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Ayaka Wavesurf

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【RP二次創作記事】郷愁の勇者 厳しい世界 エピソード4

公開
【RP二次創作記事】郷愁の勇者 ベスパーベイ エピソード3
からの続き


このエオルゼアはなにかと厳しい世界だ。ささやかな幸せを得るために人々はその対価を遥かに凌ぐ危険と向き合わされることもしばしばある。
ここベスパーベイも華やかで活気がある一面とそれらが作る影が共存している。
  
 
武装している傭兵だろうか?町のいたるところでよく出くわす。戦争の準備なのかよくわからないが、

タラハシーが言っていた帝国と関係があるのだろうか。
でも今の私にはメリルダ姉弟とモモロト達とのささやかな幸せだけがあればいい。
もう戦争は沢山だ。


「いい指輪だなぁ。ちょっと見せてくれないか?」INNで料金を支払おうとしていたら商人の男から声をかけられた。貰いものなんですよと軽く受け流し去ろうとしたら、待ってくれと腕を掴まれた。
男は私の手を取り指輪をまじまじと観察している。INNの主人が制止しようと間に入った。
「おい!うちの客に言いがかりをつける気か⁉」と言ってくれたのだが、
商人の男は両手を振って否定しながら「違うよ。これはもしやモモロトの作品じゃないか?って思ったんだよ。あの伝説の彫金師モモロトの。。。」
聞き覚えのある名前を言われ私は動揺した。
「まさか!そんなはずは。。。あの彫金師は別の女を作って消えたって聞いたぞ?」すると商人の男は
「そんないい加減な男ではない!奴の作る装備は幾人もの冒険者の命を救ってきた!この装飾は冒険者ギルドマスターのモモディさんに贈られた髪飾りにも使われているんだ。わたしはウルダハで長年アクセサリーを扱っている。模造品とオリジナルの区別くらいはできる。たのむぅよく見せてくれないか?」
彼の熱意に負け手渡すと、拡大鏡を装着して商人の男は指輪を観察している。そして、興奮しながらまくし立ててきた。
「ど・どこで手に入れたんだ⁉これはオリジナルだ!隠し印と製造番号まで・・・やっと見つけたぞ!!」
借りものなのでよくわからないと答えると商人の男は
「製造番号からして作られたのは行方不明になった後だ!金なら払うから、居場所を・・・」
お金が絡むとろくなことが無いわぁ。母がよく言っていた。
今回は母が正しいだろう。
「落ち着け!恐がっているじゃないか!」とINNの主人がなだめて居る隙に指輪を受け取りペコリと頭を下げ退散することにした。
小走りにチョコボポーターへ歩を進める。夜の涼しさとさざ波の音、気持ちの良い風が吹いていた。
モモロトさんの過去かぁ~どうも恋愛絡みみたいなのでちょっと好奇心が沸いたが本人が話してくれるまで、今回の話は内緒にしようと思った。

「へ・へんな意味じゃないからな!これは魔物と戦闘になったときほんの少し身体能力を底上げしてくれる魔法が付与されてある。ビギナーリングって言うんだ。お守り代わりに装備しておけよ。」

「奴の作る装備は幾人もの冒険者の命を救ってきた!」

そうだったんだ。。。タラハシーの助成があったとは言え魔物と堂々と向き合えたのはこれを着けていたからかと納得がいった。


チョコボポーターがこんなに快適であるとは思わなかった。トリ目とよく聞くがこの子は夜の暗闇を颯爽と駆けていく。魔物と戦いながら歩いて約1日以上かかった行程はこの子の足なら一時間強でクレセントコーヴの入り口が見える程度の距離だった。
しかも早い、安い、安全これはこれからもお世話になるだろうとおもわれた。
チョコボは私を降ろすと両羽根をバタつかせ「くぇ~」と挨拶までしてくれた。踵を返し再び夜の闇を颯爽と帰っていく。一羽でもいいので友達になりたいと心から思う。自動車位の値段がするんだろうか。。。高嶺の花を見上げる気持ちだ。


すっかり夜も更けていたが、メリルダ姉弟の小屋に明かりが灯っていた。起きているならそっと入る必要はないかと、ノックせずに玄関を開けた。
「ただいま~お土産買っ・・・!」バシ!唐突に槍の柄で右頬を殴られた。荷物を落として倒れこんだ。そして、目の前に激しく暴行を受けたのであろうモモロトが倒れていた。
意識は有るが呼吸の仕方から肋骨の骨折、腕の様子から上腕の骨折、顔もかなりの打撃を受け腫れあがっている、足の状態は確認できないが重篤な問題は無さそう、しかし、外傷性の肺気胸が疑われる。。。
くるくると気持ちがビルマの戦場に戻っていく。
早くモモロトの手当てを開始しないと・・・呼吸困難に陥ったら・・・?臓器に損傷があったら看護員に出来ることは少ない。メリルダ姉弟は・・・?まだ暴行を受ける前・・・?小屋の隅で抱き合って震えている。


