キャラクター

キャラクター

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

このキャラクターとの関係はありません。

フォロー申請

このキャラクターをフォローしますか?

  • 6

【RP二次創作記事】郷愁の勇者 「正道のフフルパ 前編」 エピソード9

公開
エピソード8からの続き

妖魔との死闘からしばらく平穏な日が続いたが、剣術士ギルドの団員が闇討ちに合う事件が頻発した。幸い怪我人は出たが討ち取られた剣術士は出ていなかった。アラクランが絡んでいることは間違いない。ミラ団長に休暇を取るように命じられた。私だけではなく、16歳未満と女性剣術士全員に言い渡された。特に別命あるまでギルドの出入りを禁じられた。

受付の子の話では複数で襲ってきた例があるので万一を考えた処置であるという事だった。お暇を出されたことはリリラ様との隠密冒険には好都合だがモヤモヤした。アルディスの誘いで聖アダマ・ランダマ教会の裏庭でシロウという剣術士の相手をしてほしいと赴いたことがあった。

アラクラン暗殺者が想定外の襲撃を仕掛けてきたが、シロウが仕留めた。「奴の戦いをどう思う?」アルディスに聞かれたので、感じたことを伝えた。私と同じ能力を持っているかもしれません。もしかして転生者?名前も日本人ぽい。本人は必死かもしれないが、格下を装い油断を誘い、的確に反撃、そして切り札を持っている。魔術を使う剣士。。。相手にしたら手強い。そう告げていると。。。シロウが怒鳴っていた。「おい!なにこそこそしてるんだ!埋葬を手伝え!それからなぁ!俺が死んだらどうする気だ!」ハイハイっとポーションを持って行った。

リリラ様と南ザナラーンへ冒険に出かけた。

むろんサンクレットとパパジャン殿も同行していた。リトルアラミゴで旅装を解いていると、サンクレットから不穏な情報を得た。
本当なのか?ミンフィリア。

リンクパールでの会話が聞こえた。アルディスが逮捕された。。。ナナモ陛下暗殺未遂容疑で?「なんじゃと?」リリラ様はキョトンとしている。パパジャン殿は怪訝な顔を見せ「その様な大事は聞き及んでいませんな?」私が何かできることはと言うとサンクレットは「剣術士ギルドが本腰を入れて調査を始めたらしい。無論、周囲には秘匿しているようだが、内々でラウバーン局長に報告があったようだ。下手に動かないほうがいいだろう。俺も心配だがな。」今はミラさんを頼るしかないと結論付けた。今回も茶番の匂いがする。そもそも剣士がなぜ毒なんかを用いて暗殺を企てるのか・・・。頭も筋肉のアルディスにそんな回りくどい事をする知恵はない。

リトルアラミゴはガレマール帝国に祖国を追われた難民たちの集落。グリダニアに逃れた者も多くいたが、ここの人たちは森の精霊に受け入れられずザナラーンに流れ着き、ウルダハへ身を寄せるが都市に馴染めず南ザナラーンに集落を作りひっそりと生活している者たちだった。

リリラ様はよそ者嫌いの住民に拒絶されつつも熱心に話に耳を傾けていた。私はその隣に居られることが誇らしかった。「最近、肉ばっかりだったからなぁ。たまにはこおいうのもいいだろ!」サンクレットがフェアリーアップルを買ってきた。前世でも見たことがあるリンゴだ。切り分けてウサギを作った。

リリラ様が「これを子供たちに見せてきていいかのぉ?」と数切れ持って行った。

「なんと!器用なことをなさいますなぁ」とパパジャン殿が感心していた。リリラ様の周りに子供たちが集まっていた。数日滞在した後、帰途につくことにした。

「動きがあったぞ!やはりアラクランの仕業だったようだ。剣術士ギルドが頭目のリーヴォルトを討ち果たしたそうだ。アルディスも無事だ。」誰からの情報なのかわからないが、サンクレットが教えてくれた。

キャンプ・ドライホーンの先であるハイブリッジで大規模な戦闘があったようだ。召喚魔獣まで使ったアラクランを討伐したとのことで、不意にシロウの姿が浮かんだ彼も戦闘に参加したのだろうか。。。


