善王モグモグ12世を退け、黒衣森にひと時の平穏をもたらしたアリシアたちは、砂の家へと戻ってきていた。
かつて帝国軍に襲撃され、多くの仲間を失った悲劇の場所。ミンフィリアたち「暁の血盟」は、セキュリティの甘さとウルダハの砂蠍衆(商人たち)からの政治的圧力を避けるため、ついに拠点をレヴナンツトールの「石の家」へと移転する決意を固めていた。
「いやぁ、砂の家からの引っ越し作業、本当に大変だったね! 荷物が多すぎてヴァイパーの連結剣をツルハシ代わりに使うところだったよ!」
アリシアがガーロンド・コートの埃を払いながら、ふぃ〜と息を吐く。
「ちょっと、大事な組織の記録媒体をそんな物騒なもので扱わないでよ。でも、これでようやくウルダハの生臭い商人たちに監視されずに済むわね。レヴナンツトールのほうが、怪我人の治療もしやすそうだわ」
コディが荷物の目録をチェックしながら、白魔道士の杖をトントンと地面につく。
「『住み慣れた砂色の隠れ家と、新天地へ向かう暁の旅路』……。寂しさと希望が入り混じった、いいグラデーションだわ」
シーナが空のキャンバスを見つめながら、すでに新しいアトリエ(石の家)の構想を練っている。
「あはは! 引っ越しの力仕事ならアタシに任せておくれよ! 重い机もこの大盾の上に乗せれば、一人で3台は運べるからねぇ!」
ドゥルガが自慢のナイトの怪力で、文字通り引越しの「盾」となって大活躍していた。
無事に「石の家」への移転が完了し、新たな一歩を踏み出した暁の血盟。
しかし、物語の本当のラストは、4人が知らない「影の領域」で静かに、そして不気味に動いていた――。
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### 一方、その頃――(暗転)
誰もいなくなった西ザナラーンの「砂の家」。
その冷え切った執務室の奥に、不気味に揺らめく黒い歪み――ヴォイドゲートが開いた。
そこから現れたのは、かつてアリシアたちが倒したはずのアシエン・ラハブレア……ではない。
彼と同じ禍々しい黒い法衣を纏いながらも、その顔に浮かぶ仮面は「純白」だった。
彼の名は、**アシエン・エリディブス**。
「ラハブレアめ、力を過信して光の戦士に遅れをとるとは……。だが、世界の理(ことわり)を正すための『調停者』たる我が動き出した以上、これ以上の逸脱は許さない」
エリディブスは冷徹な声で呟くと、驚くべき人物をその場に呼び出した。
現れたのは、なんとガレマール帝国軍の将軍、ガイウス・ヴァン・バエサルの「燃え残った漆黒の仮面」を手にした、謎の男。
エリディブスはその男に向かって、静かに語りかける。
「光が強まれば、闇もまた深くなる。覚醒せし者たちよ……星の意志を還すため、次なる舞台へ進むがいい」
白きアシエンの暗躍、そして死んだはずのガイウスの影――。
世界が再び不穏な光と闇の渦に巻き込まれようとしていることを、まだアリシアたちは知る由もなかった。(知ってるけどw)
流石に導入部つまらない(笑)