敵は3名いた。斧術士、槍術士、双剣士。キャリッジに乗っていた連中だ。既に釈放されていた。
「おやおや、お早いお着きだねぇ~。」と双剣を携えたミコッテ族の女が笑みを浮かべて言ってきた。
「あんまし顔を殴ると売りもんが傷もんになっちまうぜぇ」斧術士のルガディン男が顔を近づけてきた。
「いきなり入って来るからよぉノック位しろよぉ」槍術士のエレゼン男がにやにやしていた。

「やめろ・・・!その娘は関係・・・ない!」モモロトが息も絶え絶えに私を庇った。
「嘘をついてくれたねぇ~おチビちゃん。ベスなんて女は知らないってぇ?こいつがベスじゃなかったら誰だって言うんだい!」ミコッテ女はモモロトを蹴り上げた。
ぐぁ!モモロトは壁に叩きつけられ血を吐いた。
「よくも俺たちに恥をかかせてくれたじゃねぇか。だが残念だったなぁw銅刃団は買収されてんだよ。訴えたところでそのガキ共のお袋みてぇにカニの餌になるだけだってことよwww」斧術士の男は笑った。

「お・お母さんは?」メリルダはショックを隠せない状態で叫んだ。

「お前らのオヤジもおふくろも魔物の餌にしてやったよw正義感ぶってからそおいうことになるんだよ。貧乏人のくせにな!w」エレゼン男はからかうように吐き捨てた。
メリルダは俯いてお父さんまで・・・と小声でつぶやいている。
「まぁこれからはこのベスさんとそっちの嬢ちゃんにはしっかり働いてもらうからよwww」

斧術士の大男は一瞬私から目を逸らしメリルダを見てこちらに向き直った。
口臭が分かるほど顔が近かった。私は作業用の小さいナイフを抜いて、大男がこちらを向いた瞬間、
横真一文字に両目を切り付けた。
ぎゃーー!両目を抑えてもがく大男。仰向けになったところで口の中にナイフを滑り込ませた。
ガクンと痙攣した後、立派な鎧を着た斧術士は沈黙した。

槍術士のエレゼン男は目の前で起こった光景が信じられないのか固まっていたが、我に返り構え直そうとした。しかし、焦っているのか槍の柄が戸棚や食器棚に当たりうまく体制を取れない。
そのように位置取りして私がそう仕向けているのだ。間合いを変えるとエレゼン男は案の定、左足を前に突き出し軸足にして、槍の穂先をこちらに突き出してきた。
「てめぇよくも! トゥルースラスト!」
私はショートウィザードソードを抜いて、一気に姿勢を低く構えエレゼン男の左足首を狙いバックハンドから振り抜いた。

槍の穂先は私の頭上をかすめて行った。
ドン!エレゼン男の左足首は主から離れ壁に当たって床に落ちた。
ギャー!また男の悲鳴が上がる。私はその男を見下ろしていた。返り血をあびうつろな目で。

四肢を失って正常でいられる者はごくわずかであることを大東亜戦争の戦場で知っていた。エレゼン男の先ほどまであった殺気は消え失せていた。逆に許しを請うような目でこちらを見ている。
ミコッテ女は笑う。
「やるじゃないか!この女狐!とんだサイコ野郎だったんだね!騙されたよぉ!」
更に残忍な顔つきで笑い。
「でぇもぉ・・・お友達がどうなってもいいのかなぁwwww?」

私はミコッテ女を無視してエレゼン男の口の中に剣を突き立てとどめを刺した。
「ちょっと?聞いてる?ホントにやっちゃ・・・」「さっさとやれば?私は痛くもかゆくもない。」
エレゼン男の顔を足で踏みつけ剣を引き抜き、被せて言った。
更に「さぁ早く、私に背を向けてよ。その二人をころすんでしょ?後ろにいるよ?それとも恐くなっちゃった?サイコ女から目を離すのが・・・?」タラハシーの影響を受けたのかスラスラ出てきた。
躊躇なく歩み寄ると狙い通り、ヘイトがこちらに向いた。薬物中毒者でもない限り、人質を攻撃してから襲撃者に対処するなどという愚行は自分の活路を捨てるようなものだ。しかも相手は躊躇なくとどめを刺しに来る得体のしれない狂人。人質に意味があるのかもわからない、相手にとって最適な間合いもわからない. 万一先手を取られたら、転がっている二人と同じ運命。
ミコッテ女は当然自分にとっての最適な間合いで戦端を開こうと動くことになる。

