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White Knight

Juliette Blancheneige

Alexander (Gaia)

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『Light My Fire/ignited 1 (前)』

公開
まえがき:
本作は時系列としては『Mon étoile』第一部四章前編に相当します。
第一部四章前編の下記の記述、

『また、テオドールたちの行動はヤヤカを驚かせた。
 彼らは前回の戦闘から、自分たち個々人の能力をさらに磨く必要があると結論付けていた。そのため、彼らは一度個人活動に軸足を移し、それぞれの強化を模索することにしたという。
 リリとメイナードは故郷グリダニアへ。ノノノは詳細を語らなかったが、師の元へ戻るという。
 そしてテオドールは、知己の騎士を通じて、銀冑団へ教えを乞うのだという』
(『Mon étoile』(4)前編)
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/5088645/blog/4032275/

こちらを受けるかたちで、登場人物の一人メイナード・クリーヴズを主人公格として描かれています。
本作の後に執筆予定の作品であり、Mon étoile第二部四章である『Light My Fire』の前日譚としての位置づけです。
初掲載時の説明不足により混乱させてしまい申し訳ありませんでした。


1 『Halo on fire』

1-1

 絶叫と怒号が村を支配していた。
 その日、クルザス東部低地の開拓村アデマールは一体の邪竜の襲撃を受けた。
 “黒紫の雷竜”の異名を持つ邪竜、スアーラ。
 その名の通り黒紫の鱗を輝かせた姿は、幻幽の美しさを湛えていた。だが、その美しさとは裏腹に。あるいは、美しさと同じくらいに。
 スアーラは残忍な、そして狡知な竜であった。
 逃げ惑う人々よりも先に、家を、家畜を、サイロを灼いた。人々が明日生きる希望を失ったところで、人を襲う。それも、はぐれて逃げ惑う者から先に。
 エール・レッドグレイヴとその弟妹たちは、まさにその“はぐれて逃げ惑う者”だった。
「アロイス! 起きろ!」
 転んだ弟を振り返りエールは叫ぶ。エールに手を引かれている妹のミレーヌもアロイスの名を呼ぶ。
 逃げ惑ううちに両親とはぐれ、弟妹たちを連れて逃げている。小さいながらも責任感から二人を見捨てはしないが、まだ十歳のエール自身が不安と焦りと恐怖で泣きそうだった。
「うう……」
 立ち上がった弟よりもずっと後ろに、黒紫の鱗の竜が見える。その竜が、こちらを見た。
 視線が合った、と感じた。距離があるにもかかわらず、エールは竜が口の端を吊り上げたように見えた。笑っている……?
 殺される。
 直感でそう思い、エールは走り出した。
「アロイス早く!」
 そう声を掛けながら、ミレーヌの手を引く。まだ幼い妹が付いていけず、引いた手が伸び切る。
「ミレーヌ走れ! がんば――」
 その瞬間。
 耳をつんざく爆音と共に、紫の雷光がエールの横を走り抜けた。直後に起きる大爆発。
 爆風に吹き飛ばされながら、エールは妹の手を強く握りしめた。草の上で何度も転がる。激痛に意識を飛ばされそうになる。必死に耐え、体を起こした。
「ミレーヌ……」
 横を――掴んだ手のほうを見る。
 そこには、手だけがあった。
 黒く焦げた肘と、そこから先だけの手。
「うわあああああああ!」
 絶叫する。
 視線を手から剥がすことが出来ない。
「兄さん!」
 アロイスの声が聴こえる。肩をゆすられている。さらに遠くから、竜の咆哮と人々の悲鳴が聞こえる。
 エールは妹の手を見つめる。
 俺のせいだ。
 俺が焦って自分の歩幅で走ったからだ。
 俺が。
 俺が……!
 竜の咆哮。笑っている。嘲笑し、愉しんでいる。
 あんな奴に。
 あんな奴に俺は妹を殺されたのか。
 怒りが、幼いエールの心に火を灯した。
「……許さねえ……!」
 千切るようにその言葉を熱と共に吐き出す。
 ミレーヌの手を剥がす。そっと草の上に置くと、近くに刺さる農作業用のフォークを手にした。子供の身には重く長すぎたが、そんなことを構う余裕は無かった。
「兄さんだめだよ! 逃げようよ!」
 アロイスが叫び、しがみついてくる。
「お前は逃げろ。オレはアイツを殺す」
「無理だよそんなの!」
 一歳違いの弟はエールよりちょっとだけ背が高く、単純な膂力ではアロイスのほうが勝っていた。そのアロイスに組み付かれ、エールは身動きが取れない。
「離せアロイス! オレは! おれはアイツを絶対に――」
 そのとき。
 空気が渦巻いた。羽ばたきが生み出す風が鳴る。黒紫の竜が――スアーラが、空へと浮き上がっていた。
「待て!」
 叫んだ。組み付いたままのアロイスが、だめだよと制止する。
 構わず、もう一度叫んだ。 
「降りてこい! オレと戦え! 殺してやる! 殺してやるそスアーラ!」
 だが、竜は止まらなかった。
 そのまま羽ばたきを止めず、遥かな高みへと飛び立っていく。高らかに吠えながら、邪竜は遠ざかる。
 勝ちほこり、人を蔑む声だ。
「くそッ……! スアーラァ!!」
 エールは絶叫した。そして――天を見上げたまま泣いた。

