ロドストで色んなひとの日記を読むのが好きで、
特に同じぴよぴよ初心者さんたちのものを頷きながら読むのですが、
とある方の日記を読んでふと、自分の経験を記しておこうと思いました。
■ゲーム自体に不慣れな人間の辛さ私は、致命的にアクションゲームがへたな部類のプレイヤーです。
そもそもゲームというもの自体を殆どやらずに生きてきたので、
激しく動く画面を見定めてボタンを的確に押す作業に全く慣れていません。
仲良しのお友達に〇〇なゲームがおすすめだよ!とゲーセンに連れて行って貰っても、
チュートリアルの時点で難し過ぎて震えるくらい。
ターン制でゆっくりコマンドを選ばせてくれるタイプのソシャゲはギリギリ出来ますが、
音ゲーはかなしみと共にそっとアンインストールしたり……。
FF14も、周囲がみんなやっていて羨ましくて手を出してみたけれど、
まっすぐ歩いて右へ曲がる、という操作すら覚束なくて。最初はクールなイケメンのキャラクターにしたものの、壁にぶつかってばかりで、
気の毒で見ていられなくなったのでララフェルに切り替えたという経緯があります。
(ララフェルなら可愛さで色々誤魔化せるとおもった)(カワイイ)
■FF14って、実はすごく難しいゲーム?キーボードで的確に前後左右に動くの、ものすごく難しい。
カメラの視点移動をすると、もう何がなんだか大混乱。
IDに行く前のチュートリアル的な戦闘(ジョブクエとか初心者の館とか)でさえ、
全然乗り越えられなくて何度も何度も負ける。
グリダニアの大きい樹の上で物を拾うクエは、樹から落ち過ぎて何回やったかわからない。
ゴールドソーサーのジャンピングアスレチックなんて一ミリも進めない。
IDでは移動がまごまごしてしまって、戦闘とか以前にまずついていけてない。
パーティリストと敵の同時チェックとかターゲット切り替えとか無理過ぎる。
何か致命的に操作を間違えているんじゃないかって、
自分にはこのゲームが全く向いてないんじゃないかって、
胃が痛む思いで楽しげに跳ねて進むひとたちを見つめていました。
野良で出逢う方々も、FCの先輩方もみんなやさしくて、急かしたり責めたりしないでくれて、
だけどこんなにへたな初心者に付き合わせるのが申し訳ない情けない気持ちは消えません。
新生2.0クリア前くらいまでは、ずっとこんなきもちだった気がします。
(FF14迷子の図)
■みんなが最初からうまいわけじゃない変わったのは、おんなじぴよぴよ初心者の集うCWLSに入ってから。
みんな初見でギミックも何も知らないものだから、
ただのIDに一時間かけたり、5回くらい平気でワイプしたり、そんなことばっかりで、
けどそれさえもわちゃわちゃ楽しい文化祭みたいな雰囲気。
上手なひとに合わせてもらうんじゃなくて、本当にみんなひよこで、
あ、なんだ、こんな風でいいんだって、ようやく安心できたのです。
ゆっっっっくり進むので、みんなを待たせて慌てて追いかける必要なんてないんだもの。
そんな風にリラックスして毎日きゃいきゃいIDへ行っているうちに、
気付けばまっすぐに歩いて、階段もつっかからずに登れるようになっていました。
敵の攻撃を避けながら回復や攻撃をすることにも、慣れてきました。
ギミックはすぐに忘れがちです。動体視力は全然ないし、スキルの押し間違え日常茶飯事。
でも、がちがちに緊張していなければ案外クリアだけはなんとかなる。
――そうして、数ヶ月が経って。
当時のひよこ仲間たちはすっかり逞しくなって、
初見IDでもそうそう床ペロしなくなりました。
あんなにへただった私自身でさえ、シャキーン!の音に胃が痛くなることはもうありません。
ゲームが上手なひとからしたらきっと目を剥くようなノンビリ具合ですが、
こんな風に
時間をかけて慣れていくタイプも少なからずいるのではないかと思います。
初心者でへたっぴさに悩んでいるひと、焦らなくてもだいじょうぶですよ。
最初からうまいひともいるけど、そうじゃないひとだって、ちゃんと楽しめるんです。
(だんだん調子に乗ってきた図)
■少し先に進んだ初心者から、生まれたての初心者へ私が慣れてきて蒼天を進めている頃、新しくエオルゼアに足を踏み入れたお友達がいました。
自分よりはずっとゲーム好きで器用な子だったけれど、
最初はやっぱり覚束なくてぴよぴよしていて、序盤の出来る限りのことはフォローしました。
けど、このまま自分がつきっきりで「教えてあげる」「ついてってあげる」のも、
みんなのメインクエやプレイヤースキルが進みつつある今のCWLSに誘うのも、
ちょっぴり勿体ないんじゃないかって思ったのです。
だって、きっと、たぶん。
自分と同じ進行の、おんなじくらいへたっぴな初心者のお友達と、
一緒に転びながらちょっとずつ成長するのはすごく楽しいよ。そう力説して、ロドストで探してみよう!って伝えました。
やがてお友達は共感できる日記を書いている新生途中の初心者さんを見つけて、
勇気を出してそのひとのいるCWLSに入りました、
そうして仲間と一緒に色んなことを覚えながら沢山楽しんでくれています。
少し前の私と、おんなじように。
FF14に初心者支援のFCやCWLSは沢山あって、先輩たちは本当にやさしくて親切です。
上手いひとの助言を受け止めて、すぐに馴染めるひとも沢山いると思います。
でも、もし、プレッシャーに思ったり恐縮してしまうタイプなら、
教わってすぐに出来るようなゲーム上手なタイプじゃないのなら、
おんなじように悩んでいるひとと、一緒に転びながら進んでみるのもおすすめです。
戦闘や移動がへたっぴだって、ゲームに向いていなくたって、
仲間と冒険に挑む楽しさを味わえたら、それだけで十分価値があります。そうして、楽しい、好き、と思えたら、不思議と操作は慣れてくるものだから。
(初心者だけで行き詰まったら先輩にヘルプ! すごい勢いで駆けつけてくれます)
■終わりにFF14の世界にはギャザクラやミラプリやハウジングやSSなんかの楽しいことは沢山で、
メインストーリーもわくわくするような要素が盛りだくさんで、
けれど戦闘を一切やらずには先へ進むことが出来ません。
避けては通れないそれを乗り越えて、楽しく遊べるひとが増えたらいいなと思います。
そうしてこの世界で、素敵な冒険を繰り広げることができますように。
(ひよこはこんなに大きくなりました)(念願のイケメン!)