帰りのキャリッジ内「寒天とさつま揚げが食べたいのぅ・・・」シートに腰掛け両足をプラプラさせながら、リリラ様が呟いた。「ベスパーベイの居酒屋で扱ってもらえるようになったんですよ。」と私が言うと「なに!?それは一大事じゃ!わらわも食しておかねば!」ポンとシートから降りてパパジャン殿の前に立ち「じぃや!帰還は無しじゃ!ベスパーベイにゆくぞ!」パパジャン殿は慌てて「リリラお嬢様!それは~・・・」言いかけている間にテッテッテと操舵係に近づき、「よいか!礼は弾むぞ!これよりベスパーベイに向かうのじゃ!」と話をまとめてしまった。私は苦笑してサンクレットを見た。珍しく反対しない。怪訝な顔をすると、サンクレットはバツが悪そうに笑い。「はは。。。実は俺も寄っていきたいなぁ~って思っていたんだよ。。。野暮用ってやつで。。。」

ホライズンで一泊することになった。商店を散策していると見覚えのある銅刃団のララフェル男子がこちらを見ていた。

「フフルパ様、その節はお世話になりました。」日本式のお辞儀をすると「おぉアヤカさんではないですか!どこかで見たお人だと思ったであります!お仕事も見つかったのでありますね!よかったであります!」「この者は知り合いか?」リリラ様が聞くので財布の一件を話した。「ほぅ。着服しないとは。。。褒めて遣わすぞ!」とにっこり笑った。フフルパは何かを悟ったらしく小声で偉い人でありますか?と聞くので「はい!大変高貴なお方ですのでお見知りおきください。」といったら「自分はローズ連隊のフフルパであります!お困りのことが有ったら何なりとお申し付けくださいであります!」と気を付けの体制で緊張して言った。「うむ。苦しゅうないぞ。」とリリラ様のねぎらいを聞いているとフフルパの過去が見えた。

何人かの採掘師から苦情を受けている。カッパーベル銅山に魔物が大量発生している何とかしてほしいと、しかし、上司に報告するが聞く耳を持ってもらえないどころか。前連隊長のレオフリックを敬愛しているため、現連隊長バルドウィン一派の団員から酷いいじめを受けている。魔物の大量発生は採掘師たちが立ち入れないように不審な術士たちによって仕組まれている。そして、盗賊の類が夜陰に乗じて立ち入り不法な採取を行い鉱物を国外に密輸している。。。

「どうしたのじゃ?アヤカよ。大丈夫か?」リリラ様の声で我に返った。「お困りなことがあるのはフフルパ様ではありませんか?」と口にするとフフルパは驚きの仕草をして「なぜそれを!」と驚愕した。本人から詳しく聞いたら概ね過去視と一致した。密輸の件は知らないようだった。

「カッパーベルの魔物は強いのか?」リリラ様の言いたいことは分かった。

「お命じ下されば、叩き潰してまいります!」と言うとパパジャン殿も「最近、少々運動不足でしてな。じぃやも頑張りますぞ」不敵に笑った。サンクレットは野暮用とやらをかたずけに一足先に先行していたのでいなかったが、最悪、偵察くらいは出来るだろうとリリラ様はフフルパの願いを聞くことにした。

カッパーベル銅山に到着すると坑道に続く街道沿いにテントが幾つも設置されていた。作業が再開されるのを待っている採掘師たちのキャンプだった。その中の一団に見覚えのある顔がいた。過去視でフフルパに詰め寄っていた者たちだ。ドランケン・スタグと名乗ったこの男は半分諦めているようだった。

彼はフフルパと目が合うと「このままじゃ。新しい仕事を探すしかねぇな。ガッポリウハウハな鉱山でも見つかんねぇかなぁ。」と昼間からお酒を煽っていた。入り口に仁王立ちしていたララフェルの警備兵が声をかけてきた。

「ここの警備を放棄した銅刃団が今更何の用ですかな?ここは鉄灯団の管轄である!用件を聞こう!」フフルパは申し訳なさそうに「ベベマイ殿!上司に報告したのでありますが、人員を割いてもらえず申し訳ないであります。」警備兵のベベマイはこちらに目を向け、「冒険者に頼るとは銅刃団も地に落ちたものだ!」と吐き捨てた。
「ここはこの老骨に免じて、お怒りを鎮めてはもらえませんかな?」パパジャン殿は携帯用のホットポットから紅茶を注ぎ、ベベマイに手渡した。「この紅茶は気持ちを落ち着かせる効果があると聞きます。どうぞご賞味あれ。」ベベマイは紅茶を受け取ると一瞬、驚いた表情を見せた。
「こ・これは王宮用の茶葉ではないか?まさか・・・」一口飲んで顔を上げるとリリラ様は人差し指を立てて口元でシーの仕草をした。「ナ・ナナモさ・・・!」ベベマイは咄嗟に自分の口を抑えた。

