ファルコンネストでご老人と知り合った。
昔はのどかな山村だったがドラゴン族の見張りのために要塞化されていってるそうだ。
自分の愛した村が復興されると思いきや要塞化。
さぞかし胸を痛めたのだろう。
しかし、ドラゴン族との闘いに備える姿勢だったレッドワルド殿も、解毒薬の件がきっかけで理解し、ご老人と共に薄いスープを飲む仲間になった。
よかった。とても寒い所だが心が温かくなった。
しかしそう喜んでもいられない。ウスティエヌ殿の事だ。御父上のモントルガン殿の心情を思うといたたまれない。
ウスティエヌ殿はなぜあのような事を言ったのか…
どうか無事に親娘の再会を果たしてほしい。
私も協力を惜しまない。
私の父上も同じような心境なのだろうか。
黙って家を出た事、少しは後悔している。
相変わらず金銭的には楽ではないが日々充実している。
今度手紙でも書いてみようか。