 神殿騎士団とアインハルト家の騎士たちが駆け付けたときには、すべては灰燼に帰していた。
 生き残ったのは、エールとアロイスだけだった。

 その日から。
 エール・レッドグレイヴは、二度と泣くことは無かった。
 
1-2

 グリダニアのエーテライトで、メイナードはしばしぼんやりと街並みを眺めた。
 街並み、とはいうが、ウルダハやリムサ・ロミンサに比べればここは“街”の印象からは程遠い。
 それは、国の在り方そのものを現しているのだとメイナードは思う。
 自然を克服し、人の住まう生息域を勝ち取っていかなければならない二国と違い、この国はあくまで自然と共存しようとし、支配的に生息域を拡げていない。
 その差が、人が多く集まる場所の在り方さえ違えている。
「……不思議なもんだな」
 ぽつりとつぶやく。傍らのリリが小首をかしげてメイナードを見る。彼女もまた彼の傍らで街を眺めていた。
「冒険者になるっつって国を出て、それから何度も来てんのにな。なんか今回――」
「久しぶりに帰ってきた気がしてる?」
 後を継いだリリの言葉に、メイナードは大きく頷いた。
「お前もか」
「うん。里帰りした、って意識がある」
 リリもまた、同じ感慨を抱いていたらしい。二人はゆっくりと、本当に里帰りした者のように新市街をそぞろ歩いた。
 ヤフェームの謎の遺構での戦いのあと、彼ら四人は己の実力不足を痛感した。もう一度あの場所で戦っても、同じ結果になるだろう。次々に出現する妖異を殲滅する速度を上げなければ、罠を解除することもできない。
 ゆえに、彼らは自分たち自身を鍛え直すため、それぞれの原点へと立ち返ることにしたのだ。
 メイナードとリリはこの森都の出身である。メイナードは元鬼哭隊士であるし、リリも幻術士ギルドの道士候補生であった。
 顔見知りは当然に多く、新市街から旧市街への道すがらも多くの知人友人と出会い、旧交を温めた。本当に帰郷のようだとメイナードは思った。考えてみれば、冒険者になってからの本拠はウルダハで、ここへは用を済ますためだけにしか来ていない。
「土産の一つも持ってくるんだったなあ」
「え、持ってないの!?」
 ミィ・ケット野外音楽堂の辺り――二人の行き先が分かれるところ――で、ぼやいたメイナードにリリが驚きの声を上げた。
「常識でしょう!? どうりで荷物が少ないと思った!」
 いっぱいの荷物を抱えたリリが呆れる。メイナードはと言えば、リリが持っている荷物が幻術士ギルドや園芸師ギルドの者たちあての土産であると、たった今知った。
「まあ、いいじゃねえか。槍術士ギルドの奴らなんて粗忽者の集まりみたいなもんだからよ」
 渋面をつくりながらメイナードはむにゃむにゃと抗弁した。
「イウェイン様も!?」
 すかさず突っ込まれるが、そのイウェインこそが粗忽者の代表だと言うまぜっかえしは黙っておいた。
 持参してきているモノが無い訳では無い。つてを辿って手に入れた、ワインポートの高級ワインだ。ただそれは一本だけだし、土産と言うより宴会用の酒を持参しましたの態で、土産かと言われれば苦しい。
 それに。
「いいンだよ。男には男の流儀がある」
「はぁ!? 出た“男の流儀”!!」
 強引に会話を終了させようとしたが、返ってきたのは冷ややかな視線だった。リリはメイナードの言葉の中でも、特にこの『男』を主語にした言い回しが嫌いだった。
「そういえば煙に巻けると思ったら大間違いだからね! どうせ何も考えてないんでしょ!」
「いや、聞けって」
「いいよもう。荷物も重いし、わたしもう行く」
 結局ぐだぐだした痴話喧嘩になり、リリが拗ねて終わりだ。どうも自分たちはこういうことになりがちで、それはメイナード自身も反省するにやぶさかではないのだが。
 溜息を一つついて、リリの背中に声を掛ける。
「後で連絡する。『家』の鍵は持ってんな?」
 立ち止まったリリが、無言で鍵を取り出し、振って見せた。
 それは、旧市街にあるメイナードの家の鍵だ。彼らの両親はどちらも霊災で命を落としている。リリは一人娘であったため冒険者になったのを機に家を人手に渡したが、メイナードの家は祖母と弟が住んでいた。その祖母が二年前に亡くなり、木工職人である弟はそれを機にリムサ・ロミンサに移住した。船を作りたいのだという。
 弟から家の権利を譲られたメイナードは、結局家をそのまま残すことにした。処分してもかまわないとは言われていたが、リリの勧めで残すことにしたのだった。
『わたし、自分の家を処分しちゃったこと、実はちょっと後悔してる。ほとんど帰らなくても、でもそこに還る場所があるのは、どこか安心することなんだなあ、って……。あの家はわたしもたくさん思い出があるから、残ってると嬉しいな』
 それ以来、メイナードの家は二人の『家』となったのだ。グリダニアでの滞在が日をまたぐようなときは、二人はそこに戻る。今回も、そこで暮らすことになっていた。
 分かっているなら、大丈夫か。
 軽く肩をすくめると、メイナードはアプカル滝回りで槍術士ギルドへ向かった。黒檀紫檀商店街のほうから抜ける道もあるし、そちらで宴会の肴でも調達するのもよかったが、さらに知事友人に出会い時間を食いそうだったのでやめておいた。
 今回の“一番の土産”を渡す時間をこれ以上減らしたくない。
 リリにはちゃんと説明できなかったが、実はあるのだ。メイナードなりの、土産が。

1-3

「構えろ」
 イウェインは開口一番そう言った。
 槍術ギルド内の道場に顔を出したメイナードを見た途端である。
 驚く者もいたが、それはほぼ新顔だ。メイナードが知る古株の者たちは皆、当たり前のようにギルドマスターに場所を開けた。そういう者たちは皆、無言のまま不敵に笑って彼を出迎えた。
 これだ。
 この空気。
 どいつもこいつも武辺者のバカばっかりだ。
 満足を感じながら、メイナードはその場に荷物を落とすと、背の槍を抜いて師と対した。古株の独りが、黙って手を挙げた。開始の合図役だ。
「土産を見せてもらおうか」
「喜んで」
 言葉はそれだけ。
 あとは――
「はじめ!」
 槍の穂先で語った。

