こんにちは!自称占星メインのSelena Celpinaと申します。
今回は、味方への火力支援が得意という変わった性能を持つヒーラー、
占星術師の解説をしていきたいと思います。
エフェクトがキラキラしてて凄い綺麗なジョブ。魅力的な要素を多く持っているので、初めてのヒーラーを占星術師でやろうと思っている方もいらっしゃるかと思います。
今回は
初級編として、ヒーラーを触ってみたいという方を対象に
Lv.1〜60の範囲でIDやノーマル討滅戦、ストーリー攻略で基本的な立ち回りが出来ることを目標に解説していきます。
1.ピュアヒーラーとバリアヒーラーまず超基本的事項から。FF14にはHPを直接回復することを得意とする
「ピュアヒーラー」と、敵からのダメージを軽減することを得意とする
「バリアヒーラー」が存在します。で、ピュアヒーラーは
白魔導士・
占星術師、バリアヒーラーは
学者・
賢者といったように、明確に役回りが決まっています。かつては占星術師はスタンス切り替えによってピュア・バリアのどちらにも対応出来ていたのですが、6.0の改修でその特性は失われています。
2.心構え
まず前提として、同じピュアヒーラーである白魔導士と比較すると、占星術師は
操作難易度が非常に高いです。初めてヒーラーに触れたいと思っている方は、私は白魔導士から触れることをおすすめしています。
何故か?まず、占星術師のジョブ特性であるカードシステムは、
回復に全く関与しません。ヒーラーとしての基本的な立ち回りが出来ることを前提としているので、ヒーラーそのものに慣れないうちに触れるとどっちつかずで混乱する可能性があります。
次に、ピュアヒーラーなのに
敵の攻撃をある程度把握していないとちゃんと回復出来ない技が多いことが挙げられます。HPが減ってから技を撃っても全く問題ない白魔導士よりも操作に癖があり、スキルの仕様に慣れないうちは白魔導士より回復力が低いと感じるはずです。
以上を踏まえた上で、それでも初めてのヒーラーとして占星術師を使ってみたいという方、
白魔導士を触れた上で触ってみたいという方、主にそのような方向けにアクションの具体的な解説をしたいと思います。
3.アクション解説
…とここまで色々脅しみたいに言ってきましたが、Lv.50くらいまでは白魔導士との性能差は大きくありません。
ヒーラーとしての動きを学習したいなら、このレベル帯のうちに慣れておきましょう。
カード投げの動きは最低限できれば良いので、まずはヒーラーとして求められる動きを練習してみると良し。
Lv.60までのアクション (分類順)◆攻撃系マレフィク(→マレフィラ→マレフィガ→マレフィジャ→フォールマレフィク)主砲。手が空いた時に撃ちます。ヒーラーは飽くまで回復が仕事なのでPTメンバーを落とさないことが最優先事項ですが、手が空いた時はしっかり撃ちましょう。コンテンツの難易度が上がると、如何にこれを多く撃つか、という方針へとシフトしていきます。
コンバス(→コンバラ→コンバガ)Dot(継続ダメージ)。総合威力はマレフィク系よりも高いです。そのため敵のHPがあと少しな時を除いて、効果が切れそうになったら更新します。
グラビデ(→グラビラ)範囲攻撃。敵が2体以上ならこちらを使いましょう。他のヒーラーの範囲攻撃と比べると威力が低いですが、唯一敵中心範囲の攻撃(他のヒーラーは自分中心範囲)となっているのでAoEに巻き込まれにくいという特性を持っています。
※括弧内は置き換えアクションです。
★置き換えアクションについて
◆単体回復系
ベネフィク
ベネフィラ
MP効率はベネフィクの方が良いのですが、占星術師はMP持ちが非常に優秀なのでLv.50以降ではベネフィラのみでもほぼ問題ありません。因みにベネフィラは詠唱時間、消費MP共にケアルラに勝り、回復力は全く同じなので完全上位互換と化しています。
アスペクト・ベネフィク(以下アスベネ)こちらは白魔導士のリジェネに相当するスキル。効果時間が15秒とリジェネより短い代わりに着弾回復効果がついています。6.2でHoTの回復で敵を釣らないようになったのでタイミングの見極めがより簡単になりました。総合回復力が
1500と優秀なので、タンクが敵を釣ったら投げましょう。
以上は
GCDヒールと呼ばれ、強力な回復性能を持ちますが1回撃つごとに撃てるマレフィク系の回数が1回減ります。とはいえ、Lv.50時点だとピュアヒーラーはアビリティヒールをロクに持っていないので、結構お世話になると思います。
ディグニティこちらは
アビリティヒールといい、撃っても攻撃回数が減りません。基本的にリキャストが貯まっていればベネフィク系よりこちらを優先しましょう。
対象のHPが減っているほど回復力が増大しますが、HPが半分くらいならもったいぶらずガンガン使っていきましょう。
