真成編に入ってタンク(MT,暗黒)で挑戦しています。
今までのPT募集で最後の1枠がタンクになる事が圧倒的に多かった事から、PT募集の待ち時間を減らすために、私がタンクをしてみる事にしました。
私はタンクをすること自体は嫌ではありません。
ただ過去日記にも書いたかもしれませんが、そのロールの特殊性からタンクを出すことを避けて通っていました。
避けていた理由は私の遊び方に起因します。
未予習。
私はタンクを「導きし者」と思っています。
タンクは導く技術が必要だと思っています。
つまり導く技術がなければ攻略が進みません。
攻略が進まなければ倦怠感が生じます。(気がする)
それを防ぐためには「タンクは導き方を知っている必要がある」と思っています。
この導く技術がタンクの特殊性だと思っています。
私は未予習でレイド挑戦している為、初見段階では導き方を知りません。
その為「導き方を知らない私がタンクをすると他のメンバーに迷惑を掛けるかも」と思い、タンクを出すことに躊躇していました。
ここに矛盾が生じています。
私はPT募集に「誰でも構いません」的な文言を常に書いています。
これは「誰でも構わない=導き方を知らないタンクさんでも構わない」も含まれています。
しかしながら、いざ自分がタンクを出すとなると「導き方を知らないしな~」と考えている訳です。
「自分が導き方を知らないタンクでレイド参加をするのを躊躇するのに、他の人も躊躇しない訳がない」
そう考えなおして自らタンクを出してみる事にしてみました。
どんなPT戦になっていくのかは未知数です。
そしてタンクでレイド参加してみて感じた事が「大縄跳びに参加している感じがしない」事でした。(これは真成編1層の特徴かもしれませんが)
縄を飛んでいるより、縄を回している感覚です。
わちゃわちゃ感、忙しさ感、ヒヤヒヤ感が無い…。
それとは別に「みんな頑張れ~」と距離を置いた場所で応援している感が大きい。
「うーん。これは正直DPSでの参加の方がゲームを遊ぶ事を考えると面白いのかも…」
何となく気付きました。
世間一般で言われるタンク不足の理由は単純に「DPSの方が面白いから」なのでは?
導き方を知っていても、ロールを選ぶことが出来るのであればDPSを選ぶ気がする…。
自分でタンクを出してみると「自分(タンク)のミスはワイプ」の場面が多く(全てではないです)、確かにギミック理解が進んでいないと攻略が停滞してしまう感は否めないです。
(もちろんヒラ、DPSでもギミック処理を間違えたらワイプのギミックはいくらでもあります。ただタンクの場合タンクのギミック処理ミス=ワイプの割合が高い。これはタンクが転がると他ロールでは変わりが出来ない為で、ヒラも似たようなところはあります。)
役割が綱回しなうえに責任は重い。
そりゃ誰も選ばないよね。
それでもタンクで参加する理由はなんだろう。
私の場合はPTが出発出来る可能性を増やす為でもあります。
PT募集の目的がPT戦そのものを楽しみたい事やコンテンツをクリアしていく事を楽しみたいと思っているからであり、ロールを楽しみたいと言う意識が薄いのも理由の一つかもしれません。
タンクの楽しみは何だろう。
ただ「PTを楽しみたい」と思う事に関して、未予習の私がタンクを出すことに関してのヒントが今回のPTでのあるやり取りにあった気がします。
私は今回のPT中に少し時間が空いた時に発言してみました。
「これからどんなギミックがあるんでしょうね?」
しばらくの沈黙。
うーん。
どうも野暮な質問だったかな。
何て考えていると、一人の方がポツリと
「分からないです。」
…。
なるほど、そういう事か。
分からなくていいんだ。
分かっている必要もないんだ。
このPTは何も知らなくても構わないPT。
別に知っている必要もないんだ。
今の段階で完璧に導く事は求められていないんだ。
その導き方を探しに行くPT。
その先を一緒に探しに行くPT。
自分自身で見えない壁を作る必要はなく、共に成長し導き方を探していけば良いんだ。
各ロールを個別に見ると求められている事は全く違いますが、PTとしてとらえた場合、目指すべきものを示すことが出来たらクリアにも近づけるような気がします。
そしてクリアの為に目指すべきものをその行動によって示す事が出来る最も大きな存在がタンクであると思う訳であります。
PTを導くのはタンクであり、タンクの面白さはスキル回し云々以前にもっと高く俯瞰した視点でのPTを動かしていく行為、これがタンクの楽しみなのかもしれません。
ギミック備忘録
纏めた雑魚を向かせる方向は南北どちらでも良いかも。