よぅ・・・俺だ。
何?侍?
ああ・・・なんかそんな事をしようとしてた時期もあったな。
人生ってのはアレだよ、だいたいが暗中模索の手探りで生まれて死ぬまでの間の9割くらいが迷走してるだけだろ?
残り1割があればまだマシな人生だった、そんなもんだ。
で、そんな事はどうでもいい。
なんだかんだと紆余曲折ありすぎて記憶に留められている事の方が少ないんだが・・・
光の戦士だとかエオルゼアの英雄だとかいろんな名前で呼ばれてる俺だけどな?
別にそんなたいそうな事をしたくてこうなったわけじゃねぇのよ。
ただただ行く先々で何かよくわからないが巻き込まれていて、気が付いたら周りがそんな風に呼んでやがった、ってだけの話さ。
少し前の話になるが、イシュガルドでの話だ。
成り行きは忘れたが竜と戦え、と言われるわけだよ。
邪竜?なんかよくわからねぇけどそんなのだ。
ソイツの目ン玉がどうとか言ってたがえれぇヤツの話なんか長くて聞いてらんねぇからな。
戦ったさ。
そりゃもう良くわからないなりに戦ったよ。
おかしいな?俺の仕事はこういう事じゃねぇんだけどな・・・でもゼネコンさんが言うんだから玄孫請けの派遣で来てる俺に逆らえるはずがねぇ。
納期もケツカッチンだって言うから大急ぎで倒したよ。
結局何が何だかわかんねぇままだったけどとにかく大変だった。
現場じゃ色んな事故があるからな。
安全確認ヨシなんて言ったって起こる時は起こる。
現場監督のオルシュファンさんとあとよくわからねぇ女が逝った。
イイ!監督だったのになぁ・・・