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Kako Jun

Anima [Mana]

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歩み221. 出荷された……どうしよう、出荷されちゃったよう……

公開
暁月ラスボスのネタバレを含みます


10デスくらいした

いま、アラエルの精神攻撃を食らったアスカ状態です


歩み219. 1滅パーティの緊張感が楽しかった
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/39124727/blog/5120006/


「上手くなったのは極バルに対してだけで
まだ行ってない高難度コンテンツでは
自分自身が、キャリーされる側なまま変化してない」

って書いたけど、その予想は当たってた

FF14は……本当に……、ボスが違えば練習成果もリセットされる……!


出荷されて、呆然自失のまま
イベントシーンから戻った私を、3人くらいが残って迎えてくれたし

クリアおめでとう
って囲まれたし

雰囲気はすごく良かった


パーティ募集で見つけて、参加したパーティで
タグは「練習」だけだった

クリ目って指定もなくて

いっしょに練習しましょう
初見も歓迎ってあったから、気軽に参加できた

実際は、初見は私しかいなかったぁああーーー


1回目は後半で全滅して、2回目でクリアしたのだけど
(練習とはいったい……うごごご)

1回目の全滅後

レディチェック中に、今がチャンスと思って
そのパーティでの挨拶以外での初のチャットとして

全滅した時ここをミスりました
って、私が自己申告した


どんまいって何人も返してくれた

私もミスしました
って書く人もいた

1回目の全滅は、後半の
×型でなく、十字形の散開の時に

自分の行くべき場所を間違えた人が
私を含めて、3人くらいいたことで起きた


気まずいなぁ、と密かに思ってたのならば
ギクシャクする前に

私が謝って良かったなぁーと思った

精神的に成長してる、ということかしら


ちなみに、その後
再びパーティ募集を見てみると

まったく同じ文面で、また募集されてて
すでに6人埋まってて

埋まってないロールも、私のときと同じだった

ひょっとして、練習に来るプレイヤーを待ってる
クリア請負人の集団……!?


結果的に、良いパーティに入れたわけだけど

戦闘開始時は、イレギュラーの連続だった


終極について、これ以上ないくらい
具体的な画像付きで、全ギミックを説明してるサイトを見つけたので

それを2周読んで、次は動画を見よう
としてた時に、ちょうど「練習」と書かれた、このパーティ募集を見つけた


暁月の極って、1ヶ月くらい前は
まだ練習パーティがあったのだけど

いまでは3つとも、ほぼ周回パーティの募集ばかりだし
しかも、後半からとかの指定もない、初見もOKって書かれてるのは珍しい

しかも、残りD3とD4

めったにないチャンスなのでは……!?


動画を見ることにこだわって、このチャンスを逃すか……

動画は見てないけど、優れた静止画で予習した
という状態で、通用するか1度試すか……

経験上、こういう募集は10秒くらいしか猶予がないので
すぐ決めて、応募した


初見のムービーをスキップして戻る、その3秒間くらいで
マクロは貼り終わってた

D4……って打ってる間に
D3、D4が埋まってしまった

D2になるしかないけど
D2の位置は、そこでマクロで急いで覚えた


レディチェックも始まってて、私は無意識にそれも押したのか

1回目でだけはレディチェックがなかったのか
マクロを読んでるうちに、もう戦闘が始まっちゃって

初見って自己申告する時間もなかった


これまで1000回以上参加してるだろう
知らない人たちとの戦闘の中でも

心の準備としては、かなりワーストに近いスタートで

ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ……!

って焦りながら、予習では分からない
FF14ラスボスの緊張感と、空気の中に立った


そして、10秒後には
やっぱり動画で見ておけばよかった……
と後悔した

理由は、自分にも予想外なもので……


# 音楽に聴き入ってしまい、集中力をそがれる!

最近行ってたのは、極バルをはじめとして
すでに戦闘曲を知ってるボスばかりだった

終極の戦闘曲は、終焉で1回聴いただけだった

なので、耳が無意識に
その曲を覚えようとして、目への集中力が20%くらいカットされちゃう


あれ? このフレーズって暁月からのだっけ?
ラスボス曲だから、今までのモチーフのメドレーになってるのかな……

ああ! このフレーズはどこで鳴ってたんだっけ……?

