【2022/1/15追記】文字数制限が厳しくなったので本記事をLodestoneからブログに移して加筆しました。FF14のワールドが現在いくつあるかご存じだろうか
日本DCが32,北米DCが24,欧州DCが12。計68ワールドだ。
おそらく来年になると思うがパッチ6.1頃にはあたらにオセアニアDCの追加がアナウンスされている。
2010年のサービス開始からここに至るまで、FF14のワールド・データセンターの変遷はユーザーコミュニティに様々な影響を及ぼしてきた。
オセアニアDCが追加される時も、単純にデータセンターやワールドが追加されるのか、既存の日本DCのワールドがオセアニアDCにリグループされるのかはまだ発表されていない。
FF14にはワールドの統合、リグループによるプレイヤーコミュニティの分断や融合を経験してきた人と、そういう体験をしてこなかった人が居る。なにか議論が起こった時に、その体験の差を少しでも埋めることに役立てば、とワールドやデータセンターの変遷をまとめておこうと思う。
以前、
FF14ハウジング史としてまとめたことがある。その時も、フォーラムでハウジング関連の議論が盛り上がった時に議論に参加される方に読んでみてほしい記事として紹介していただいた。
今回も、そうした存在になれたらいいな、と思う。
■用語の整理【ワールド】FF14は「MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)」というジャンルに分類されるゲームである。その多人数が同じ世界を共有する単位がワールド。
プレイヤー的にはFF14の全プレイヤーが同じワールドで遊べるのが理想だ。FF14のプレイヤーならこの仮想世界のどこかで繋がっている…。アニメや漫画、小説などで語られるオンラインゲームの世界はそんな感じだが、実際にはサーバー性能や物理的な距離による回線の遅延などで快適なプレイ環境を提供するために1ワールドの収容人数を定めて、プレイヤー数の増化にはワールドの追加という手段で対応する。
プレイヤー同士の会話では
"サーバー"と呼ばれることが多い。厳密には1ワールドのサービスは複数のサーバーマシンで構成されているし、ゲームの処理もPCやPS4などにインストールして動作するクライアント側の処理とサーバー側での処理が分かれている等、技術用語としての
"サーバー"と呼称としての
"サーバー"は異なる。
FF14の公式なテキストにおいて、ワールドのことを指して
"サーバー"と呼称したことは私の記憶の中では無い。あくまでプレイヤー間の非公式な用語であり、そのスラングで「鯖」も同様。
自分はゲーム内の会話は別にして、Lodestone国勢調査やこうした文書では、ワールドを指して
"サーバー"と呼ばないように心がけている。
【物理データセンター】FF14のサービスを提供しているサーバー群を収容する建物または単位。
現在は日本、北米、欧州の3つ。
旧FF14の開始当初は日本データセンターだけだったが、新生にあたり北米/欧州データセンターが追加。
2013年12月のパッチ2.1で正式追加された論理データセンターで欧州推奨のChaosが作られたが、実際に物理データセンターの欧州データセンターが追加されたのは2019年4月。
6.1頃に4つめのオセアニアデータセンターが追加予定。
【論理データセンター】コンテンツ塔のマッチング単位として複数のワールドをまとめたもの。
当初は(マッチングの)グループと呼ばれていたが、2.1から
"データセンター"に呼称を変更。
※技術用語としてのデータセンターは物理データセンターを指すが、運営がマッチンググループの"呼称"としてデータセンターを選んだのは個人的には説明がややこしくなるので歓迎しなかった。
技術的な正確さより一般的なイメージに呼称を寄せるのは非公式だけでなく公式もやっているということだ。
ワールドを跨いでプレイヤーが出会うのは、当初はコンテンツファインダーでの自動マッチングだけだったが、2017年1月のクロスワールドパーティ募集が追加され、2019年4月のワールド間テレポでプレイヤーは同論理データセンター内のワールドを自由に行き来できるようなった。
■ワールドの変遷※旧FF14に関しては
旧FF14の年代解説を参照のこと
2010年4月8日~6月18日 旧FF14 α/βテスト(最大10ワールド)※FFシリーズのボスから命名
Shadowlord (闇の王:FF11)
Garland (ガーランド:FF1)
Emperor (皇帝:FF2)
Golbez (ゴルベーザ:FF4)
Exdeath (エクスデス:FF5)
Kefka (ケフカ:FF6)
Sephiroth (セフィロス:FF7)
Ultimecia (アルティミシア:FF8)
Jecht (ジェクト:FF10)
Gabranth (ガブラス:FF12)
2010年4月8日~6月18日 旧FF14 オープンβテスト(最大19ワールド)※FFシリーズの街の名前から
Cornelia (コーネリア:FF1)
Kashuan (カシュオーン:FF2)
Gysahl (ギサール:FF3)
Mysidia (ミシディア:FF4)
