キャラクター

今回の日記は、Ritraというキャラクターについてのよもやま話です。

このキャラクター、実は今回の新生FF14が初出ではありません。
時は遡ること20年近く前、当時仲の良い複数人の親友（今でも親友）と一冊のノートを回しながらリレー小説なるものをやっておりまして、一人1キャラ持ち寄りでファンタジー風のお話を展開することとなりました。
その際、自分が作ったキャラクターが現在のりとらの原型となるキャラクターです。


彼の名前はリトラビュート。

大柄であるのが特色であるとある種族（巨人族な雰囲気の種族）のなかで特異的に小柄に育った彼は、種族の特性である筋力によるパワー重視の能力を持ち合わせておらず、ひ弱で常に庇護対象となっていた模様です。
そのため、自己を守る術として、接近戦による筋力勝負の力をつけるのではなく、主に遠隔的な弓術を習得しました。普段の獲物は長弓。旅に出るようになってからは、出身種族以外の文化と触れ合ったことにより、クロスボウなどの技術を取得しました。

彼の出身種族からすれば筋力は無いに等しかったわけですが、他の種族と比べればそれほど虚弱という訳でもありませんでした。また、小柄といえども以下略。
居心地の悪さから半ば逃げ出すように故郷を去った彼ですが、旅の中で自分の存在意義や居所を得た模様。

と、若干暗い過去を持っているわけですが、性格と言えば能天気というか若干間が抜けているというか、愛嬌のあるツッコミ待ちのボケキャラです。慣れない言葉に勘違いは常々。常にのほほんとしてことを荒立てることを良しとせず、和やかに時が過ぎるのを最良とする博愛主義です。
困っている人を見たら放っておけなかったり、損得を考えずに興味が出たら突き進んだり。

彼にとって、自分の種族以外の種族に触れるのが初めてだったため、旅の途中では「観察記録」と称した日記を持ち歩き、何か自分にとって発見があった際にはメモをしまくるという、ちょっと変わった癖もあり、戦闘中であろうと仲間がピンチになったりシリアスなシーンになったりしても、気になったことがあったら構わず書き物をするという変な奴でした。
大抵は理解の失敗による誤認に次ぐ誤認のアホ日記をつづっていたのは言うまでもありませんが。


コミックリリーフ的なポジションを想定して作成したキャラクターで、居てもいなくても話の大局にはあまり絡まないキャラクターではありましたが、中の人は甚く彼を気にいっており、もちキャラとして度々登場してもらううち、気が付くとこんなに長い付き合いになっていたのでした。


新生FF14での りとらは、前述のリトラビュートのファクターのうち幾らかを引き継いで生まれたキャラクターです。

種族としては低身長で小柄、青緑色の髪の色、遠隔寄りの技術を好みどちらかというとコミックリリーフ的なポジションなボケキャラ、筋力には自信がなく前衛に立つのに躊躇します。好奇心旺盛で気になることは観察し気になる人には声をかけ、困っている人を見ると放っておけない。恋愛関係には疎くというかまったく興味なしだがかわいいものは大好き。


当然、中の人が常に操作するこのキャラクター、思ったように表現できず「あ、今のりとらじゃなくて自分が思ったことやってるなぁ」と思うこともしばしば。長時間このキャラクターと付き合っていくうちに、ある程度自分と融合してしまった部分もあるし、彼の意思に反したことをさせてしまっていたりもします。そういうときの抵抗感はハンパなく苦しいです。
（吟遊詩人のジョブ取得のために格闘家のレベル上げさせている間は本当にひどい抵抗を受けました）

ロールプレイって、ままならないもんですね。
最近は、りとらというより自分が画面の外でパッド握って操作してる感じが強くなってきました。
「昔～～のとき、××ってボケしてたよね！ワロタわ」
と過去の笑い話を語り草にされるたびに、コミックリリーフキャラクター最近できてないんだなぁ…と思ってみたり。話題フック作るのへたくそになってしまったなぁ。

りとらと自分との重なり具合がうまく分離できて、また、たのしくロールプレイできるようになれるといいな、とそう思うのでありました。


と、まとまりのないまま今回の日記はこのへんで、おしまい。
また舞台裏日記書くかもです。