個人的に相当気になっているドタール族の生まれ変わり信望。
先代マウシは剣術の達人で「七剣」の異名を持つ人物だったのですが、
当代マウシは剣術はからっきしなのですが実は…。というサブクエ。
産まれた子供が誰の生まれ変わりなのか?は族長の裁量で決められます。
何を根拠には時の族長の考えによって変わる部分もありますし、
当然その内容に疑義が生まれることもたまにはあるでしょうねという事です。
このサブクエの巧いところは、
「生まれ変わり」に対して批判する流れになりそう…と思いきや、
マウシの事例を挙げて先代縛り要素は比較的緩いもので、
割と何とかなってるよという流れに持って行っている所です。
ただ見方によっては生まれ変わりから逃れたいと考えたとしても、
それは容易ではないのだという事でもあります。
生まれ変わりと言う物語から外れる手段として挙げられているのは、
楔石の虚へ身を投げ、月神の一部になるというのもの。
生贄のエーテルが蛮神に吸収されるという構図と同じですね。
他の死に方ならまた一緒になれたのに…という友人の考え方は怖いですが、
これが殊更変わった考え方ではないというのがドタール族なのです。
その他だと「功名を上げられないまま死ぬ」というのがありますが、
これはわざとそうするという事も無いと思うので基本無いでしょう。
ドタール族内で生まれ変わり該当者がいない場合、
外部から招かれるシステムというのもあります。
要するにドタール族と関りを持つと、
物語の内に取り込まれる場合があるよという話です。
他部族もそれはある程度知っており、
なおかつ蔑ろにはしていない様です。
他部族の考え方を尊重するという考え方自体は、
アジムステップ内で共通という訳です。
しかし本当にドタール族は変わった文化を持っています。
一体どのようにしてこの生まれ変わり思想が定着したのか?
どんな物語があったのかと興味深いです。
というあたりで以上です。