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Edda Pure-white

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【第五話】ウォーレン牢獄の影(後編)

公開
精霊に捧げる儀式のさなか「巨大な影」に襲撃された道士たちを救助するため、エッダはウォーレン牢獄に向けて黒衣の森を走り続けていた。このグリーンティア択抜地を抜ければ、ウォーレン牢獄はもう目と鼻の先の距離にある。

ガルフリッドからの「一刻を争う事態ゆえ、とにかく急いでくれ」という断っての依頼で駆けつけて来たものの、こう何度もこちらの都合はお構いなしの待ったなしで来られては、さすがに堪ったものではない。そうだ、これはもう超過勤務ということで、報酬の割り増しをガルフリッドに要求してみても良いのではないだろうか?←この世界に労働問題を持ち込むんじゃないのである(^ω^) 

そんな仕様も無いことを考えながら、木漏れ日の差す街道を駆け抜けていくと、視界が開けた先にウォーレン牢獄の外壁が見えてきた。

ウォーレン牢獄は中央森林の南東部に位置し、ゲルモラ時代の遺構を監獄として再利用した施設である。初代獄長の名からそう呼ばれ、古くはグリダニアの極悪人を収監してきたが、その役割を終えると廃獄として永く放置されてきた。そして、かつての囚人たちの影が消えたその内部には、現在(いま)では魔物たちが棲みつくようになっていた。

エッダはウォーレン牢獄にたどり着くと、すぐさまエールスタンなる鬼哭隊士を探しはじめた。出発に際してガルフリッドから現地にて訪ねるようにと言われていた人物である。ほどなくして衛士の詰所前に立っていたエールスタンを見つけ、ガルフリッドからの紹介で救援に来たことを告げると、エールスタンは思いがけない来援者に歓喜する。

「道士様らを助けに来たと? ありがたい! ちょうど手が足りなかったところなのだ」

エールスタンの説明によれば、儀式に参加していた道士や警護役の隊士たちはあらかた救助できたという。だが、まだ見つけられていない者がいるらしく「彼らを助けだして、一度こちらへ戻るよう伝えてくれ」と、不明者の捜索と救助をあらためて依頼されることに。

請われるままに牢獄の内部へと進んで行くと、しばらくして、脱出してきた鬼哭隊士たちを発見した。しかし、その場には肝心の道士たちの姿が見当たらない。警護役が護るべき要人を置いて先に逃げ出してどうするのかと、半ば呆れながら捜索し続けてみれば、監房棟の入り口付近でようやく道士たちを発見することができたのだった。←まったくもってヤレヤレである(^ω^)

その場にへたれ込んでいた幻術士たちを介抱していると、まだ奥にも逃げ遅れた道士がいることがわかった。監獄の中には此処を住処としている魔物が徘徊しており、救助の途中で遭遇すると何かと厄介だ。ここは魔物たちに見つかる前に道士を急いで救助した方が良さそうだ。

エッダが監房棟の中へ駆け込んでいくと、そこには傷を負った一人の道士がうずくまっていた。だが、その場にもうひとつの意思が存在していることに、このときエッダはまだ気がついていなかった。

漆黒の法衣に身を纏う仮面の魔道士は、道士の元に駆け寄るエッダの姿をそのふたつの眼(まなこ)で見つめていた。このとき、エッダが後々の脅威になると悟った魔道士は、この場でエッダを排除するべく、その魔の手を差し向けてきたのだった。



魔道士が呪文を詠唱し終えると、監房内の空気が激しく揺れ、岩の軋み合う大音響とともに巨大な岩石の魔物が姿をあらわした。エッダは傷ついた道士を背に庇うと、背負っていた幻具を構えてこの魔物と対峙する。

これから始まる魔物との戦いを前に、エッダは自身の鼓動が高まっていくのを感じていた。

魔物の豪腕から繰り出される強打の破壊力に苦しみながらも、エッダは覚え立ての幻術魔法にて必死に応戦した。エッダの放つ魔法により身を削られ続けた魔物は、次第にその体躯を支えられなくなると、鈍い擦過音を放ちながら崩れ落ちていった。そして、周囲に砂埃を舞いあげながら、ついには石塊の山と化したのだった。



「ちっ、取り逃がしたか」

聞き覚えのある声とともに、監房棟内に駆け込んでくるララフェル族の男性。エッダが声のした方に振り向くと「やぁ、また会ったね! チョーシはどう?」と、こちらも見覚えのあるヒューラン族の女性が、脳天気なセリフを発しながら駆け込んでくる。

そう、このふたりはガルフリッドが言っていた「イダ」と「パパリモ」という名の賢者だ。

パパリモが道士に近寄り負傷の具合を確認し始めると、それに呼吸を合わせるようにイダが周囲を警戒する。息の合ったふたりの連携にエッダは思わず目を奪われる。道士の具合は問題ないと判断したパパリモは、エッダにこの事件の重大さについて語り始めた。

グリダニアでは森の恵みは精霊からの借りものであり、人が使わなくなったときには「魂還の儀式」と呼ばれる祭事を執り行って精霊のもとに還すしきたりがある。それゆえ儀式の失敗は精霊の怒りを買い、怒れる精霊が暴れるような事態にでもなれば、想像のつかない大きな災厄がグリダニアに降りかかることになる、と。

傷ついた道士はパパリモとイダで保護し、すぐに代わりの道士を招いて儀式を継続することになった。パパリモは「君はここの入り口に戻って、エールスタンに報告をしてくれないか」と、エッダに依頼すると出口へと向かっていく。

道士にともなって歩き始めたパパリモは、その途中で立ち止まると、何か思い耽った様子でエッダに振り返って見たものの「何でもない」とだけ言い残して、そのまま外へ出て行ったのだった。




そのころ砂の都ウルダハでは・・・



【第六話】不穏な報せ へ続く


【あとがき】
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拙い文章で書き上げました「もうひとつのエッダの物語」第五話でしたが、最後までお読み頂きましてありがとうございました。それと、毎度のことではありますが、本稿の投稿がいつも亀更新となり本当に申し訳なく思っております。

これからも鋭意執筆に励んでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

実は、本作品中に登場させるキャラクターの外見やミラプリ装備を入手するため、昨年末よりキャラの育成作業を進めていました。そして、ようやく主要キャラクターのミラプリがほぼ完成し、作品内で使用するためのSS撮影ができるクオリティになりました。

NPCたちが身につけている装備は、いろいろ調べていくとオリジナルの未実装アイテムであることが多く、それに近いアイテムを探してみると、装備可能レベルがLv50からであったり、IDでしか入手できないアイテムであったりと、次から次へと高いハードルが出現してきました。

課金アイテムを使用すればキャラ育成は簡単だったのですが、数が数でしたので、そこまでの費用を捻出するのも難しく、結局すべてのキャラを手作業で育成することに。しかし、これが思いのほか大変な作業でした。そのため肝心の原稿の執筆が遅れに遅れてしまうという結果を招くことに。。。orz

このように苦労して育成したNPCキャラを次話より満を持して登場させていく予定です。そして、以前のあとがきにて言っていたように、本稿ではオリジナルのメインシナリオ(若干のフィクションを混ぜることもありますが)に沿ったストーリーを展開していき、「もうひとつの物語」は外伝的位置づけで別稿にて展開していく予定です。

外伝ストーリーの原稿は、エッダちゃん(Edda Pure-white)のロドストではなく、別キャラのロドスト日記上で公開していく予定です。本稿上にて外伝のリンク先を貼り付けて案内いたしますので、こちらも決まりましたら併せてお知らせしていきたいと思います。
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