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漆黒に染まる§5

公開
ン・モウ族。
ウリエンジェ曰くイル・メグに住む妖精種族の中で一番温厚で人に対して友好的だと言う。
その言葉通り、彼らの住む茸窟に入るや否や歓迎を受けた、思っていたのとは少し違ったが。

他の妖精種族が光の氾濫以後、つまりフッブート王国の滅亡後、に他の地から移り住んできたのに対して
ン・モウ族は元々この地に暮らし、人と友好的に交流していた種族だと言う。
人々からの依頼やお願いを聞き、相応の対価をもらう。
これが ン・モウ族と人との交流の方法であり、彼らの喜びであった。

支払う対価は多すぎても、少なすぎても失礼にあたる。
茸窟の長に本来のお願いを検討してもらっている間、他の ン・モウ族との交流の中で教えてもらった。
だとしたら、彼らから城の封印を解く鍵を借りる対価はこの地から光を祓う事でしか釣り合わないだろう。


最後に向かったのはヴォレクドルフ、アマロ族の住う地だった。
アマロといえば、クリスタリウムでも騎乗用に飼われている家畜だ。
チョコボとはまた違った第1世界特有の獣には初め戸惑ったが、今ではちゃんと乗りこなせるようになっている。
話を聞くと、元来アマロは古代の魔術師によって人工的に改良された魔法生物とのこと。
知恵や言葉も与えられ、人とコミュニケーションをとることも出来ていたが、光の氾濫以降この魔術は失われ、言葉を喋れるアマロはもう殆どいない。
長い時を生き「先祖返り」し、話せるようになったアマロが集まり暮らす場所、ヴォレクドルフはそんな土地だった。


アマロ族の長はセトという名で、この集落の中でも一際大きいアマロだった。
はじめ、彼は私がティターニアを討つことに反対した、私達「人」を大切に思うがあまり。
それでも私が、自分の力、信念、仲間と交わした約束を話すと、説得されてくれた。
そして託されるは最後の鍵、水晶の靴。
最後の決め手になったのは、「魂の色」だそうだ。
私の魂の色が今は亡きセトの主人のものととても似ていたからだと。
アルバートの魂と。

セトから彼の話を聞いた。
一緒に大空を旅したこと、相棒の証として金のメダルを貰ったこと、
光の氾濫が起きた後、彼と別れた後のこと。
アルバートへの想い。
アム・アレーンやユールモアでも見えないながらも側で全てを見ていた彼のことだ、
きっと今も私の側でセトの言葉を聞いているのだろう。
もう唯一かもしれないかつての仲間の姿を見、声を聞き、彼は今何を思うのだろうか。



セトと別れを告げた、その時ピクシーの伝令が。
ピクシーの術はただの兵卒には十分有効だが、老兵ランジートには効果が薄いようで、
結果ユールモア軍が想定より早くこちらに近づいてきているらしい。
足止めの加勢が必要と判断し、2手に別れて進むことを決めた。
私は大罪喰いを、皆は足止めを。


よし、と気合を入れて顔を上げる。
目指すは堕ちたる妖精王、その居城は目の前。

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ン・モウ族とアマロ族から鍵を受け取り、ティターニアに向かう直前まで

ン・モウ族はFFTAシリーズやFFXIIでもお馴染みのイヴァリース原産種族ですね
第1世界では妖精の一種ということで若干扱いが違いそうですが。
可愛らしい、抱き心地良さそうな見た目は変わりませんね
腰痛すごそうな所も...
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