 槍は語る。どれだけの戦いをくぐり抜けてきたかを。
 槍は語る。失敗を、敗北を。
 槍は語る。勝ち得たものを。
 槍は語る。メイナードが“勇気”で刻んだ道を。
 成長を見せる。
 それこそが、自分が師に用意した土産だった。

 師との再会の一戦は大熱戦となった。敗れはしたものの、あの師を一時は追い詰めたのだ。満足のいく結果だった。
 二人で床に転がり息を整える。それほどの疲労だったが、二人は笑っていた。
「どうだ」
 イウェインが尋ねた。
 何が、とは訊かなかった。分かっていたからだ。
「はい。冒険者になってよかったです」
 一片の曇りも無く言えた。
 鬼哭隊を辞め、外へ出て冒険者となる。そう告げたとき、イウェインは止めなかった。むしろ、その背を押すように自らの過去を語った。
 とある事件がきっかけで鬼哭隊を除隊になり、友と共に冒険者として世界を駆け回ったこと。それが、今の自分の大きな基礎になっていること。
「お前も見てこい。世界を」
 そう言って、送り出してくれた師の言葉に嘘は無かった。
 本当に得難い体験をいくつもした。かけがえのない仲間と出会えた。そして、これからも――歩み続けるだろう。
 果てしない武の道を。

