ミンフィリアの救出から始まる長い1日の後、星見の間で今後の対応について話した。
エメトセルクも含めて。この場で私たちと刃を交える気がないという昨日の言葉には嘘はないらしい。
ホルミンスター、イル・メグの大罪喰いを祓い、残す大罪喰いは３体
アム・アレーン、コルシア島、そしてラケティカ。
そのいずれも所在地すら分かっていないことから、情報収集は分担して行うこととなった。
アム・アレーンはアリゼー、コルシアはアルフィノに任せ、私はサンクレッド、ミンフィリア、ウリエンジェと共にラケティカへ。
大森林
ラケティカは大森林と呼ぶのに相応しい広大な森だった。
光の氾濫のせいで黒衣森のような明るさはあるが、本来はもっと鬱蒼とした場所なのだろう。
この森も2年ほど前に罪喰いの大規模な襲撃を受けたのだという。
レイクランドから一番手近なゴーン砦も、襲撃の傷跡がそのまま残っていた。
「今だ、囲め」
気がつくと黒い僧侶服を纏った集団に取り囲まれていた。
彼らの話を聞くに、私たちのことを罪喰いだと勘違いしているらしい。
罪喰いでないことを示すためにモーグリの鳴き真似をしたら、サンクレッドに怒られた。
どうにか誤解を解こうと思案していたところ、聴き馴染みのある声が。
ヤ・シュトラは知らないうちにこの集団の指導者的存在になったらしい。
この森は現在「夜の民」と呼ばれる一派、先ほどまで私たちを取り囲んでいた集団、の拠点となっており、
2年前の罪喰い襲撃の際にヤ・シュトラが彼らを助けたことで、殆どが戦死した旧指導者らに代わり夜の民をまとめているのだという。
その彼女が水晶公が手土産として持たせた謎の石板を解読している間、若手の導師ルナルから夜の民についてや彼らの拠点「スリザーバウ」についていろいろと教えてもらった。
第１世界では従来「光の神」への信仰が主教となっていたが、光の氾濫により光は崇めるものから忌むべきものへとなってしまう。
「夜の民」はそうしてできた光に変わり闇を信仰する者たちの呼び名だそうだ。
夜の民自体は各地に存在していたが、その多くはより闇の濃いラケティカへ集まり闇へ祈りを捧げている。
ミンフィリアと共に闇の洗礼を受けスリザーバウの人々と話すうちに分かったことは、
彼らは闇を崇めるとは言っても光、つまり罪喰い、を積極的には倒しにはいかない
2年前の襲撃で実力者の大半が失われているのものあるだろうが、仲間は住処を守るために低級の罪喰いと戦うことはあっても、より上位のものと戦うことやわざわざ出張って戦うこともない。
これは彼らが清貧な暮らしをしているのと同じく、壊れかけた世界での穏やかな暮らし、そして死後の闇による魂の救済を祈っているからなのだろう。
夕食に誘おうとヤ・シュトラの居室の前まで来ると、彼女がウリエンジェを問い詰めている声が聞こえた。
どうやら私の中の光のエーテルが問題らしい。
ゴーン砦にいた私を罪喰いと”見間違えた”様に、この体に相当量の光を溜め込んでしまっているらしい。
彼女の見立てでは光の加護は大罪喰いの光を相殺しているわけではなく、罪喰いに変質しないように維持しているだけ。
ともすればその許容量を超えた時、この体はどうなってしまうのだろう。
ウリエンジェも返答していたようだが、扉越しでは聞こえず、どうしたものかと思案していると
夜の民の伝令の叫びに意識が戻される。
なぜこの森にユールモア軍が。
クリスタリウムからつけられていたとは考えにくい、となればヴァウスリーに召喚されユールモアに向かった水晶公が。
理由は兎も角として、彼らの言い分はラケティカをユールモアの庇護下に置き、夜の民を管理するとの一方的な通達だった。
従うものは「常闇の愛し子」、夜の民から分派した強硬派、の下につき、従わないものは粛清される。
どちらを選んでも夜より暗い未来しか見えない選択肢だった。
ルナルと共に民の指導者を仰ぐと不敵な笑み。
軍がラケティカの大罪喰いを守るために森に入ったなら、その罪喰いを払えば軍が森にいる意味を失うのではないか。
であれば選択のために軍が与えた猶予数刻の間に大罪喰いを倒すために進んだ方が良い、と。
ルナルは驚いたような諦めたような顔。
夜の民をまとめているのを見て、ヤ・シュトラは変わった、良い意味で落ち着いた、と評していたが、そんなことはなかったらしい。
そうとなれば、残された時間は多くない、ちょうど石板の解読も終わり、大罪喰いの住処へ向けて進むのみ。
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ラケティカ大森林到達、スリザーバウ出発前まで。
> 罪喰いでないことを示すためにモーグリの鳴き真似をしたら、サンクレッドに怒られた。
この選択肢はみんな選ぶでしょとか思って選んだら、普通に怒られました悲しい。
まだ光に満ちた森を散策していますが、夜を取り戻したラケティカはまた違って見えるんでしょうね
イル・メグの時も思いましたが、大罪喰い討伐前後でマップの印象がガラッと変わるのが毎度楽しみになっています。
週末はファンフェス見ながらプレイしてました。
とは言ってもネタバレが怖くて基調講演の後半とDay2殆どが見れていませんが。
直樹の部屋では神木隆之介さんとても好きだったので、楽しく見れましたね。
Day1ライブのラケティカ(?)by祖堅さんはタイムリーすぎて笑って聞いてました。