鉄灯団はアマジナ鉱山社が設立した自警団でありロロリトの配下ではない。砂蠍衆の一人フィルガスをトップにおく採掘施設の防衛が主な任務だった。度々、王党派は富をもたらす採掘場を視察し食料などの差し入れをしていた。ベベマイが高級茶葉に詳しいのはその為だった。

坑道の入り口、作業用の広場に多数の魔物が徘徊している。ひと際目立つ存在。スェアーシロップと採掘師たちが呼ぶスライム状の魔物が中央に陣取っている。ベベマイの話ではあの魔物が現れてから他の魔物が集まりだし人を寄せ付けない場所になってしまったそうだ。銅刃団は早々に引き上げ鉄灯団のみが魔物に対応するようになった。この魔物は人的に持ち込まれたものだ。恐らく何者かが使役している。過去視でそれを見た。

「たった二人でスェアーシロップを討伐するですと⁉お辞めなさい!我々が束になっても敵わなかったのです。」ベベマイは慌てて止めに入った。「自分にも手伝わせて欲しいであります!」フフルパが名乗り出た。「では3人ですな。」とパパジャン殿はフフルパを歓迎した。ベベマイはヘルムを被り部下に命じた。「お前たちは残れ!俺が戻らなかったら、本部に補充を要請しろ!」鉄灯団の団員は動揺したが直に敬礼をした。

「刺激臭に注意を!広範囲で毒性の霧を放ってきます。他の魔物も呼応して襲ってくるので背後にも警戒してください!」ベベマイは覚悟を決めたようだった。リリラ様の激が飛んだ。「ウルダハの宝は民じゃ!その生活の基盤を取り戻せ!勇者たちよ!必ず勝つのじゃ!」4人で気合を入れた。「おー!!」採掘師たちもこの怒号に気づいて集まりだした。「なにが始まったんだ?」「おい!見ろ!フフルパの奴戦う気だぞ!」

私は先頭に立ちアイアンウィルを発動して叫んだ!「敵視を貰います!全力で攻撃してください!」4人は広場に突入した。





ここは荒野の王都ウルダハ、勇者たちが己のさだめを悟り乾いた砂にその軌跡を刻む場所。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最後まで読んでいただきありがとうございます。バックナンバーは↓を押しますと出てきます。


FCメンバー募集中。詳細は↓をクリック
Shyne Bonds
コメント(6)

Joe Takakura

Belias [Meteor]

リリラ様もとい、おゆうちゃんとの隠密冒険!
胸が躍ります。

ハイ!(-o-)/。自分もさつま揚げの為にベスパーベイに寄ります!晩酌します!

カッパーベル、無事に乗り切れるかな?どうか誰も床ぺろしませんようにwこのメンバーならきっと大丈夫!

次回も楽しみにしてまーす! 

Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

おっと、これは熱いですね!ダンジョンへついにはいっていきましたな。
FF14の醍醐味というか、花ですよね。リリラの活躍は話が明るくなっていいです。
ララフェルの良さがすごく光っています!

そして今回は、出演までさせていただいて感謝です!

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

Joeさん
王族の気まぐれというか、我がままからくる厄介事の巻き込まれをやってみました。
隠密冒険はシリーズ化できそうかな~なんて思っています。

ありがとうございます^^

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

しろうさん
リリラ様の漫遊記なんかも面白いかなぁなんて思っています。
ダンジョン突入はもう少し先ですかね。。。3国を行き来できるようにならないとですね。

今回はちょっとした事件に巻き込まれたって感じでw

ありがとうございます^^

Enjoy Cat

Valefor [Meteor]

お邪魔します(「・ω・)「 ガオー

゚+。:.゚おぉ(*゚O゚ *)ぉぉ゚.:。+゚

熱い展開!ダンジョン突入!✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。

要所要所のワードセンスが光りますね!

寒天とさつま揚げは美味しそうです(´,,•﹃•,,`)

それでは、楽しいFFライフを♪

εε=(((((ノ・ω・)ノ

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

エンジョイさん
コメントありがとうございます。
 
ダンジョン凸はまだ早いかなぁと(*´ω`)
ウルダハ編を卒業してからですかね。

エオルゼアでも出来そうな加工食品をいろいろ妄想しています^^
コメント投稿

コミュニティウォール

最新アクティビティ

表示する内容を絞り込むことができます。
※ランキング更新通知は全ワールド共通です。
※PvPチーム結成通知は全言語共通です。
※フリーカンパニー結成通知は全言語共通です。

表示種別
データセンター / ホームワールド
使用言語
表示件数