ナイスガゼル!(訳:梅雨が明けましたね!)
「キーボードが分解清掃できることを今朝知った」でお馴染みの、マリィ・ストリンガーです!
皆さんは「メンター」にどんなイメージを持っていますか?
……こう尋ねると、大体、苦笑いされてしまう昨今ですので、現役のメンター(ルーレット専門)でもある私が、改めてメンターについて考えてみたいと思います!
↑私の現状
①メンターの定義さて、メンターについて考えるに当たりまして、まずはゲーム中で確認できるメンターについての定義を、以下にまとめてみました!
なお、「制作採集メンター」に関しては、良くも悪くもこれといった話題を聞いたことがないので、今回は「バトルメンター」及び「コンテンツルーレット:メンター」に絞って取り上げています。
また、以下の文章で
黄色く塗られているのは、私が特に重要だと思った箇所です。
情報源1:冒険者指導教官(NPC)■「メンター」とは?冒険者指導教官
後進の冒険者の手本となり、
指南を行うのが「メンター」さ。
冒険者ギルドでは、様々な冒険を積んだ熟練の冒険者に、
「メンター」になってもらえるよう依頼しているんだ。
このエオルゼアでは、沢山のプレイヤーが冒険しています。
その中でも、
新米冒険者へのサポートを引き受けてくれた、
経験豊富なプレイヤーを「メンター」といいます。
メンターには、戦闘分野を専門とする「バトルメンター」、
制作・採集分野を専門とする「制作採集メンター」の、
2種類が存在します。
(中略)
「バトルメンター」のみ、
「コンテンツルーレット:メンター」が使用できます。
■「コンテンツルーレット:メンター」とは?冒険者指導教官
いざ、冒険にでかけようと思っても、
危険を突破できるだけの
人手が集まらないこともあるだろう。
そういった
冒険者を手助けするのも、メンターの役割さ。
「コンテンツルーレット:メンター」は、
マッチングが成立していないコンテンツに、
「バトルメンター」が割り振られるコンテンツルーレットです。
バトルメンターが「コンテンツルーレット:メンター」を、
規定回数コンプリートすると、アチーブメント報酬が得られる、
特別なアチーブメントが獲得できます。
■「メンター」の認定を受けるメンターは以下の行為を率先して行ってもらいます。
・
基本的なゲームプレイのガイドが行える・
模範的なプレイマナーの実践・ビギナーチャンネルでの受け答えと同チャンネルへのビギナーの招待
※プレイ内容によっては通報対象となる場合があります。情報源2:HowToメンターとして活動してみよう
(前略)
メンターは初心者(ビギナー)をはじめ、
他の冒険者のお手本となる存在です。
困っていることや、
わからないことがある他の冒険者を
ぜひフォローしてあげてください。……以上が、ゲーム中で確認できるメンターの定義です。
まとめると、他の冒険者の手本となり、また、他の冒険者を手助けする存在が「メンター」であり、特に戦闘分野を得意とする「バトルメンター」が、人手の足りないコンテンツに割り振られるのが「コンテンツルーレット:メンター」となります。
メンターは条件を満たした上で、希望したプレイヤーのみがなれるため、それ以外のプレイヤーにとってはありがたい存在となる……はずなのですが、手放しに歓迎されているとは言い難いのが現状であり、そんな悪い印象を助長している要因の一つが、「コンテンツルーレット:メンター」です。
②「コンテンツルーレット:メンター」の問題点前述の定義にも記載されている通り、バトルメンターが「コンテンツルーレット:メンター」を、規定回数コンプリートすると、アチーブメント報酬が得られる、特別なアチーブメントが獲得できます。
そのため、アチーブメント報酬を目当てにメンターとなり、「コンテンツルーレット:メンター」をコンプリートし続けている人も少なくないようです。
ただ、それだけなら問題はなく、では何が問題なのかと言えば、「コンテンツルーレット:メンター」を利用できるのはバトルメンターだけなので、「他の冒険者の手本となり、また、他の冒険者を手助けする」ことに同意している……はずなのですが、それに反する行為をしている人が見受けられるため、メンター自体のイメージが悪くなっているというのが、問題なのです。
もちろん、「コンテンツルーレット:メンター」を利用している全てのメンターが問題児という訳ではありませんが、「コンテンツルーレット:メンター」を利用しているメンターの頭上には、必ずメンターの証である王冠が表示されているため、メンターにあるまじき行為をしているプレイヤーは、非常に目立ってしまいますし、非難(あるいは通報)されても仕方がありません。
「メンタールーレット:メンター」から報酬をなくすことで、状況が改善する可能性もありますが、問題を起こすプレイヤーには明確に欠如しているものがあり、だからこそ、それを補うことで改善する余地もまだ残されているのではないかとも思います。
問題を起こすメンターに欠如しているもの、それは「倫理」です。
③メンターに必要なものあなたがフィールドを移動していると、戦闘不能になっている冒険者がいました。
辺りを見渡しても、その冒険者の近くにはあなたしかいません。
あなたならどうしますか?