Istory (イストリー:FF5)
Figaro (フィガロ:FF6)
Wutai (ウータイ:FF7)
Trabia (トラビア:FF8)
Lindblum (リンドブルム:FF9)
Besaid (ビサイド:FF10)
Selbina (セルビナ:FF11)
Rabanastre (ラバナスタ:FF12)
Bodhum (ボーダム:FF13)
Melmond (メルモンド:FF1)
Palamecia (パラメキア:FF2)
Saronia (サロニア:FF3)
Fabul (ファブール:FF4)
Karnak (カルナック:FF5)
Narshe (ナルシェ:FF6)
参考:
eLeMeN2010年9月22日 旧F14 アーリーアクセス(最大18ワールド)オープンβからキャラクターデータの引き継ぎ無しで、ワールドはKarnak/Narsheを除いて開始。
9月30日に正式サービス開始。10月3日にKarnakが追加。計18ワールド
2012年2月9日 ワールド統合発表既存の18ワールドを新設の10ワールドに再編。
既存プレイヤーは希望ワールドを申請。期日までに希望がない休止プレイヤーは均等に割り振り。ただし、ワールド名は統合まで非公表という内容。
既存プレイヤーコミュニティの分断を危惧したプレイヤーは反発し
フォーラムに殺到。
この案は一旦取り下げられ2月17日に
既存ワールドのプレイヤー/リンクシェルをそのまま統合する形に変更。
希望者のみ申請して他ワールドへ移転可能。
2012年3月27日 ワールド統合実施(10ワールド)※ワールド名は伝説の武器の名前
Ridill (リディル:Selbinaのユーザーをそのままに名称を変更)
Masamune (マサムネ:Gysahl + Wutai)
Durandal (デュランダル:Corneria + Rabanastre)
Aegis (イージス:Figaro + Melmond)
Gurngnir (グングニル:Mysidia + Istory)
Sargatanas (サルガタナス:Lindblum + Saronia)
Balmung (バルムンク:Besid + Fabul)
Hyperion (ハイペリオン:Kashuan + Trabia)
Excalibur (エクスカリバー:Karnak+ Palamecia + Bodhum)
Ragnarok (ラグナロク:完全新設。欧州タイムゾーン推奨ワールド)
統合ワールドは当時のワールド人口を考慮したもの。FF11由来の名前を持ち最大人口だったのSelbinaはそのままRidillに。3ワールドを統合したExcaliburや、既存のコミュニティを引き継がない完全新設ワールドのRagnarokが追加された。
ワールド統合でのプレイヤー動向は
当時のLodestone国勢調査を参照のこと。
2012年11月 旧FF14サービス終了(10ワールド)11月1日。新生への引き継ぎのためにキャラクターデータ最終セーブ
11月11日のワールドシャットダウンまで
最終決戦イベントが実施された。
旧Lodestoneはそのままサービスを維持。プレイヤーの要望を受けワールドも年末まで再稼働。ただしキャラクターデータの変更は反映されない。
2012年10月 新生FF14αテスト(最大3ワールド)2012年10月29日から断続的に新生FF14αテストが実施
Chocobo (チョコボ)
Moogle (モーグリ)
Bahamut (バハムート)
Louisoix (ルイゾワ:MoogleとChocoboを統合)
2013年2月 新生FF14クローズドβテストフェーズ1・2(最大15)Chocobo/Moogle/Bahamutは継続。キャラクターデータの引き継ぎは無し。
[新設]
Atomos (アトモス)
Tonberry (トンベリ)
Adamantoise (アダマントータス/アダマンタイマイ)
Coeurl (クアール)
Malboro (モルボル)
Tiamat (ティアマット)
Ultros (オルトロス)
Behemoth (ベヒーモス)
Cactuar (カクター/サボテンダー)
Cerberus (ケルベロス)
Goblin (ゴブリン)
Mandragora (マンドラゴラ)
2013年6月5 北米/欧州データセンターの設置とレガシーワールドのリグループ発表新生での海外プレイヤーのプレイ環境向上のために海外データセンターが設置されることになった。
それにともない、旧FF14のワールド(レガシーワールド)は日本データセンターに残るワールドと北米/欧州データセンターに移設されるワールドとに分かれた。
Ridill/Masamune/Durandal/Aegis/Gungnir ⇒日本DC
Sargatanas/Balmung/Hyperion/Excalibur/Ragnarok ⇒北米/欧州DC
移設はβテストフェーズ4開始時に行われる。
キャラクターのワールド移転希望者は申請する。
βテストフェーズ3では旧FF14のキャラクターデータを引き継いだレガシーワールドが追加される。
