記憶の一塊集めと召喚士の練習をかねて蒼天エリアのFATE巡りをしている。
以前からプレイしている人には今さらの話だろうが、FATEの名称には映画や小説のパロディっぽいものが多く見受けられる。たまたま似た名前になっただけかもしれないが、開発側に好きな人がいるのかなと思えてなんとなくうれしい。
例えば高地ドラヴァニアの「アンブロークン・アロー」は戦闘妖精雪風シリーズに
同名の作品があるし、「卵をめぐる竜の戦争」といえば思い出すのは『
卵をめぐる祖父の戦争』だ。低地ドラヴァニアの「悪魔の機械」といえば
K.W.ジーターの小説の題名でもある。ドラヴァニア雲海の「夜と霧」ももしかしたらV.E.フランクルの
本が由来かもしれないし、「失われた世界」といえば
アーサー・コナン・ドイルが思い浮かぶ。蒼天エリアではないがクルザス中央高地に「流れよ我が涙」が湧いているのを見るとSF読みとしては「
、と警官は言った」を付け足したくなる。そういえば南ザナラーンの「砂漠の子供たち」が砂漠で巨大イモムシと戦わされる内容なのは『
デューン』が元ネタなのかなあと思わなくもない。
「トゥリヘンド・スクランブル」と「トゥリヘンド・ベロシティ」が連続FATEになっているというのは
マルドゥック・スクランブルと
マルドゥック・ヴェロシティつながりとしか思えないし、新生エリアの「愛はさだめ、さだめは死」なんて
ジェイムズ・ティプトリー・Jrの小説の題名そのまんまだし、ギラバニアの「トンボ身重く横たわる」は『
高い城の男』に登場する「イナゴ身重く横たわる」からかなあとも思うし、「次の岩に続く」といえば
ラファティだし、「熊と踊れ」は
ルースルンド&トゥンベリの同名の小説からとったのかなとも思うけどこれはまあ偶然かもしれない。
こういうのをリサーチしはじめるとFATE巡りがいつまで経っても終わらないのでこのへんで。