キャラクター

諸君、私は浅い水が好きだ。
浅い水愛好会なるものを発足するくらいには。
会員は、自分を含め2名！
もう1人は別のゲームのフレンドである。
その人は浅い水のほかに、回っている洗濯機も好きで、見ていると落ち着くそうだ。

FF14に限らず、自分はMMOで景色を楽しむタイプだ。
最近では、スマホMMOでも非常にグラフィックに力を入れているMMOが増えている。
例えば「黒い砂漠モバイル」は、景色の美しさだけで3か月ほど微課金で遊んだ。
…ま、ゲーム自体が面白いかどうかは人それぞれだがｗ
リアルであればあるほどいい、というわけでもない。
何かとゴリ推しするFF11はPS2時代のグラフィックだが、十分すぎるほど美しい。
全体的に統一感があり、キラリと光る表現があれば惹かれるものがあるのだろう。
スマホMMOでも「オルクスオンライン」「トーラムオンライン」などは6～7年前から稼働しているタイトルで、今どきのゲームに慣れてしまうと正直なところ古さは感じる。
しかし光や空の描写力が優れているため、プレイしていくらもしないうちに綺麗な世界だなと思えてくる。
今後登場するMMOはグラフィックに全振りしなくていいので、その分個性の出せる成長システムや組み合わせを考えるのが楽しい装備群を開発していただきたいものだ。

さて、皆さんはどのような景色が好きだろうか。
記念撮影などを除き、SSフォルダにはどのような写真が多くを占めているのだろう。
自分の場合は、水だ。
それも、浅い水。
できればくるぶしくらいの水深が好ましい。
膝を越えるともう深すぎる。
浅い水に踏み込んでいくのはワクワクする。
リアルでそんなことをすれば靴の中が水浸しになって不快だろうし、寄生虫などの恐れがあるため、イイ感じの浅い水があっても踏み込むことはないが、バーチャルリアリティーの世界であれば躊躇う必要はない。
さすがヒカセン、伊達じゃない！

最初にいいなと思った浅い水は…またヴァナの話をするよ！！！
プ島の海岸だ。
初期エリアにも海岸はあり、当然浅い部分もあったが、プロマシア編で初めてプ島に渡ったときは感動した。
透明で穏やかな海、どこまでも続く遠浅の海岸。
島の奥には、東西の海岸をつなぐ極浅い砂浜があり、振り向くだけで水平線から昇る朝日に沈む夕日を拝むことができる。
ミザレオ海岸やグロウベルクの川もなかなかに素敵だが、タロンギのプ島が一番好きなエリアかもしれない。

エオルゼアでの浅い水との出会いは、βテストにまでさかのぼる。
8月の半ばだったと思う、とんでもなく暑い時期だった。
夜だというのに扇風機を稼働させても汗をかくような、そんな日。
斧術士でスタートし、ラノシアでクエスト対象の敵を狩っていた。
プギル(魚)を倒すクエストを終え、ふと見ると浅い川に入っていた。
カメラを近づけると水面がキラキラと輝き、水の流れで歪む川底が見てとれた。
なんて綺麗なのだろうと思った。
同時に、あれだけ暑かったのに気分的に涼しくなったような気がする。
これはいいぞと思い、冷凍庫からスイカバーを持ってきて、浅い水につかりながらしばし涼んだ。
…今思い出してもささやかだが幸せな気分になるなｗ
今年もやろう。いや、復帰している今年こそ久しぶりにやらねば。

思えば復帰してからは結果的に3キャラのレベル上げとメインクエストに必死になるだけで、あまり冒険らしい冒険をしていない。
景色もあまり時間をかけて堪能していない気がする。
Twitterを見ていると絶景SSが次々と投稿されていて、これはどこの風景だろうと興味を掻き立てられるが。
Ifritのサブキャラが落ち着いたらフィールドを歩き回って、気に入りの浅い水を探したい。