車の運転をしているときはだいたい歌ってるか一人で会話してる。
独身A「そんな頭のイカれた野郎の話を聞かせるために俺をここに呼んだってのか？ 一人で会話？ 何言ってやがんだ。クスリがやりてぇんなら壁なんかじゃなくて売人とでも話しにいくんだな」
独身B「ふざけたことを言わないでください。我々がここで会話しているのは今回の日記のオチを決めるためです。まともな議論ができないのであれば今すぐこの場からご退出頂きたい」
独身C「まぁまぁ、お二人とも、少し落ち着きましょう。前回の日記の閲覧数が今まで書いてきた日記の中で一番伸びたからと言って、何も気負う必要など無いんです。いつも通り、３０歳まで独身で過ごしてきた人生の後悔を書き、最後に何の脈絡もなく突然FF14のネタを一行ばかし挟む、そういつものパターン。それで日記を締めればいいのです。特別なことを意識する必要はない。なぜならば、それで閲覧数が伸びたのですから」
独身D「たしかに一理ある。いつも通り、それも一つの手だ。だが考えてみろ。前回の日記と前々回の日記の閲覧数を比べれば、その差はおよそ5倍だ。今回書く日記がまた5倍になったらどうなる？ あわよくば注目の日記の隅っこに乗れるかもしれない。その時のいつものパターンのオチだったとしてお前らはそれでいいのか？ "ヒュラのお姉さんと一緒に温泉入りたい"、"ツバメさんの水着姿がもう一回みたい"、そんなオチで注目の日記になった時のことを考えろ。いつも下ネタばかり考えている変な独身男性、そう思われることは間違いないだろう。このゲームは15歳以上が対象なんだぞ。閲覧数も多少増えたんだ。もう少し青少年に配慮したオチにしようとは思わないのか？」
独身A「まだるっこしい。何が年齢制限だ？ お前は15歳の時に女の体に興味がなかったっていうのか？ 普通の青少年が興味を抱かないわけがないだろう。下ネタの何が悪い。お前のとーちゃんとかーちゃんも、もちろんお前も下ネタから生まれてきたんだ。下ネタは生物の起源だ。もう一度いうぞ、何が悪い？」
独身Ｂ「これだから下品な独身男性は困ります。下ネタが生物の起源？ 冗談も大概にしてください。イヌが子孫を残すときに下ネタを言いますか？ ネズミが子孫を残すときに言いますか？ トリは？ サルは？ 下ネタはあなたが己の変態的趣向を満足させたいがために行っている独善的な行為です。生物に下ネタなんてものは必要ない。それは火を見るよりも明らかな事実だ」
独身A「そうだな、お前の言うとおりだ。お前が女にモテないのも事実だしな。下ネタも言えない、オタク趣味も打ち明けない、そもそも女に話しかけない。ないないづくしの独身男性さん」
独身B「他人を煽ってそれが何か面白さにつながるとでも？ いいでしょう、私も学のない独身男性Aのレベルまで落として会話してさしあげましょう。何かそういうデータがあるんですか？ それってあなたの感想ですよね？」
独身Ｃ「落ち着きましょう、二人とも。これまでの日記の傾向から察するに文字数の多い日記というのはあまり伸びない。これには独身男性だけが見れる閲覧数というデータがあります。この文字を書いてる時点ですでに文字数は1364文字。オチまで考えれば前回の日記の2倍～3倍になることは間違いないでしょう。これは非常によくない。いいね０の可能性もでてきました。我々は早々にこの日記のオチを書くべきです。」
独身Ｄ「独身Ｃの発言に賛成する。これ以上はくだらない議論ごっこは必要ない。我々は日記のオチに関してすぐにでも決を採る必要がある。反論のあるものはその場で異議を唱えてくれ。ではオチを書く、
新生エオルゼアで一番セクシーな名前は”ンパ・タユーン”である。
いったいどこがンパでタユーンしてるのか気になってしょうがない。
意義のあるものはいるか？ ある場合は後日、異議申立書を議会に提出するように。今議会の議事録について、独身男性、えー……」
独身「Eです」
独身D「ありがとう、独身E。では後ほど、独身Eより各員に議事録をメールで配布させて頂く。次回、議会の開場までに読み返しておくように。これをもって今議会を解散とする。以上」
以上。
