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FFを初めてやった日のこと

公開
ファイナルファンタジー3。
それが僕が初めてやったファイナルファンタジー。

そのゲームをやるまで、全くRPGを自分でやる事はなかった。
ゲームが嫌いな父だが息子とのコミュニケーションを測るためにゲームを当時やってくれていた父。
そんな父がいつもやっていたのはドラクエだった。
僕の中ではRPG=ドラクエだった。

しかし、友人はもっぱらFF好きが多かった。
父にFFやってよとお願いしても、FFは難しいし、まだドラクエクリアしてないからまた今度なっと笑顔で言って来て、一向にやってはくれなかった。

ドラクエ4をクリアした父はその後、ドラクエ5が出るまではゲームをやらないと宣言した時期があった。

毎日つまらなかった。
とっても暇だった。

元よりゲームなんて全くやらない母と姉と言う構成の中で唯一ゲームを一緒に楽しんでくれる父。
そんな父が一緒にゲームをやってくれない時期。
それはとてつもなく辛い時期だった。

そんな辛い時期を過ごしてた時期に母方の祖父が家に遊びに来た時に『お前がずっと気になってたゲーム買って来たったぞ』と言ってFF3を持って来てくれた。

すごく嬉しかったのを凄く覚えている。

そんなFF3。
当然当時の僕はRPGなんてドラクエを父の隣で見る事しか無かったため、難しくて初めのダンジョンから抜け出すので精一杯で、隣で爺ちゃんが観ている中、何度も全滅しながら突破した思い出がある。

その日から爺ちゃんが毎週の様に家に来て『ここはこうやってみたら良い』『攻略本買ってきたで!これ読みながらやったら行けるんちゃうか?』なんて助けてくれながら暗闇の雲まで倒した思い出。
凄く楽しかったし、凄く嬉しかった。

いつもは意地悪な爺ちゃんだったけど、この一緒にゲームをしている時間だけはとても優しくて、大好きな爺ちゃんだった。

そんな爺ちゃんがこのFF3をきっかけにゲームをやる様になった。
FFが大好きになった爺ちゃん。
FF13まで高齢ながらにクリアしたのはマジで凄いと思う。

爺ちゃんと会うといつも『次のFFはどんなんやろうな〜』『FF11はオンラインか・・・オンラインはちょっとな〜』って感じでいつもFFの話しをしていた。

そんな爺ちゃんが体調を崩して、去年から入院する事になった。
お見舞いに行った際の会話は変わる事なく『FF7Rやりたいわ〜!お前は買うんか?』『FF7R、続編あれは出ない思うんやけどな〜』って感じの会話だった。
差し入れはいつもファミ通。
今にして思えば、ファミ通を差し入れされて寝てる時にお腹の上にファミ通を大事そうに抱えてる爺ちゃんって、周りからどう映ってたんだろ。

でも、僕には自慢の大好きな爺ちゃんだった。

FF14を僕が始めたと言った時に『お前オンライン始めたんか!?面白いんか!?退院したら教えてくれや!一緒にやろうや!』と言ってくれていた。
FCを起ち上げた理由の一つは爺ちゃんが気兼ねなくFF14を楽しめる環境を作りたかったって理由も有ったんだよね。

でも、それもかなわなくなってしまった。

先週水曜日、11月11日。
FCメンバーと567ルレに行ってる最中に父から連絡が入った。

爺ちゃん、亡くなった

って。
わけがわからなくなった。
なんの実感も湧かなかった。
メンバーに事情を伝えて、コンテンツ途中だったけどすぐにゲームを終えて急いで病院に向かった。
向かってる途中にも、いつものように着いたら『FF14どうや!面白いんか!はよ一緒にやりたいわ!』って、挨拶も無く食い気味に言ってくるんじゃないか、そう思いながら向かった。

でも、着いて病室に入ったらそんな事は無く、既に動かなくなっていた。
でも何故か実感が湧かなかった。
次の日から葬式の準備、お通夜、諸々の遺産整理などの調べごとに追われていて、実感が湧く時間なんかも無かったし、悲しんでる時間も無かった。

