無くても困らないけどあったらあったでちょっと嬉しいかもしれない、おまけ編。
内容に伴わぬ長さということで全国の医師が睡眠導入剤としての処方を検討しはじめた本編に続き、翌日の模様をお届け致します。長い男は嫌われますからね。おまけ編は短めに。釣った魚に餌をやらない男のピロートーク、といった塩梅で頑張りたいと思います。
念のためにリンクを。
「FFXIV 4周年記念14時間生放送」に行ってきました【前編（準備～前日）】「FFXIV 4周年記念14時間生放送」に行ってきました【後編（当日）】朝８時に起きなければ１０時に約束しているリアルパイセンとの予定に間に合わない為、７時５０分に設定していたアラームをスヌーズしまくり９時に起き、行くかどうかを迷います。
しかし、嫁様には今回の旅の理由はこれだと言い伝えて出てきた負い目があるので、アリバイ作りを怠るわけにはいきません。慌ててスーツを身にまとい、荷物をまとめ、チェックアウトしてタクシーに乗り込みます。
赤坂にあるリアルパイセンのオフィスに到着。シャレてまんなぁ。
二泊もするのに何で日曜日のこの時間しか空いてないのかとブツクサ言われます。すみませんね、今回はちょっと、アレなもんで。と、出されたお茶を頂こうとしたところでガチャン！ 下半身の致命的な場所にお茶をこぼしてしまいます。その後、パイセンの真面目な話を一方的に聞かされるのですが、終始夢蔵ハンカチで股間をゴシゴシしている僕の姿に呆れたのか、予定より３０分も早く切り上げられてしまいました。こんなお漏らし姿じゃ電車に乗れないっ！ と嘆く僕に、優しいパイセンはタクシーチケットを一枚差し出します。ありがとう、パイセン。またね。
オフィスを出て、１４時間生放送でご一緒させて頂いた
ありすさんとその家来の皆さんのお集まりに混ぜてもらう為、渋谷へ移動します。
例のバトルボイスフォトブック作成にご協力頂いたアトモスの怖い人の計らいで、数日前からグループDMにもお誘い頂いていたのですが、御顔ぶれを拝見するに恐らくSS加工界隈の人たちのお集まり。僕のようにペイントで文字を貼り付けるだけで何の知識もない異物が混入し、皆が陰影の付け方や色味の調整の話などをする中、ひとり明朝体の話をしはじめても大丈夫なのだろうか？ という不安は感じつつも、せっかくもう一つまた色んな人に会える機会です。恥を忍んで参加させて頂きましょうねってことで現場到着。その頃には股間の恥も乾いておりました。
※ここから登場人物が多数となりますが、お名前掲載の許可を得ておりませんので仮名とさせて頂きます。
パイセンに早く追い出されたあげくタクシーで移動した為、今回も早く着きすぎた僕。喫煙所で余裕の一服を済ませ、奥のソファで皆さんの到着を待ちます。
程なくしてらんぼうさん（仮）到着。なるほど、その名の通り装備が乱暴そうです。
続いて「神」ことカーボさん（仮）が近づいてくる気配。しかし、グループDMに神から「やべえ奥にすげえ怖そうな人がいるから外に逃げてきちゃったよ」との着信。はて？ 乱暴さん（仮）の事かしら？ と思いつつグループDMの流れを拝見していると、乱暴さん（仮）まで「ホストのオーナーみたい」と。どゆこと。
この会話を皮切りに、その後僕は“いかつい”だとか“夜の仕事の人”だとか言う扱いを受ける事となります。地元ではとても優しそうに見えて全然優しくないと評判なのに、まことに遺憾でありました。
そうこうしているうちに、はらぺこさん（仮）到着。昨日ご一緒していたので気楽です。さらにｵﾁﾖｻｰﾝ（仮）も到着。ｵﾁﾖｻｰﾝ（仮）はとってもｵﾁﾖｻｰﾝでした。そして大ボスのありすさん（仮）もご到着。おおこわ。
（ここで指定時間となったので個室へ移動）
遅れてぞくぞくと、とるてさん（仮）、メィさん（仮）、リンシュレさん（仮）、リコさん（仮）、ルフロイさん（仮）、１４時間生放送でご一緒したデニーさん（仮）、チャイさん（仮）、大ボスより怖いアトモスの人（仮）もご到着。
そうしてワイワイガヤガヤと楽しい時間を過ごしたのでした。
※（仮）…仮性
どっかで見たようなネタだなと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、ネタは使い回す為に存在するのです。あっという間に飛行機の時間。んじゃ、そろそろ帰りますってことで皆さんと握手をしてサヨウナラ。飛行機の時間が近いこともあって、アトモスの怖い人と一緒に羽田へ向かいます。
羽田到着後は、トイレに行って手洗い場で股間をビショビショにして出てきて呆れられたり、チケットを紛失して再発行手続きでお待たせしてイライラされたり、さらにその後追い打ちをかけるように背後で大騒ぎをするパリピにヘイトを向けるアトモスの怖い人に気を遣いながら、フライトまでの時間を楽しく過ごさせて頂きました。
先に出発するアトモスの怖い人を見送った後、僕も飛行機に搭乗します。機内では、異常に酒臭いジジイの隣の席を引いてしまい、隣の席がミニスカートのお姉さんだった往路と同じ料金であることに憤慨しつつ過ごしました。納得がいかない。
空港からは車で移動。運転しつつ思い出に耽るには、丁度良い距離でした。
家に帰ると子供たちがお出迎え。「お土産はー？」と目を輝かせて訊いてくる子供たちに、ごめんね、今回はないよ、と答えます。地方への旅の時はその地の銘菓や産品等をお土産にするのですが、回数が多いこともあって都内の時は土産なしってのが我が家のスタンダードなのです。
ブーたれる子供たちの姿を見た嫁様が「なんでもいいからお菓子くらい買ってきてあげれば良かったのに」と笑いながら言うので、ああ、お菓子なら丁度良いのがあるよと、ナマズオポップコーンを子供たちに渡します。「うわーナマズ味だー！ うげー！」と期待通りに騒ぎ立てる子供たちを微笑ましく眺めていたら、「何？ ナマズ味って？」と子供たちから容器を奪い取り、暫く見つめた後に「もしかして、この為に名刺作ったの？」と。あ、いや、それは、あのー。
―――この瞬間、全国の医師たちが嫁様の怒りを鎮める研究を開始した。