1-4

 瞬く間に数週間が過ぎた。
 その間、メイナードはギルドで切磋琢磨し、ときには道場破りの相手もした。また、黒衣森のあちこちで様々な修行を行った。
 そして今日。
 森の只中で、メイナードは槍を構えていた。
 東部森林、茨の森。
 薄く半開きにした目は、槍の切っ先に据えられている。
 それから、メイナードは軽く目を閉じた。深く息を吸い、ゆっくりと、静かに長く吐く。
 これを数度繰り返す。その間、槍も体も動かさない。
 数度目に目を閉じたとき。
 目を閉じても、鋭い槍の先端が視えた。物理的な視界ではない。心眼、とでもいえばいいだろうか。
 己の裡に、刃を宿す。
 刃は自分だ。その切っ先から、柄を、柄を掴む手を、腕を、肩を意識する。 
 自分の身体すべてを意識する。
 槍と自分は一体だ。
 一体となった“自分”の刃の重さ、柄の硬さ、脈動や呼吸がはっきりと感じ取れる。
 次に、その感覚を己の立つ足元に広げる。
 自分の足が土を踏んでいる。草が風で揺れている。小さな虫の微かな羽音、草を食む音。
 徐々に、その感じ取る範囲を広げていく。
 風の音。鳥の鳴き声。獣たちの足音、呼吸。トレントたちの足音、枝の葉音。落ち葉が風で舞い、草と触れ合うのを、メイナードは目を閉ざしたまま視た。
 そのまま、どれくらいの時が流れただろうか。
 メイナードは、異質な気配を感じ取った。
 それは、一瞬で消えた。
 だが、研ぎ澄まされたメイナードの感覚は、それが気配を殺した何者かが近付いてきているのだと察した。
 地を踏む音も、風がその身に当たる気配さえもが殺されている。
 見事な隠形だ。
 今のメイナードを以てしても、その居場所を探ることが出来ない。
 誰かは分からない。だが、確かなことが一つ。
 何者かは、メイナードへ近付いてきていた。
「――」
 息をゆっくりと吐いて、体の力を抜いた。槍を構えたまま、心の網を周囲へ張り巡らせたまま、どこからの襲撃にも備えられるように脱力したのだ。
 そのとき。
 風が一際強く吹いた。ざあ、と木々が一斉に葉を揺らした。落ち葉が舞う。
 次の瞬間。
 襲撃者はメイナードの間近にある木の枝から、メイナード目掛け飛び降りながら刃を振り下ろした。
「ッ!」
 間一髪、メイナードは飛びすさりその刃を避けた。観想行の最中でなければ確実に不意を打たれていた攻撃だった。
 襲撃者は地に降り立つのとほぼ同時に駆け出し、メイナードへ襲い掛かった。
 体の線が出る隠密用の黒い装束、顔を覆うバイザー、両手に片刃の短刀。――双剣士、女。
 それだけを見て取り、メイナードは襲撃者を迎え撃った。襲撃者は無言だ。目を覆うバイザーの下の唇は閉じられ、まるでそういう仮面ででもあるかのように動かなかった。
 槍で接近を阻む。飛び跳ねて背後へ回った襲撃者はそのまま地へと沈む様に身を低くし、彼の足を刈るように回し蹴りを放つ。躱すメイナード。その隙を突いて、襲撃者は一気に懐まで飛び込んでくる。
