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Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

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【RP二次創作記事】郷愁の勇者 冒険者との出会い エピソード2

公開

エピソード1からの続き

穏やかな日常がゆっくり流れていた。
底引き漁の網を干す手伝いをしたり、釣り上げた魚を近所の漁師に買い取ってもらったり、僅かだがギルを稼げているささやかな幸せを維持すること位はできていた。

たまにガラの悪い盗賊衆が村人に因縁をつけ水産物を奪っていく、彼らがやってきたときはモモロトの忠告通り家に引きこもる。出来る限り接触を避けるのが一番の防衛策といわれている。
クレセントコーヴの近くに盗賊衆が根城を置き、それ以来度々小競り合いが起こっているという。
走り回って遊んでいる子供にわざとぶつかり迷惑料と称して、金銭や水産物を要求してくる。若い村人を煽り見せしめのために重傷を負わせたり、時には命を奪うこともあった。事実上占領支配されている。
関わらなければ対岸の火事なのだろう。村人は誰も同じ住民を助けようとはしない。


「そっちはどうだ?」モモロトが釣り竿を担いでこちらに漁場を移動してきた。
「。。。飽きた。」
「おい。まだ正午前だぞ?早すぎだろw」
「う~ん。。。今日は釣れない。。。」
「そりゃそうだよ。魚だって命がけなんだぞ。食らいついていいのかどうか。しくじったら自分が食われるんだからな。釣りってのは命を懸けた一本勝負ってことさ。」
「勝負かぁ・・・勝てる気がしない・・・」
「だからな。誠心誠意、魚と向き合って糸を垂らし、相手の身になってジッと待つんだよ。」
「奥。。。深いですね。。。!あれは?」
波打ち際に漂う海藻が目に入った。あれはもしかすると。

「あの?あの赤い海藻はなんですか?」
「あー、あれは紅玉草の一種だよ。食えないし売れないし、まぁ価値はないな」
「食べられないんですか?」
「うん、茹でると灰汁ばかり出てなぁ。。。うまみが無いんだよ」
モモロトは処置無しという仕草をした。
「茹でると灰汁が出るんですね!」間違いない。。。この世界にもあった。

天草だ!アレが作れる。。。
早速、天草を採取し下ごしらえを始めた。よく洗い、真水に漬け込む。
オリヴァーは何が出来上がるのか興味津々で後をつけてきては質問を繰り返す。
モモロトはゼリーならリムサのレストランで出されていると言っていたが海藻から作られるなどとは聞いたことが無いと言っていた。
エオルゼアでは食材で使われるゼラチン状のものは魔物を討伐して素材にすることが一般的で採取に危険が伴うことから値段が高く富裕層のデザートとされていた。
強い火力で煮詰めるので吹きこぼしに注意しながら、1時間程度待ってボール状の器に煮汁を注ぐ。
夏でも日陰ならばすぐに固まり始めるので涼しい場所においてみた。
完成はしたが、肝心なものが手に入らず暗礁に乗り上げた。。。甘味料が手に入らない。砂糖の類もここでは贅沢品で貧しい村ではお手上げだった。

甘いものを口にしたことがあるかメリルダ姉弟にきいてみた。ほぼ無いとの事だが、ほぼの部分に期待してさらに聞いてみると。
父親がベスパーベイに仕事で出かけたとき、時折買ってきてくれた「オレンジジュース」という甘味飲料の話が聞けた。

ベスパーベイに行ってみる!
モモロトは驚いて「よせよせ!足跡の谷を突っ切らなければならないんだ。魔物に絡まれたら大変だぞ!女一人で?行商人を待てよ。キャリッジに乗せてもらわなければ危険だ!」
「昼間に行くし、見つからないように気をつけるから。」と視線を向けると。
「だ。ダメだぞ!俺が一緒に行っても足手まといになるだけだ。」
「大丈夫。行商人と言ってもいつ来るかわからないし、歩いて行ける距離だというし一人の方が動きやすいので。それに運賃が高すぎるよ。これも勝負です!」
「それは釣りの話で。。。アーもう!ちょっと待ってろ!」モモロトは自宅に駆けて戻り、一振りの剣とアクセサリーを持ってきた。
「これは?」と聞くと「これはなぁ。ショートウィザードソードだ。冒険者が使っている一般的な片手剣だから包丁よりは役に立つだろう。。。」
「それは?」綺麗に装飾された指輪だった。
「へ・へんな意味じゃないからな!これは魔物と戦闘になったときほんの少し身体能力を底上げしてくれる魔法が付与されてある。ビギナーリングって言うんだ。お守り代わりに装備しておけよ。」

出来る限り身軽に装備を整え、早朝、明るくなるのを待って出発した。メリルダにお弁当を用意してもらった。
そして、初めての冒険となる足跡の谷に向かった。
この日はあいにくの雨模様だが足音をごまかすのには好都合と言えた。整備されていない小橋を慎重に進んだ。
シックシェルという蟹の魔物とバザードと呼ばれる鳥の魔物の支配地域を突破する必要がある。
そこを抜ければ街道に出て人の往来もある。

