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Qlainne Oswell

Pandaemonium [Mana]

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黒髪の乙女は晴れ女でした(アンサー日記)

公開
※はじめに
この日記を書こうかどうしようか、ずっと悩んでいました。
ある方の日記を読んで「ふむ…」と思い、こういう人も居たんですよ、と伝えるべきか。
悩んでいるときに、紅白を見て、「四畳半神話大系(小説)」を読んで、「天気の子」を観て、そして決心しました。
この日記を最後まで読んだ方は「ふっ」と笑ってこのページからそっと離れて頂けたら幸いです。
それでは、今から頼まれてもいない日記を書いてみます。






いつも貴方のログインを待っていました。
そして貴方も私のログインを待ってくれていました。
何時からだろう。
初めは只のフレンドでした。
同じLSメンバーが気楽にフレンド登録しあうあれです。
私には一つの拘りがあって、自分からフレンド申請をしていませんでした。
その人とフレンドになったのも、向こうからフレンド申請してくれたものでした。
特に深い意味はない事は分かっていました。
集まった皆でフレンド申請しあっていたのですから。
でも嬉しかったのは確かでした。
ただ私は一つの勘違いをこの時していました。

「この時、私は貴方の事を男性だと思い込んでいたのです。」


私がFF11を始めたのは、PC版が発売される直前の頃でした。
初めはPS2で遊んでいました。
テレビはブラウン管の平面フラットテレビ。
画質が悪く、文字がたまに読めないような環境でした。
D端子で繋げたら画質が良くなると聞いて、D端子を繋げて少し綺麗になった画面を見て感動していた記憶があります。

貴方と初めて顔を合わせた時は、LSの皆で集まってチョコボに乗り、ダボイに何らかのクエを進めに行った時だったはずです。
「なんかやたら毒を吐く人だな~。でも妙に面白い人だな。」何て思った印象があります。

しばらく経ったその後、LSで雑談をしていた時、私たちが初めて同い年だと分かりました。
当時まだまだ若かった私たちでしたが、それでもLSでは年上の部類だったので、「タメ」であった事から意気投合した事が今でも思出せます。

貴方はUKの超有名バンドが好きでしたね。
私のスマホには今でもそのバンドのアルバムが入っています。
その頃の私のお気に入りのバンドは何だったかな。
もう忘れていました。
ただ、今でも貴方が私に教えてくれたバンドの楽曲を聴くと、当時夜な夜な語り合っていた自分の姿を鮮明に思い出せます。

ある時、私が意を決して貴方の性別を聞いた時、結果によっては私はFF11のキャラデリをしようと決意していました。
まさか自分が画面の向こうの人を意識するとは思ってもいませんでした。
何故、意識して行ったのだろう。
それは簡単な話で、ずっと一緒に居たからです。
それは、家族よりも、リアルの友達よりも、ずっと一緒だったからです。
そして、これからリアルで出会うであろう可能性のある人ですら拒絶して、私はヴァナ・ディールの世界に居たのです。

何故そうしたのか。

それは、貴方が居たから。

例えば、貴方が私の存在を重く感じるようになり、私を遠ざけていたのなら、私も貴方から間違いなく遠ざかっていました。
人を憂鬱にさせてまで、一緒にいる理由もないですからね。

おそらくこのエオルゼアにも、かつての私と同じような境遇の人はいるかもしれません。
寧ろ、今のエオルゼアには「相方」なんて言葉があるので、私が居たヴァナよりもオープンな世界にすらなっているはずです。

私にとってこの時期のヴァナでの時間は、今後おそらく経験する事は不可能と思われるぐらい楽しい時間でした。
楽しすぎました。

しかし、私には徐々にリアルの足音が迫ってきていました。

どれほど、ヴァナでの時間が充実していても、リアルあってのヴァナです。
気付けば私は確実にリアルで取り残されていました。
現実を見ないように目を背けていましたが、あくまで背けている振りをしているだけでした。
「例えば自分は10年後にどうなっている?」
この問いは常に自分で問いかけ続けていた事でした。
分かっていた気になっていました。
ヴァナが無くなった時に、残っている物は何であるのかを。
私は貴方の性別なんて関係なく、リアルで会う必要があると考えました。
どうしても「その先」に進みたかったからです。
そうしなければ、私の「リアル」が終わる自覚がありました。
しかし、結果は「拒否」でした。
別にそれについてどうこう思っていません。
その「拒否」により私は一歩前に進む決意をしました。

キャラデリです。

私の「リアル」が限界に達していました。
リアルの私に関わっている全ての人に、ヴァナに全てを捧げていた私が多大なる迷惑を掛けている事を自覚していたからです。

私のゲーム歴はかなり長いです。
一番初めに手に取ったゲームは「信長の野望(カセットテープ版)」です。
そんな私のゲーム歴で号泣したゲームが2つあります。

一つ目は
「街」チュンソフト
です。
知る人ぞ知るですね。

そうしてもう一つが
「FF11のキャラデリ時」
です。

何故そこまでしてキャラデリしたのか、それは自らを無理やり現実に引き戻すためでした。
今となってはそれが正しかったのかどうかよく分かりません。

ただ、私は今でも青空の下を歩いていると、チョコボに乗って貴方と二人でラテーヌ高原を駆け抜けたシーンを思い出します。
貴方が教えてくれた楽曲を聴いていると、楽しそうにその曲を教えてくれた貴方を思い出します。
サブキャラを作って、貴方とサルタバルタを走り回った事もタルタルを見る度に思い出します。
私がリアルで好きな女性の髪形は、貴方が選んでいた黒髪のストレートです。


私たちはもう二度と会う事はないでしょう。
私がヴァナを去った後、貴方がヴァナに残ってどう過ごしたのか私は知りません。
ただただ、貴方が幸せなその後を過ごしている事を願うばかりです。

良いのか悪いのか正直今でも分からないのですが、私は目を閉じると、そこにはチョコボに乗って鮮やかに晴れ渡ったラテーヌ高原を駆け抜けている2人のキャラクターの姿が今でも鮮明に思い浮かべることが出来るのです。







日記の貴方へ。
貴方の選択は決して間違っていません。
今後どのような時間を過ごすのかは、私には分かりません。
しかし現在過ごしている時の記憶は、必ず全ての人の心に永遠に刻まれます。

今後おそらく何時かはエオルゼアは消えてなくなるでしょう。
しかし、今過ごしているこの時の記憶は決して色褪せません。
そして恐れる必要なんて何一つ無いのです。
何故なら今この瞬間この時は、貴方や周囲の人達にとって燦燦と輝く青春の記憶となる事は間違いないのですから。
コメント(2)

Kumi Kichi

Masamune [Mana]

明けましておめでとうございます✨
いつも見入ってしまう日記を投稿してくれますね。

この日記の主人公の姿がその景色が見えるような
日記です。

たかがゲーム…そう言う人もいます。
でも私たちはこの世界でキャラを通して確実に生きていると私は思います。

素敵な日記でした。

Qlainne Oswell

Pandaemonium [Mana]

クミキチさん。
明けましておめでとうございます。
そしてコメントありがとうございます!

この日記は本当に書くべきか悩みました。
完全に自己満足ですし、「この人、ちょっと大丈夫?」と思われる危険性が大き過ぎる気がしたからです。
では、それでも何故書いたのか。
それは、読んだ人によって思う事はまちまちなのが明らかだったからです。
ちなみに「天気の子」。
私は不覚にも涙を流してしまいましたが、一緒に見た隣の人はストレッチを始めていました。
人それぞれと言うことですね┐(´ー`)┌

お互い今年も良い年でありますように。
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