私は不思議な感覚の中にいた武術の心得など一切ないのに負ける気がしない、エレゼン男の攻撃時もそうであったが、動きが予測できる。

双剣を構え向かってくるミコッテ女。。。強そうに見えるが隙だらけだった。
剣を切り結ぶつもりはない右方にかわしつつ一点を狙い剣を振った。
手応えは浅いが命を奪うには十分な手傷を負わせた。

「頸動脈」やはりヒューランと体のつくりは一緒なのか凄まじい鮮血が天井に届いていた。
ミコッテ女は双剣を落とし両手で首を抑えている。生命力は高いのか敗北を悟り玄関から這って出ようとしていた。
「ダブルタップ」こんなときにあのアホタラハシーの助言が思い出されていた。
血まみれの剣をミコッテ女に向けるとやはり助けを請う表情になっている。盗賊であり数々の謀略に加担し、旅人に対する強盗殺人犯一味はここで終わる。
その時、オリヴァーが包丁を手にミコッテ女に襲い掛かる。

「とおちゃんとかあちゃんの仇だぁ!盗賊めぇ!」

ミコッテ女の絶命を確認してオリヴァーを抱きしめた。これだけの騒ぎは流石に無関心な住民も気になったのだろう人垣が出来ていた。空は白み始めていた。


「あの女を捕まえてくれ!殺人犯だ!」村長の声がする。銅刃団数名と少し違ういでたちの男女が続いてやってきた。不滅隊というらしい。
早朝からまた茶番か。。。そう思ったがここに至ってメリルダ姉弟の両親殺害に関わった者は一人残らず許すつもりはない。たとえそれが警察組織でもだ。
私は剣を握り直し村長に向け
「あなたを告発する。抵抗するなら容赦はしない。」
そして村人にもけん制しておいた。
「盗賊を手引きしていた者も等しくです。」
なにをばかな!村長は余裕しゃくしゃくだ。
「銅刃団!あなた方は盗品の密輸に加担し利益を得ていましたね。盗賊団を使い口封じの暗殺、強盗殺人事件をもみ消していましたね。そして、村長!あなたはその一味です。」
前半はタラハシーから聞いていた銅刃団の汚職だ。どこにそんな証拠が?村長は銅刃団と不滅隊に訴えるように叫ぶ。

「自分で自白したじゃないですか?ベスパーベイで私に。メリルダ姉弟の両親は行方不明となっていました。しかし、あなたは殺されていると言ってましたね。実行犯とそれを手引きした者でなければ知りえないことです。」
嘘だ!あの女の出任せだ!村長が叫ぶと村人もそれに続いて騒ぎ出した。
数人だが煽っている住人がいる。
「その女を捕縛しろ!」銅刃団の隊長らしき人物が命じると拍手が起こった。

「あぁ不滅隊の方々、応援は不要でしたなwお帰り頂いて結構ですよ。誰が余計なことをあなた方に吹き込んだのか?」銅刃団の隊長は塵を払う仕草をした。

「ララフェルの男とヒューラン族の子供の死体は何処にあるのだ?そこに転がっているのは盗賊団の暗殺者ではないか?村長?」不滅隊の分隊長は部下に目配せをした。

メリルダ達だけでも庇おうと剣を構えた。人数が多い。。。タラハシーがいてくれれば。。。そう思はずにはいられなかったが、次の瞬間、銅刃団はあっという間に制圧されてしまった。
どおいうわけか不滅隊が私に加勢したのだった。
逃げ惑う村人たち、その中の村長を含め数名が取り押さえられていた。
「全員捕縛完了です!」「ご苦労!」不滅隊の分隊長は村長と銅刃団の隊長に向き直り怒鳴る。
「ラウバーン局長をなめてもらっては困る。お前たちの悪事は既に調査済みだ!残りの盗賊団も別動隊により既に一人残らず殲滅した。極刑を覚悟しろ!」

私は急に力が抜けてへたり込んだ。罪人たちは装備をはぎ取られ裸同然でうつぶせに寝かせれている。
私はそれを呆然と見ていたが、はっと我に返る。
モモロトの応急処置をしないと。。。すぐに小屋へ戻ったが不滅隊の幻術士がすでに治療を開始してくれていた。骨折がもう治っている。その威力に驚愕した。この力が前世であればどれほどの傷病者を救えただろうか。
これほどの惨劇を引き起こしたのは事実であるので私も逮捕されるのだろうと思っていたが、不滅隊は上機嫌だった。