よく、葬式だとかの準備が無駄に忙しいのは故人が亡くなった事を考える暇を与える事なく、悲しまなくて良いように無駄に忙しいと言う話しが有るが、本当にそうだったのかもしれない。

考える事が少しずつ無くなって来て、やっと今日爺ちゃんが亡くなったって実感が湧いた。

あ〜、もう一緒にFFの話し出来ないんだ。
一緒にチョコボ乗って走り回ったり、訳の分からないチャットで『爺ちゃん生存確認できてオンラインは良い感じや〜w』なんて冗談を言う事も出来なくなってしまったんだな。。。

なんて思ったら急にドッと悲しみが湧いて来た。

爺ちゃんに教わったFF。
爺ちゃんが与えてくれたFFで、今後も楽しんでいこう。
それがFF大好きだった爺ちゃんの供養になるだろうって思った。


あの世でオカンに『お父さんまたゲーム!?』って怒られながら存分にFFを堪能しておくれ。

99年の人生お疲れさん。





おわり
コメント(6)

Aqwe Sun

Asura [Mana]

すみません、読ませてもらってイイ涙が出てきました。私は教育関係の仕事しているのですが、親御様からの印象では「ゲームは悪」という風潮は現在も変わっていません。ですが、そこから得られる体験や知識はリアル実体験では得られないものありますし、本当にいいおじい様なんだなーと感じました。人はいずれ年老いてゆくもです。今度はZakkiさんが時代へ受け継いでゆくことこそおじい様への供養になるのではないでしょうか。
唐突なコメント失礼いたしました!

Ranmal Deikun

Chocobo [Mana]

こんなところにポーションが!

クリスタルタワー4ボス前の曲なんて鳥肌モンだ!



3年前に亡くなった親友と、学生時代によくFFの話で盛り上がったのを思い出した。



アイツが最後にやったFF15はなんとなくやれずにいるけど

アイツが遺していったPS4で
アイツが好きだったFFやってんだよなぁ

しかも絶対オレだって分かるキャラ使ってw






ん?じーちゃん99歳⁉︎


いやいやいやいや、大往生じゃん!

Lauren Noir

Masamune [Mana]

ザッキーさん、いつも素敵な日記をありがとう。そしてお辛い気持ち、お察しします。
私もFF11を一緒に遊んでいた友人を、若くして病で亡くしています。
私が上京してから一緒にFF11を遊ばなくなって数ヶ月経った矢先、東京で慌ただしくしている最中の訃報でした。
今思えば、私もその時の悲しみを衝撃を忘れたくて、高校時代の教員や地元の友人への連絡など、奔走したのかもしれません。
ザッキーさんがおっしゃる通り、今を生きる私たちが、これからもゲームで楽しんでいくことこそ供養になると思います。これからも楽しんでいきましょうね!

Zakki Zakku

Masamune [Mana]

Aqweさん
コメントありがとうございます。
ゲームに関してはどうしても遊びってイメージや、事件があったときに『犯人はこんなゲームをしていた』などなど、ネガティブなイメージが強いですもんね。
まぁ、遊びってのは間違いではないですが😅
ただ、僕自身リアルでもゲームをしていたからこそ、話しが合って出来た友人も多くいます。
そういった、良い意味でも人と人とを繋ぐ一つのツールであるという認識も、世間に広まれば良いですよね✨

Zakki Zakku

Masamune [Mana]

ランマル
ランマルの使ってるPS4の秘話やな✨
そうやって自分が何かあった後に親友に使ってもらえるのは凄い本望なんだろうな✨
僕も何かあった場合誰かに譲ろう😌
・・・って考えたけど、何か使わずに売りそうな奴しか周りに居ない😑
爺ちゃん、せめて後一年生きてほしかったわ😅

Zakki Zakku

Masamune [Mana]

ローランさん
どうしてもオンラインと言うか性質上、成人を迎えたプレイヤーが多いため、なんだかんだで大切な方を亡くされた経験の有る人が多いですよね😌
そんな人に共感してもらえるのが、今は凄く安らぎます✨
今後も謎な企画を考案してはFCメンバー並びにフレの方々に犠牲になってもらいつつ楽しんでいきます😁
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