「疾ッ!」
 メイナードは槍を回転させ、石突を跳ね上げる。双剣による刃の旋風を裂いて、鋼の石突が襲撃者の顎を狙う。わずかなスウェーバック。石突が顎をかすめる。その下がる勢いのまま、襲撃者はその身を回転させた。反撃のサマーソルトキックがメイナードの鳩尾を狙うが、僅かに逸れ胸を打った。
 着地後さらに後退する襲撃者。それを追おうと槍を構え直そうとした瞬間。
 メイナードの直感が、前進は危険と告げた。
「!」
 危ぶむ暇も何もなかった。ただ直感に任せ、全力で身を後ろへ反らせた。
 その空隙を。
 矢が駆け抜けた。
「うお!」
 高い音を立てて、矢が樹に食い込む。地に倒れたままのメイナードはそれを見つめると、矢が飛来した方向へ大声を出した。
「さすがに今のはシャレになんねーぞ、シャル!」
 黒衣の双剣士が刃を納め、肩をすくめた。
「練習用の的矢で撃つって言ってたのに。さすがシャル。えぐいわー」
 身を起こしながら、メイナードが眉をしかめた。
「えぐいわーじゃねえーよアーシュ。ちゃんと見てろ」
「あたしアイツのお守りじゃないしぃ」
 バイザーを上げ、双剣士が首を振った。ミッドランダーだ。わざと語尾を伸ばした言い方をして、悪戯っぽく笑う。先程までの無表情が嘘のような、表情豊かな女性だった。
「アーシュラに世話されるほど落ちぶれていないわ」
 梢の向こうから声がして、一人の弓術士が姿を現した。
 美しい金髪を後ろで大きな三つ編みにした、フォレスターの女性だ。長い睫毛に縁どられた青い目、形のよい唇。褐色の肌と相まって、どこか蠱惑的な美しさを湛えている。
「ごめんなさいねメイナード。うっかり間違えてしまったの」
 薄く微笑みを浮かべて謝罪をするが、メイナードは唇をひん曲げた。
「うっかりかよ」
「そう、うっかり」
 こうなったらどれだけ責めようが彼女を崩すことはできない。時間の無駄と判断したメイナードは、肩をすくめて首を振った。
「で? 幼馴染に奇襲されるとはどういうこった?」
 この黒衣森で、双剣士の女、しかも手練れとなれば対象はかなり絞られる。ゆえにメイナードは襲撃後かなり早い段階で相手がアーシュ――アーシュラ・ギブソンであることは見抜いていた。
 そして、先程の自分に放たれた矢。三枚の矢羽のうち走り羽だけを真紅に染めるのは、シャル――シャルロット・ラトゥールのパーソナルカラーだ。加えてあの技量。間違えようがなかった。
「そこから先はワシが説明しよう」
 口調とは裏腹な子供のような声と共に、もう一人、メイナードのよく見知った人物が現れた。その後ろには、双蛇党の士官が一人付いてきている。
「オマエまで来んのかよ。――リ・ジン」
「うむ。いかにも。角尊、リ・ジン・キナである。くるしゅうないぞ、表を上げよ」
「誰も首を垂れてねーよ」
「だろうな! うはは!」

(後に続く)
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