不滅隊員は手際よく死体をかたずけてくれて血液なども綺麗にしてくれた。メリルダ姉弟はここに住み続けると言っている逞しい・・・落ち込んではいたが、みんなの朝食を作り始めていた。戦場と同じなんだと改めて思う。
「もう一度聞くが、君一人で討伐したのか?」討伐?殺人ではなく?
はいと答えると、「では君は近々表彰されるだろう。」
意味が分からずぼーっとしていると、
「わからんのか?長年この一帯を恐怖に陥れていた犯罪集団の頭目とその幹部二人を討伐し、我々に一網打尽のチャンスをもたらしたんだぞ!正直、頭目と協力者はまた逃亡してしまうかもしれんと危惧していたんだがな。ナナモ様もきっとお喜びになる。」
モモロトはベットで半身を起こし拍手していた。
「やったなぁアヤカ!なんか奢ってくれよなぁ。。。いてて」
またバタンとベットに沈んだ。
さつま揚げとラノシアオレンジの寒天を試食してもらっていると不滅隊の応援部隊が到着し、罪人たちは今度こそ本当に連行されていった。
分隊長にこの料理は売れるのか聞いてみるとウルダハで商売をするなら、まずは冒険者登録をしてモモディ殿の助言を仰ぐといいだろうと言われた。
新規で商売を始めると大手からの嫌がらせがひどいので冒険者という身分を獲得し対等に商売が出来るように冒険者ギルドという組織の力を借りるとよい、
寒天の虜になっている副官の女性がそう言いながらギルドマスターモモディ宛の書簡を用意してくれた。

冒険者を目指すならウルダハに来い!歓迎するぞ!
不滅隊の分隊長は不敵に笑った。
クレセントコーヴは再び静かな閑村に戻っていた。
窓枠にかけた手にビギナーリングが光っていた。


つづく


ーーーーーー
以前のお話 クリックで見れます。

【RP二次創作記事】郷愁の勇者 前世の記憶 エピソード0
【RP二次創作記事】郷愁の勇者 クレセントコーヴでの出会い。 エピソード1
【RP二次創作記事】郷愁の勇者 冒険者との出会い エピソード2
【RP二次創作記事】郷愁の勇者 ベスパーベイ エピソード3


FCメンバーのHIROさんです。SSに協力してくれました。ありがとうございました。

めっちゃかわいいです(*'▽')

コメント(6)

Arus Glay

Belias [Meteor]

ベスが思いの外強い!
ここからエピソード0の最後の、冒険者になる為にウルダハへに繋がるんですね!

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

あるさん コメありがとうございます。
越える力とビギナーリングに修羅慣れ、序盤でもこれくらいないと蛮神とは戦えないかと。。。戦時中の女性という設定もその辺を考えました。

そうですね。ここからあのキャリッジにつなげていこうかと(*'▽')

Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

大作ですな!今回も一気読みさせていただきました!

こんかいで一気にヒカセン感が強くなってきましたね。そしてウルダハに近づいてきましたね(笑
それにしても戦いのシーンって思いの外長くなるんですよね。書いてて緊張しますし。。
それにちゃんと書けば書くほどエグくなるというか(笑 次も楽しみにしていますのでゆっくり書かれてくださいね

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

しろうさん
思いのほか長くなってしまいました。前回からの複線を回収したり、回収しきれないとこはまた書こうと思ったり、なるべく主人公視点で行こうと思うのですが、そうすると他のキャラの行動に疑問が出たりするので・・・ってこれだから二次創作ってハマるのかなと思いました。
戦闘シーンはまだスキルも使えないし、相手も弱いのでこれくらいで済みましたが、強敵となるとどれほどになるのか・・・楽しみでもありますが^^
ありがとうございました!

Joe Takakura

Belias [Meteor]

良かったー!正義は勝つ!

戦闘の臨場感が凄いですね。ハラハラして読みました。

まさかアヤカさんにこんなサイコな一面があったとは‥‥笑いましたw

今後の活躍が楽しみです。

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

Joeさん コメントありがとうございます。

サイコな一面は平和ボケの現代日本人にはキツイかなぁと思い、戦時中の医療班として出征した女子という設定したのですよ^^それと超える力みたいなチートでもないと序盤でも普通詰んじゃうかなぁと、強くなりすぎちゃうかもですが。。。なんかなろう系に傾いてきたような。。。
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