ちょっと暗めの話。
私のメンター代わりを務めていた方は、自分がストイックで優秀だということに自覚が薄く、とかく"正しいけれど優しくない"人でした。
言葉を尽くせば話が通じるときもあったのですが、むしろ通じるから困難が生じるといいますか……
何分優秀で経験豊富なことに自覚がないので、このくらいできるもののはずなのに何ができないのか、助け方がわからない、という態度をとられることもままありました。当人は善意と親切心なのですけれどね。
合う人には合っていたようですし、それで巣立っていった人も何十人もいたそうですから、自負もあったのでしょう。
私があんまりのんびりなので、ぎょっとしたのもあるのかもしれません。新拡張はRTAするもの、みたいな人でしたから。……言いすぎかな?
結局、向こうの事情により3.0に入った辺りでお別れとなりましたが、今でも教わった知識を使うたびに複雑な気持ちになります。
言ってたことは正しかったんだけどね。
得意なことを教える、というのは一見良さそうで、実際は教わる側を追い詰めるリスクが、ままあるんですよね。
むしろ、下手だったけれどなんとかできるようになった、という場合のほうが、「わからなさ」を理解している分、教えるのは上手な面がある。
「わからなさ」に心を傾けられる指導者が、そもそも少ないという話もありますが……
相性とか経験とか"床ペロ"の数とかタイミングとか、色々要素があるから教えるのも教わるのも難しいよね、と。
それでもFF14はかなり恵まれた環境設定だと思ってますけれどね。