タイトルのまんまなんですけども。賢人パン、まずい……というか「あんまり美味しくないのが正解」とか「話しながら食べたらまず間違いなく喉を詰まらせる」とか「栄養価を上げるために魚や野菜の粉末を練り込んでいることで、なんとも形容しがたい風味が鼻に抜ける」とか言われてるアレです。
そして、ある日ふと思ったわけです。
アレがどんだけおいしくないのか試してみたい。と。
賢人パンを食べるためには賢人パンを作らねばならず、そうなると賢人パンの具体的な製法が知りたい。
見た目からしてライ麦パンだろうなーと思い、早速レシピをチェック。
【賢人パン】黒麦生地に魚粉や野菜粉を練り込んで作った、栄養学的に優れたパン
材料 黒麦粉 １
ノーザンへリング １
ミストスピナッチ １
パープルカロット ２
ファイアクリスタル ８
ウォータークリスタル ７……おっ、これはガチでうまくなさそうだな？？？うまくなさそうというか100％黒パンだからまず日本人になじみが薄そうってか、あれよね。魔法大学取引で改良重ねていってたものね……。
以下魔法大学における改良の軌跡
リアルゼアで用意すべきものは、ライ麦粉とニシンの魚粉、ほうれん草・にんじんパウダー。ニシンの魚粉以外は調達できる。ニシンの魚粉は自分で何とかするしかない。有機肥料のニシン粕なら市販もされてるが、さすがにそれをパンに練りこみたくはない。つーか5㎏10㎏単位でしか売ってないし。
で、先人はいないものかと検索かけてみたら……
いるわけよねこれが。
こちらの方はアジのあらで作ってたけど、賢人パン用にはへリングとあるのでニシン。ニシンのあらを茹で零して油を抜き、じっくりローストして水分を完全に抜いたらグラインダーで粉砕すると。この時点で理解しました、
これは思い立って即作れるようなもんじゃない。また、上記材料縛りで考えたなら、なにかでイーストの代わりの発酵種を作らねばならない。これまた調べたら出てきました、
ライ麦粉と水のみで作るサワー種とかいうやつが。
サワー種の作り方要するに、毎日同重量のライ麦粉と水を加えて混ぜ混ぜして常温に置いといて1週間～10日くらいで発酵種ができると。
いやいやいやいや、他になんかないのか？？？ と思ったら
粉末サワー種とかいうものがあったんですよ。富澤商店に。
これで魚粉以外は冨澤商店で手に入ることが分かったのである！ 魚粉なあ……。今はニシンの時期じゃないし、身欠きにしんで代用できるか……？
いつか作ったら日記に書きます！ できれば魔法大学の改良手順に沿って味の変化を調べてみたいが、最初のインパクトによっては続ける気力もなくなるかもしれんな。それと、作りやすい分量と、ひとりで消費でいる分量のバランスを考えないと大惨事になりそう。
つづく？
ニシンの魚粉がハードル上げてきてますからね……。前にツイッターで再現してた方もいましたが、そっちは強力粉にけずり粉（かつお節粉末）と乾燥野菜を混ぜ込んでて、普通においしかったそうなので。おそらく黒パンだと相当風味が違うだろうなあとｗ
黒パン自体が慣れてないと食べづらいからなあー。
②酵母 パームシュガー、アームラ、ルナテンダーの花 →マンゴー酵母
③油脂 ぺリラオイル、心力の幻水G5 →えごま油
④スパイス 究極のカレーを仕上げるためのスパイス →どれだよ。クミンあたりか？
⑤添加物 アスコルビン酸、ココナッツミルク、ベルカナ樹液、エルダーナツメグ
→アスコルビン酸はビタミンC、保存剤の役割を果たすらしい。
ベルカナ樹液が何に該当するのかは調べきれなんだ。他二つはそのまま。