レガシーワールド内や、サービス継続している旧Lodestone上で(フェーズ3でβテストの守秘義務が大幅緩和)コミュニティで話し合ってほしいという形。
結果として北米/欧州DC以降予定のワールドから日本語プレイヤーの多くは下記のように移転した。
Balmung→Masamune
Excalibur→Aegis
Hyperion→Durandal
Sargatanas→Gungnir
詳細は当時の
Lodestone国勢調査を参照。
2013年6月14 新生FF14クローズドβテストフェーズ3(最大35)βテストフェーズ2から全て継続、キャラクターデータの引き継ぎは無し。
旧FF14からレガシーワールド10ワールドが追加。旧FF14からキャラクターデータを引き継ぎ。フェーズ3のプレイデータはフェーズ4以降には引き継がない。
[新設]
Garuda (ガルーダ)
Ifrit (イフリート)
Ramuh (ラムウ)
Titan (タイタン)
Diabolos (ディアボロ)
Gilgamesh (ギルガメッシュ)
Leviathan (リヴァイアサン)
Midgardsormr (ミッドガルズオルム)
Odin (オーディン)
Shiva (シヴァ)
2013年8月17-19 新生FF14オープンβテスト(最大50)βテストフェーズ3から全て継続。オープンβの様子は
当方のブログを参照
オープンβのデータは正式サービスに引き継ぎ可。ただしレベルキャップ20。
[新設]
Carbuncle (カーバンクル)
Kujata (クジャタ)
Alexander (アレキサンダー)
Fenrir (フェンリル)
Anima (アニマ)
Hades (ハデス)
Ixion (イクシオン)
[8/17新設](
JP/EN)
Typhon (テュポーン)
Ultima (アルテマ)
Faerie (フェアリー)
Exodus (エグゾーダス)
[8/18新設](
JP/
EN)
Valefor (ヴァルファーレ)
Ixion (イクシオン)
Siren (セイレーン)
Lamia (ラミア)
Phoenix (フェニックス)
2013年8月24日。新生FF14アーリーアクセス。27日正式サービス開始(最大61ワールド)オープンβから全て継続。
[9/4新設]Pandaemonium (パンデモニウム)
Famfrit (ファムフリート)
Lich (リッチ)
コンテンツファインダーのマッチングを各物理データセンター毎から日本DC2グループ、北米/欧州DC2グループに分割
[9/12新設]Unicorn (ユニコーン)
Yojimbo (用心棒)
Zeromus (ゼロムス)
Asura (アスラ)
Belias (ベリアス)
Mateus (マテウス)
Zalera (ザリエラ)
Brynhildr (ブリュンヒルデ)
コンテンツファインダーのマッチングを各物理データセンター2グループから3に分割
2013年12月15日。パッチ2.1でロビーサーバーが分割され現在の論理データセンターになる(61ワールド)日本データセンターは既存の3グループがそのまま3DCに。北米/欧州データセンターは北米向け2DC,欧州向け1DCにリグループされた。
2014年4月4日。PS4版リリース。(64ワールド)[新設]
Shinryu (神龍)
Jenova (ジェノヴァ)
Zodiark (ゾディアーク)
2015年10月21日。欧州データセンターが新設され、Chaosデータセンターが移設(64ワールド)2017年1月16日。パッチ3.5にてクロスワールドパーティ募集がリリース。(64ワールド)2017年5月17日。北米データセンターの拡張に伴う移設(最大66ワールド)アメリカ東海岸のモントリオールにあったデータセンターを西海岸のカルフォルニアのデータセンターに移設した。
※先に欧州DCが新設されたことで欧州と距離の遠い西海岸に移設しても影響範囲が小さく、オセアニアからも近くなった。
2017年6月14日。ワールド間人口の平均化優遇施策開始と欧州DCにワールド新設(最大66ワールド)[6/16新設]※紅蓮アーリーアクセス開始日
Omega (オメガ)
[6/19新設]Louisoix (ルイゾワ)
2019年4月2日。欧州データセンター拡張(66ワールド)新設データセンターLightを追加し、既存のChaosデータセンターのワールドをリグループ
2019年4月23日。北米データセンター拡張(66ワールド)新設データセンターCrystalを追加し、既存のAether,Primalデータセンターのワールドをリグループ
2019年4月23日。パッチ4.57でワールド間テレポ実装(66ワールド)同じデータセンター間のワールドを自由に行き来できるようになった。
2019年6月18日。欧州データセンターにワールド新設(68ワールド)[6/18新設]Twintania (ツインタニア)
Spriggan (スプリガン)
そして現在に至る。
ということでFF14のワールドとデータセンターに関する情報をまとめてみた。
旧FF14のリリースから10年を超え、まだ拡大し続けていることは素直に喜ばしいがワールドリグループともなればいろいろ起こるので今後の情報を注視していきたい。