。
輪廻転生をくり返して、このゲームをやり続ける。
>>王冠を公開して被るのは自己啓示欲から
それもありかなと。
MIPを1,500回獲得した、その事実は変わらないから。
スタンドアローンではない、
オンラインゲームのおもしろさって、なんでしょう。
なぜハマっているの?
そう訊かれたとき、どう答えればいいんだろう。
仮面舞踏会みたいなもの。
ほんとうの自分を隠して、
知性溢れる貴公子になったり、絶世の美人になったり、
かわいさや、美しさや、優美さや、高潔さを演出する。
日常では決して手にすることのできない憧れ。
精一杯おしゃれしてエーテルライトで待ち合わせ、
ダンジョンに突入する楽しさ。
自分を好きなように演出できる。
イジメられっ子は、屈強なけものになり、
勉強しすぎたエリートは、エロチックな衣装まとって、
通り過ぎる人を、魅惑な微笑みで誘惑する。
憧れたり、嫉妬したり、願ったり、劣等感で悩んだり。
いろんな思いが交錯する場。
エオルゼアのすばらしさですね。
英雄の背中に憧れて、英雄を目指すのは
英雄譚の中でも王道の1つだと思います。
色々言われているメンターですが
Kyuubiさんが、イマイチな評判をいい評判で上書きして行けば素晴らしいと思います。
そして貴方に救われたプレイヤーが貴方に憧れ
貴方のようなプレイヤーになり、何処かの誰かを救えるように成ってくれたら更に素晴らしいと思います。
善意の思いが連綿と受け継がれていくと素晴らしい世界になると思います。
じーんと感動しています。