みたいに、いろいろ考えちゃう


例えば、米津玄師が好きな人は
米津玄師の未発表新曲が、急に戦闘中に流れはじめた状況を想像してみて……

聴かなきゃ! でも戦わなきゃ!
って、ワケの分からない混乱が起きるでしょう

動画であらかじめて聴いて、慣れとくべきだった……


# ラスボスなので、極ハと連続してない特別な難度設定なのでは、という雑念がよぎってしまう!

FF14の最後のボスだけあって

形状のデザインも、技名も、オーラがすごい

私は、クラピカに「別にお前でも」って言われて
「胆でオレが圧倒されるなど……」って、汗ダラダラになってたマフィア状態


生理的な怖さがある

予習を思い出してパフォーマンスを発揮する
というシンプルさに行く前に

初見での恐怖を克服する、勇気が必要

という前段階があることが、予想外だった


# タゲが勝手に外れる!

ボスが北固定な煉獄3層で、勝手にタゲが外れたことはなかった

でも、終極では
どの敵もターゲットしてないって状態に、なぜか繰り返しなってたように感じた

バハムートのリキャストのタイミングで
あれ? 撃てない!
って焦って

慌てて、「タンクのターゲットをターゲットする」マクロで
ターゲットし直してた


終極はザコフェーズがないから、ずっとボスを攻撃してれば良いのだと思ってたけど
北にボスがいなくなってる期間があったのかな……?

この期間は攻撃できます/できません
を、わざわざ予習サイトでは解説しないから

本番では念のため、いつでも攻撃を試す必要があって
その時に、こうやってタゲが外れてると

さらにノイズになっちゃって、結局いつ攻撃できるボスなのかを把握できなかった


ややこしいギミック処理中は、カメラを上空から地面を写す視点にしてるけど

それでも、画面中央にいるボスならば
味方によるダメージのポップアップで分かるのだけど

北固定のボスは、ダメージが見えない……


# 北を見失う!

ボスの口と目を、定期的にチェックするやつ

3連続のギミックの2個目と3個目の間とかに
北を見て、ボスの顔をチェックするって分かってたのに

北!と思った場所が南……


今までのフィールドマーカーは
円形に並べたものが多くて

八筒みたいな、縦2列のマーカーは
私にとって初めてで

南北までは一瞬でしぼれるメリットがあるけど
そこからの2択で迷う


赤いAのある場所が北!
って分かっても、光とか、ほかのマーカーとか、角度とかで
そのAが見えない……

ボスがずっと北に表示され続けてるのか、把握できなかったけど
もしそうなら、ボスを目印にできて、意外と簡単なのかな……?


# 星がぶつかるとき、まぶしぎて直視できない!

動きの遅いほうの星を、すぐに発見できない!

星を見つけた!
って思っても、まだ慣れてないので
いや、これは動きの速いほうって一瞬で判断できない

遅いほうも、これくらいの速さはあるのかな……?
って雑念がよぎっちゃう


そして、衝突

思ってたより、かなり眩しく
放射状のハレーションが目に痛い

洞窟での3D酔い防止に、ガンマをめっちゃ上げてて
白めの画面になってるのだけど

このバトルは、なんか光るものが多くて眩しいッ


# 青い星のふっとばし方向の、微調整がむずかしい!

青2回の後の赤が難しい、とは予習してたけど
確かにキツイ

今のところ成功率50%

何が難しいって、2回目の青に向かいながら
赤どこ!? 赤どこ!?
って探す時間が、1秒もなかった

慣れれば、3秒くらいは観察できるのかな?


この時に、赤は2つとも出てたのだろうけど

どっちの赤が先に爆発するかの判断は
地面の円マークの回転速度から見るのであって

星そのものを見るのではないはず……


でも
じゃあ、場外の赤の星2つは、どんな速度で動いてるの?