白魔導士のベネディクション・テトラグラマトンに相当する技です。ただしHPが1のタンクに投げても、クリティカルしない限りは半分も回復してくれません。なので6.1で改修されるまでは暗黒騎士のリビングデッドとの相性が絶望的に悪かった。
◆範囲回復系ヘリオスアスペクト・ヘリオス(以下アスヘリ)いずれも基本的な
GCDヒールですが、瞬間回復力はヘリオスの方が上、総合回復力は継続回復効果を持つアスヘリの方が上です。全体攻撃が連続で来ない限りはアスヘリのみで問題ありません。
まぁ、8人PTだと相方ヒーラーが頑張って戻してしまい、継続回復が丸々オーバーヒールになってしまうこともままあるのですが…。注意点として、白魔導士の
ケアルガに相当する技を持っていません。遠く離れた味方への回復がLv.62習得のアーサリースターに頼らざるを得ず、半壊した時の立て直し力も白魔導士にどうしても及ばない、ということを理解しておきましょう。(高レベル帯になってもこの弱点はあまり改善しません)
晴天対抗回復量はアスヘリに劣りますが性能が似ており、詠唱なしで打てるアビリティヒール。アビリティヒールが癖まみれの占星術師にしては素直な性能をしており非常に使いやすいです。
これを覚えて以降、全体攻撃の回復は晴天対抗を優先して打ち、回復量が足りない、もしくはリキャスト中の時に限りアスヘリを撃つ、という動きになります。
範囲スタン+味方に投げたバフの延長技じゃないの?と思ったそこのあなたは蒼天紅蓮からの古代人です。◆軽減系運命の輪パッチ6.4で仕様が変更(というより事実上の強化)されました。若干ややこしい技なので丁寧に解説します。
まず、昔のヤ・シュトラあたりが使いそうなバリアを展開します。同時に、バリアの周囲に衝撃波のようなエフェクトが広がります。
衝撃波を受けた自身及び周囲30m以内にいる味方は、5秒間受けるダメージが10%減る軽減効果を得ます。
更に、衝撃波だけでなく輪の中に入っている場合は上記に加えて効果時間15秒、総回復力500のHot効果も得られます。
輪は最大18秒間展開することができ、展開中は上記の軽減・Hot効果の効果時間は減りません。(厳密にはサーバータイムの仕様で3秒ごとに効果時間がリセットされます)
ただし、輪の展開中は移動を含め一切の行動が出来ず、他の行動をした場合は輪の展開はキャンセルされます。
ピュアヒーラーにとっては貴重な、ダメージ自体を軽減する効果をもつ技です。
白魔導士のテンパランスと比べると、効果時間や追加効果の性能は劣りますが、リキャストが60秒とかなり高回転で気軽に使えます。基本的には全体攻撃の直前で展開し、ダメージ軽減を図るリプライザル的な運用になるでしょう。
◆蘇生系アセンド対象を衰弱状態で蘇生しますが、貴重なMPを2400も持ってかれます。しかし本体火力が低い上にMP持ちの良い占星術師はロスが少ないので誰かが落ちたら率先して起こしてあげましょう。
◆バフ系ドロープレイ占星術師の真髄ともいえるカードシステム。ドローを押すとカードを引き、味方の誰かをターゲットした状態でプレイを押すとそのカードをターゲットした人に投げます。
アーゼマの均衡、
オシュオンの矢、
ハルオーネの槍は
メレー・
タンク(近接職)、
世界樹の幹、
サリャクの水瓶、
ビエルゴの塔は
レンジ・
キャスター・
ヒーラー(遠隔職)に投げると6%の与ダメージアップを付与できます。しかし、
投げるロールを間違えると効果が半減します。IDではDPSが2人とも近接or遠隔で、リドローしてもいない方のカードを引いてしまった!って時、あると思います。そう言う時は
自分(占星術師)かタンクに投げてください。タンクは基本的にDPSの7割(範囲火力なら8割以上)、ヒーラーでも5〜6割程度の火力が出ます。自分かタンクが初心者で、DPSたちに火力で大きく水を開けられてない限りはタンクヒラに投げた方が、総合的に火力期待値は上がります。
基本的にその判断はヘイトリストの順位を見たり、味方の動きを観察して決めましょう。IDですのでそんなに意気込まなくてもOK。
え?某高性能計算機?ここは公式の日記帳ですよ?リドロードローしたカードを
1度だけ再抽選出来ます。後述するアストロサインを揃えたり、味方に遠隔職がいないのに遠隔カードを引いてしまった(もしくはその逆)時に使います。
ディヴィネーションドロー・プレイとは関係なく自身周囲の与ダメージを6%上昇させます。PT全員に付与出来るため、本体火力の低い占星術師にとっては貴重なシナジーリソースです。Lv.50時点ではあまり意識する必要はありませんが、味方のバーストタイミングに合わせて撃つ、ということが徐々に求められるようになります。
アストロダイン序盤の占星術師最大の壁。先述した6種類のカードにはそれぞれ「
太陽」「
月」「
星」のどれかの「アストロサイン」が設定されており、戦闘中の味方にカードを投げると、占星のジョブHUDの上に最大3つまで使ったカードのアストロサインが蓄積されていきます。
