※これは私が今日勝手に見てしまった夢のお話しです
「ほら…またあいつがバカなことしてるだろ?どこで何してるか丸わかりなのにな」
そう言うと、彼は私に携帯を見せてきた。画面には、夕暮れの砂漠を叫び走るあいつがいた。
――――おれはお前が1番だ!これからもずっと一緒にバカしような!ぎゃはははは―――
この2人は本当に仲がいいんだなぁと思ってそれから、なぜだかその画面に映る世界が広く感じた。
「ちゃんと見ておかないとさ、また誰かと喧嘩して、相手も自分も傷つけるんだよ?見てらんないよ」
「まぁ・・・な。あいつは何も思っちゃねーだろーけどな」
そう笑うと、彼は真面目な顔をしてこう言った。
「俺、好きな奴が出来たんだ。そいつの事守りたいし、そいつの願いを叶えたいって思ってる」
あらまぁやだよぉ(*´Д`) 三遊亭小遊三のような顔で私は話を聞いていた。
好きな人の話をする彼はとても大人に見えて、そしてどんどん世界が広がって行くのを感じた。
きっと彼はここからまた新しい物語が出来て、我が道を行くあいつもまたどんどん先を走って行って。
置いていかれるような寂しさも感じたけれど、夕暮れの暖かい光が小遊三をルイゾワスマイルにした。
そして目が覚めた
外は冷たい雨が降っていた。 忘れると思っていた夢を帰りに思い出したので、ここに記す。
風邪をひかないように過ごそう。
写真はイメージです