「人間は元々の人格に関わらず、特殊な役割や地位を与えられると、その役割にあった行動をしてしまう」1971年、アメリカのスタンフォード大学心理学部で心理学者の
フィリップ・ジンバルドー氏指導の下行われた有名な実験があります。
「スタンフォード監獄実験」と呼ばれる実験です。
その内容は
「新聞広告などで無作為に集めた21人の被験者を、11人の看守と、10人の囚人に分け、刑務所を模した施設でそれぞれの役割を演じさせる。」というものでした。
実験が進むにつれ、看守役はより看守らしく、囚人役はより囚人らしく振舞うようになります。
看守役は指示を受けなくても自ら囚人に罰則を与えるようになっていったそうです。
素手でトイレ掃除をさせたり、倉庫に閉じ込めたり、バケツへの排便をさせたり、
ついには禁止されていた暴力も行われました。耐えかねた囚人役の一人が実験の中止を求めましたが、ジルバンドーはリアリティを追求し、囚人役に仮釈放の審査を受けさせて、実験を続行しました。
ジルバルドーは監督役なのにも関わらず実験のリアリティにすっかり飲まれていました。囚人役のカウンセリングを行った牧師は、この実験の異様なリアリティ、状況を危険に思い被験者の家族達に連絡をします。
そして家族達は弁護士を連れて実験の中止を訴え、
2週間の予定だった実験は6日で中止されました。その際、看守役達は続行を希望したそうです。この実験によってジルバルドー氏の仮説は証明されたかのように思えます。
が、心理学者のアレクサンダー・ハスラムによって再現実験が行われた際には同じ結果が得られず、実験に対する調査が行われました。
そこで消極的な看守役には
残忍に振舞うように指示がなされていたことなどの録音データが見つかりました。
それらにより
「同調は自然発生的なものではない。」とこの実験の結果は否定されることになります。
この衝撃的な実験はその後様々な作品の題材になりました。
映画だど、
「es」や
「エクスペリメント(esのリメイク)」などが有名です。
「エクスペリメント」あらすじ(wikiから抜粋)
実際の実験とストーリーの大筋は同じですが、かなり脚色されている部分も多いです。
映画の方がよりバイオレンスですね。
そして明確に悪と正義が分かれているように描かれています。
まぁそこは事実を元にしたフィクションですし、って感じですね。
個人的には
「es」の方がオススメです。
映画を観て興味を持った人は是非
「スタンフォード監獄実験」についても調べてみてください。
さて、
白魔導士のアニマウェポンが完成したのでSSを貼っておきます。
白魔導士もシャープの方がかっこいいなぁ、、、
6本目になる
戦士のAWが輝き集めの段階に来ましたが、FCメンバーと完成させたいので一旦止まります。
7本目の素材集めでもしてのんびり待つべー。