3つアストロサインが貯まった状態でこの技を使うと、蓄積されたアストロサインを全て消費して自分にバフを付与します。
付与されるバフはアストロサインの種類に応じて決まり、
1種類しかなかった場合は
MP回復効果、
2種類ならそれに加えて自身の
スペルスピードが上がる効果、
3種類全て揃っていれば以上の効果に加え
与ダメージと回復効果が5%上昇します。
なんのこっちゃ、かと思う人もいるかもしれませんが、
要はカードを3枚投げた時点で蓄積されてるマークの種類が増えるほどお得!という技です。
このうち、MP回復効果とスペスピ上昇効果は確定で付きます。
(現在のリドローは必ず違うアストロサインを持つカードを引き直すため)要は占星術師のカードガチャは、ほぼ
自身の与ダメージと回復効果を上げるバフを如何に付けるかに集約されているというわけです。
でも結局運ゲーなので、揃わない時は揃いません。
そんな時は諦めて下さい。ライトスピード
15秒間、全ての魔法の詠唱を2.5秒短縮します。しかし占星は蘇生以外のキャストは全て1.5秒なので、実質走り回れるバフと思って下さい。
瞬間回復をするというより、走りながら殴るといった、機動力を補強したい時に使います。IDでタンクがまとめ出したとき、Dotを配った後これを使ってグラビデ連打しながら走るとちょっとイケメン。
(実はレイドではあんまり使うタイミングを選べないのですが、初級編では省略します)
◆回復補助系シナストリーこれを誰かに投げた後に単体回復魔法を実行すると、投げた人もその回復量の40%分回復するという技。ディグニティ等の
アビリティヒールには効果がありません。2人がAoEを踏んづけちゃった!って時、片方にこれを投げてもう片方にベネフィラをすれば大抵なんとかなります。(3人以上踏んでたら全体ヒールをしましょう)また、シナストリーを投げた人に回復魔法を投げてもちゃんと発動するので、単純にベネフィラを強化するためのバフとして使っても◯。
ちなみにアスベネは着弾回復にしか反応しません。
4.IDでの基本的な動き方(Lv.1〜60)以上のアクションを踏まえて、IDでの動きを簡単に確認してみましょう。
・ダンジョンに入ったらドローを必ず押す
ドローは2チャージアクションな上に非戦闘状態でも1枚キープしておくことが出来るので、投げられるカードを増やすために癖をつけておきましょう。
・タンクが敵を釣ったらアスベネを投げる
GCDヒールといえど、アビリティヒールが揃うまで、特に星天交差を覚えるまではガンガン使っても大丈夫です。現在は接敵前と後どちらのタイミングで投げても構いませんが、接敵前に投げる場合は敵と距離がある程度離れているタイミングで投げないとタゲを貰ってしまうので注意しましょう。
・雑魚にDoTを配る
敵が複数体いる場合でも、継続ダメージ技であるコンバスは基本的に投げましょう。
ただし、雑魚のHPが低く、Dotが12秒以上(4HIT)経過する前に倒してしまう場合や、敵が5体以上の場合はDotを投げずグラビデを連打しましょう。
・味方のHPが半分以下になったらディグニティ>ベネフィラを投げる
ディグニティの威力はHP30%以下で最大の900になりますが、最大効果を発揮させようとしてベネフィク系を投げるのは無駄なのでガンガン使ってしまいましょう。
・カードを投げるタイミングは任意で良い
Lv.60くらいまでは明確なバーストを持つジョブがあまり多くなく、戦闘開始時にDPS2人に投げる以外は割と適当なタイミングでも問題ないことが多いです。(そもそもIDは来る人のプレイヤースキルの幅は大きく、タンクが最高火力を出していることも全く珍しくありません)
ただし、ディヴィネーションがある場合はそれと同時に投げると火力期待値が高くなります。
・GCDを詰まらせない
重要。詠唱技が短い占星術師といえど、コンバスやライトスピード中を除いて1GCDに1つまでしかアビリティを入れることが出来ません。
マレフィク(ドロー)→マレフィク(プレイ)のように、GCDを止めないように工夫してみましょう。
回復面では白魔導士との差異はあまり大きくはなく、ケアルガとベネディクションが無い代わりにディグニティを持たされているような感じです。
ただしそれにドロー関連が加わり、操作感はかなり忙しく感じるはずです。
中級編に続く
FF14では、紅蓮時代から置き換えアクションという仕組みを導入しています。これは、単に威力が上がっただけの上位互換技を覚える場合、以前のアクションのホットバーを上書きするという仕組みです。ヒーラー以外でも少なくないジョブがこの仕組みを持ちますが、ヒーラーは全てのジョブの主砲とDot技が置き換えアクションになっています。逆に、上位技なのに置き換えられなかった場合は使い分けが存在することを気にしておきましょう。(例:学者のルイン・ルインラ、黒魔道士のファイア系・ブリザド系など)