にも興味あって

予習サイトでわざわざ説明してなかったから、見ときたくて
さらに忙しかった


この時点では、もう残りの青はないのだから
回転の速い円があれば、赤に決まり

それさえ見つければ
後は、いま吹っ飛ぶ青からそちらに向かわない方向へ……

しかも、赤爆発の範囲はでっかいから
かなり外れた方向へ……

って狙ったら、外れすぎて場外に落ちた


初見の1回目で、よくここまでやったよ……
って、自分的には頑張ったほうなのだけど

落ちたのは1人だけだったので、複雑な気分

なんていうか
それほどに難しいギミックなら、デスしてもしょうがない
と納得したいのに

難しくてもデスしないのが当たり前、って観測しちゃうと
やっぱりデスしたくない……なんでこんな難しいんだよ……クソ……
って焦る


# 中央に出る顔を、顔と認識できない!

予習では、中央に小さな顔が出る
って書かれてたけど

今まであの鳥の顔って、正面からしか見たことなかったから……

後ろ姿に気づけなかった


えっ、この黒くて長い髪が
顔の後ろ側なの!

って気づくまで、数秒かかった

まぁ、安全地帯だから助かったのだけど……


# 90°ずつ時計回りに移動する安置の、アニメーションが静止画ではわからない!

脳トレギミック1回目

輪っか状の安全地帯を、90°ずつ移動してくやつ


静止画からでは

ゾディアークのように、なめらかに回転するのか
(つまり、輪っかに入り続けながら、移動する感覚なのか)

1回ずつAoEが消えては、回転済みの位置に再表示されるのか
(つまり、90°先に次の安置が現れる前提で、移動開始しておく感覚なのか)

が分からなかった

正解は、後者だった


# ほかのプレイヤーへのピクミンの難度は、予習できない!

5デスしたあたりで、もうピクミンに切り替えるぜ!
って割り切ろうとしたのだけど

終極はピクミンも難しい!


歩み220. 仲間キャラの描画が、自キャラより0.5秒遅れてる
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/39124727/blog/5121565/

で書いたように、画面上の仲間キャラは
0.5秒前の姿なので

発動までが短いギミックでは
仲間を追いかけ始めたあたりで、もうAoEや吹き飛ばしが発動しちゃう


発動までが長いギミックもある

1~3回巻き戻す、脳トレギミック1回目は
安置が全員共通で、仲間を見てからでも間に合う

ただ、まぶしい輪っか3個の中に
仲間7人がパァァアアっと、ほとんど隠れてて

名前部分のフォントすら、光に隠されちゃうので
そこにいるって気づきにくいから


実質、ほとんどのギミックで
ピクミンは不可だった


# ボスから飛んでくる輪っか4つの、アニメーションが静止画ではわからない!

ピクミン可能な、数少ないギミックがこれ

外周に散らばった計6個の顔に向かって
計4個の白い輪っかが、フニョフニョ飛び

飛び先でなかった、2つが安置になるやつ


「飛ぶ」という言葉からは
あんなモサモサしたアニメーションは、想像してなかった

あっちに向かって飛んでそう
こっちには飛んでこなさそう

って見えたし

練習パーティだし、ピクミンは最少を目指したいので

ここだ!
って思った場所に移動したけど、アウトだった


飛び終わりらへんは、よく見てなかった……

途中で進路が曲がってる……?