①すぐにレイズやフェニックスの尾で蘇生する
②レイズやフェニックの尾を持っているフレンドを呼ぶ
③一人ではどうしたら良いのか分からないので、冒険者がホームポイントに戻るまで見守る
④面倒なので、見なかったことにしてテレポする
あなたが選んだ番号はどれでしょうか。
①や②を選んだ方も多いことと思いますが、実際にこのような場面に出会った場合には、つい④を選んでしまう方もいることと思います。
しかし、その場合であっても、その冒険者のことが気になり、少なからず後ろめたさを感じてしまうのではないでしょうか。
戦闘不能になった冒険者を見かけたら、蘇生しなければならないという決まりはありません。
それなのに、なぜ私たちは、見知らぬ人が戦闘不能になっていたら蘇生してあげたいと思ったり、無視した場合に後ろめたさを感じたりするのでしょうか。
それは、私たちが「蘇生して貰えるとありがたい」という考えを日頃から持っており、それに基づき「戦闘不能者を蘇生すること」は”善いこと”、”正しいこと”であると判断しているからです。
このように、私たちがエオルゼアで何らかの行為をするときに、「これは善いことか、正しいことか」と判断する際の根拠を「倫理」と言います。(参考:日本看護協会ホームページ)
他の冒険者の手本となり、また、他の冒険者を手助けする存在とされているメンターに志願したにも関わらず、それに反する行為……望まぬコンテンツに割り当てられたら即退出、全滅したら即ギブアップ、質問する人がいても完全無視など……をしても、後ろめたさを感じないとしたら、何が”善いこと”で、”正しいこと”かという判断ができない、倫理が欠如しているとしか言いようがありません。
たかがゲームで「倫理」とは大袈裟な……と思われるかもしれませんが、そうした「たかがゲーム」という侮り、甘えこそが倫理の欠如に繋がっている可能性は高く、それ故に、ゲームと言えども、他人を思いやる心が大切であると考え直してくれれば、即座に解決する問題であるとも思います。
考えること……それは、FF14のキーワードでもあります。
④エシカルなメンターを目指して聞いて……感じて……考えて……それは、プレイヤーに投げかけられる最初の言葉です。
これはいずれ物語の根幹に関わってくるのか、こないのか……それはともかく、考えるということは非常に大切なことだと思いますが、近年では、すっかりなおざりになっているとも感じています。
たとえば今、「コンテンツルーレット:レベリング」でダンジョンに突入したとします。
定型文の挨拶で始まり、黙々と道中の敵を倒しながら進行、全滅しても無言でリスタート。
それでもダメならギブアップ、進めるなら最後まで戦い、ボスを倒したらMIPを入れる間もなく退出。
ログには定型文の挨拶だけが残される……これは、そう珍しい光景ではないと思われます。
見ようによっては洗練され、かつ効率の良い攻略ですが、それだけに、考える余地がありません。
ここで突然ですが、
「エシカル」という言葉をご存じでしょうか?
直訳すると「倫理的」という意味ですが、一般社団法人エシカル協会のホームページには、
「エいきょうをシっかりとカんがえル」という標語が掲げられています。
要は自身の行動が世界にどのような影響を与えるかを考えるということですが、存外、これが出来ていない人が多いのではないかと感じている次第です。
FF14はMMORPGでありながら、ソロ……1人で遊べるようにとの配慮が随所になされています。
前述のように、ほぼ言葉を交わさずともダンジョンがクリアできるということは、それだけパーティプレイの敷居が下がっているということであり、それだけに、自分の行動が他人に影響を与えるという意識が希薄になっているのではないかとも思います。(ダンジョンでの出会いは一期一会ですからね……!)
それでも、冒険者小隊やフェイスを利用していない限り、たとえ綿密なコミュニケーションが必要でないにしろ、一緒にコンテンツへ挑むのは生身の人間であることに違いはありませんから、他人に与える影響をしっかりと考えることを放棄してしまってはならないと思います。
もちろん、影響には悪い影響もあれは良い影響もあります。
本来、メンターとは他者に良い影響を与える存在ですから、「コンテンツルーレット:メンター」を使用する際、自分が先陣を切って仲間を導くという気概があれば、「きた! メンターきた!」「バトルメンターきた!」「これで勝つる!」……となる未来もあり得ない話ではないと思いますし、そうした活動の先にこそ、特別なアチーブメントとアチーブメント報酬は相応しいのではないかと思います!
最後におまけとして、日々「コンテンツルーレット:メンター」を使用している私が、実際、どんなコンテンツとマッチングするのかという傾向について、簡単にまとめてみました。
「コンテンツルーレット:メンター」に興味がある方の参考になれば幸いです!
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