身を屈めながらすすむが、シックシェルはいたるところにいる。焦燥感から小走りになる。
すると上空から金切り声がしてバザードが向かってきた。
もう見つかってしまった。距離的に後戻りもできない。甘く見ていた・・・野良犬やカラスの類ではなかったのだ。バザードは羽を広げると人の身長をゆうに超える大きさだった。
なんの心得もない女が太刀打ちできるはずはない。剣などは抜く間もなく両手で頭を守ることしかできなかった。

聞きなれた音がする散発的に。乾いた音。銃だ!すぐにわかった。
パン!という音と共にバザードが悲鳴を上げ墜落していく。水際を見てみるとおびただしい数の斬撃を受けたシックシェルの死骸が漂っていた。

私は剣を両手で構え音の方向へ向けた。無頼漢(ガラの悪い男)と言った風貌の男も一度収めたガンブレードを再び抜きこちらに向けた。
見た目は悪党だが、私を守ってくれたことには違いない。。。なので一礼をして剣を収めると、
男は何度も頷きガンブレードを下した。

男は顎をしゃくり上げ「こっちへ来い」との仕草をした。
「どこへ行く気だ?」挨拶もなく切り出してきた。
「ベスパーベイまでです。」というと。

「なるほどな。ちょいと魔物にご挨拶して通してもらう気だったのか?」男は続ける。
「いいか?魔物にとっちゃお前はランチ時にノコノコやって来るスパゲッティミートソースだ。わかるか?」
「助けてくれて、ありがとうございます。」頭を下げて「私は・・・」と名乗ろうとしたら
「待て!よせ!名乗るな!お互いの為だ。本名はやめろ!意味がねぇ。」被せて言ってきた。
「でも。。。じゃあ・・・なんてお呼びしたら」困惑すると男は
「それならなぁ・・・俺の事はタラハシー。そう!タラハシーとでも呼べばいい。おめぇは?」
「え~と。。。ベスパーベイに行くからべスで・・・」
「そうか。それでベス。なんだっておめぇはベスパーベイまでお散歩する気になったんだ?」
「オレンジジュースを使ってお菓子を作ろうと思って・・・あそこにしか売ってないって聞いたんで。」
「なんだって?俺に神の名を呼ばせる気か?お菓子を作るためだと?いや待て!ツボに入ったぜ。気に入った。本日は出血大サービスといこうじゃねぇか。ベスパーベイまで同行してやろう。文句はあるか?」もちろん異論などない。そして男は言った。

「おめぇ。ひょっとしてトゥインキーも作れるんじゃねぇだろうな?」
「トゥインキーってなんですか?」
「おいおい。菓子を作るのにトゥインキー知らねぇのか?それじゃあこの俺の相棒ビルマーレイに乗せてやることはできねぇな。」少し意地悪く言ってきた。

「でも・・・その子は一人乗りでは?」男は騎乗用のチョコボと言われる動物を従えていた。
「早速むかつくこと言ってくれるじゃねえか。いいか?12のガキ見てぇだからわかりやすく説明してやる。何故俺の相棒ビルマーレイに乗れねぇのか」

説明時間15分少々経過。。。

「・・・というわけだ。わかったか?」
「・・・はい。おおむねですが・・・」乗るためにはグランドカンパニーというものに所属しなければならないとか、何より相棒に対する愛が強いようだ。
「よし。胸はちいせぇがものわかりはいいようだな。」
「関係なくないですか?」
「あぁだがな。もっと関係ねぇ話をするやつを知ってるぞ。聞きてぇか?」

寡黙で無口という印象とは違い。冒険者タラハシーはおしゃべりでした。
ベスパーベイまでの安全は保障された。のか?('ω')

つづく・・・


ーーーー
今回はFCメンバーのアイアンさんにSSを協力して頂きました。感謝です。
コメント(6)

Nemo Aby

Alexander [Gaia]

おー!あやかさん小説家だったのか!
読みやすいし面白い。

ベスの続き楽しみにしてます。

Arus Glay

Belias [Meteor]

おー、さっそく昨日のSSが!
アイアンさん扮するタラハシー、なんか格好といい喋りといいアメリカンな感じでいいですね!
ベスの次なる冒険楽しみです^ ^

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

Nemoさん
コメントありがとうございます。
そんな大それたものじゃないんですけど(*'▽')
自キャラの設定をしてみようかなと初めて見ました。
妄想が膨らんで結構たのしいです。

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

Arusさん
早々に使わせていただきました。
映画の推しキャラをどうしてもちょい役で出したくて
やってもらいました。
そのうちアルスさんにもお願いすると思います|д゚)。。。

Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

天草!伊豆半島の天草は品質がよくてめっちゃ美味しいですよ!

今回は会話編ですね、ベスパーベイいかねば木がしてきますね!これは急がねばです(笑

Ayaka Wavesurf

Belias [Meteor]

しろうさん
千葉で寒天を作っているお年寄りを子供のころよく見ていたので作中で使おうかなと思いまして、現在ならカルピスやかき氷のシロップなどで色とりどりの寒天が作れるんですよね。上下二重に色をあしらった綺麗なものを作るお年寄りもいましたよ。

ベスパーベイは新生でメインストーリーの中心になる街なので、暁の血盟以外で赴く動機が欲しいと思っていたのですよ。クレセントコーヴがいい位置にあったので住人とのつながりを作ってみました。
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