そもそも、1回目に北のボス本体から飛んでくる4つは
私の画面では見えなかった……

白い円が、白っぽい背景で消えないように
カメラ位置を変えとくコツがあるのかな……


# 静止画での予習はゆっくり読めるので、逆に実戦での体感速度が上がってしまう

静止画での予習でイメージするより
実際の速度は、2倍以上速かった

極バルより難しい、と感じたけど
極バルの1回目にフレンドと行った時だって

初見は、異常に難しく感じたから

やっぱり極バルのほうが難しいのかもしれない


極バルとぜんぜん違うのは

カメラを回しまくる必要がある点と
まぶしい点

まぶしさは、ポリゴンに対してピカチュウが使った伝説の技くらい
部屋の壁が点滅するレベル


カメラは、場外の星を探して回転させる時

マウスなら問題ないのだろうけど
パッドでは、デフォルトの回転速度がかなり遅いので

あらかじめ回転速度を最大までカスタマイズしてないプレイヤーは
その設定に気づくまで進めないのでは……

って感じるくらい、星を見つけるまでに許される猶予の時間が短い


# 見るべき予兆と、ただのハデな演出の違いが、初見では区別つかない

予兆が来ることも、予兆の名前も知ってるのに

いま画面に映ってる、見てるエフェクトこそが
その「見るべき予兆」なのか

イエスか、ノーか!
100%の自信を持って断言できない

たぶん、これだよね……予想と違うけど……
って感じ


それくらい、ただの演出による
当たり判定のない、予兆でもなんでもない

ただの光のしゅわわーとか、画面を賑やかにするだけのノイズが
この戦闘には多い

極バルもそうだったので、最初
異常に複雑で、逃げ場のない戦闘ステージかのように錯覚した

これはFFの文化だし、すぐ慣れると思う


こういうノイズが困るのは
光るものって、本能的に見てしまうし

ノイズかを判断するためにも、初見では見ないワケにはいかない

終極は、ギミックの発見、判断に許される時間が短めで
プレイヤーの視線の動きを、かなり最適化しないと、毎回数秒ずつ損して

常にギリギリさけてる感じになっちゃう


まず育てるのは
視線の動きだな……!って思った

以前知った実験として
タクシードライバーをアイトラッキングした結果
標識へのエイムが一瞬で

ペーパードライバーの視線は
見る必要の薄いものばかりに、チラチラ移動して
大事な標識を見逃してる、という結果だった


情報の入力にミスってる、というのは
操作や判断にミスる以前の問題

見てないもの
見るのが遅れたもの
には対応できないもの


1回目だって
見るのが間に合ったものには、ほとんど対応できた

だから、たぶん

いつ何を見ておくべきか
に慣れれば、一気に成長しそうな気はする


# 結局、行って良かったのか、悪かったのか

動画での説明を見ないまま行ったので

読み方が、「しゅうごく」でなく
「しゅうきょく」なことすら知らなかった


出荷される屈辱を、初めて知った

でも、出荷してくれたプレイヤーたちへの感謝の気持ちはあるし
もし彼らがここまで上手でなく

私の10デスで、クリアできないまま解散してたら
もっともっとヤバかったので

ゲームでも空気でも、彼らに救われてたわけで


慣れてる度が、私だけ違いすぎて
みじめすぎて……

でも、もし私以外にも初見がいたら……

という思考のループを味わってる


極バルは、連帯責任の連続なので
出荷されにくい作りだけど

終極は、1人がずっとデスしてようと
7人でクリアできてしまうコンテンツなので

クリアのアチーブメントと
実際の実力との
最大の落差を味わえる……


では、直感に従って、パーティ募集に応募したのは
誤りだったのか……?

やっぱり安全策を選ぶべきだったか……?


進撃の巨人で、リヴァイ兵長も言ってたけど

私も、こういう2択の
どっちが正解なのか分からないし

終わった後でも、結局わからないことが多い


リヴァイ兵長は、だからせいぜい後悔のないほうを選べ
という処世術だったけど

私は、後悔の度合いを観点にするのでなく

自分の選んだほうを
後付けででも、むりやり正解だったことにする


失敗したー、と思っても

これはこれで、このやり方では失敗するという情報を持ち帰るために
必要だったのだ……

と、後付けして納得するわけです


『ピューと吹く! ジャガー』に出てくるジョン太夫の開運法とか

世のすべてが自分に気づきと成長を与えてくれるお仕組みなのです的な
洗脳された、ポジティブシンキングおばけでないので


1人だけデスしまくった、屈辱の光景を思い出して
うわあああって、恥ずかしくなリ続けること自体はふせげず

それでも、「弱いままでいると思うなよ……」
という言葉をひねりだす


つまり、いまは臥薪嘗胆の気持ち……!

メーティオンの肝、にがい……
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