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【CoCシナリオ】呪術士ギルドからの依頼[シナリオ編(導入)]

公開
[概要・プレイヤー情報編]の続きになります。

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・導入
――これは、光の戦士がドマ解放の為にオサード小大陸へ行っている頃のお話。
エオルゼア時間12時の昼下がり、ザナラーン地方のギルドリーヴを終えた冒険者である貴方達。
交易都市国家『ウルダハ』の酒場であり、冒険者達の活動拠点の冒険者ギルドでもある『クイックサンド』にて、報酬を受け取った貴方達は休憩をしていた。
ウルダハの暑い気候の中、キンキンに冷えた辛口のエールで喉を潤していたその時、クイックサンドの女将であるモモディが貴方達に声をかけてきた。
「ユースタスから聞いてるわよ!貴方達の活躍!最近ザナラーンの依頼を沢山成功させてるみたいじゃない!」
いつもの明るい声で貴方達に話しかけるモモディは、急に神妙な顔つきになった。
「ところでね、沢山活躍している貴方達に是非頼みたい依頼があるの。」
いつもの明るい声とは打って変わって低いトーンで話すモモディを見て、貴方達は身を引き締めた。
「呪術士ギルドに在籍している『タタロウ・ククロウ』さんがね、5日前から見かけないらしいのよ。それで心配だから本人の家に行って、何処へ行ったか手がかりを探してきてほしいって、ご友人の『ナナイ・ラライ』さんから依頼が来てね。タタロウさんの家がちょっと厄介な所にあるみたいだから、腕の立つ貴方達に頼みたいのよ。報酬は結構多くて、10万ギルなんですって!どうかしら?」

(ここでPL達が渋ったら、「もし断りそうだったら報酬を上げるって言ってたわよ。」などと言って報酬を増やしていきます。)
<依頼を断った場合エンディング5へ>

いつもの依頼よりかなり多い報酬に目が眩んだ貴方達は、快く引き受けた。
「本当!?助かるわぁ!」
モモディはいつもの明るい声で、ララフェル族特有の両手を挙げて喜ぶポーズをした。
「最近難民の人が行方不明になる事件が多くなってきてね……。もしかしたら、タタロウさんもこれに巻き込まれたんじゃないかって思ってね……。」
と、モモディは心配そうに呟いた。
「それじゃあ、依頼人に貴方達の事を伝えるわね。ナル大門の前で待ってるらしいから、詳しい内容はその人に聞いてね。デューンフォークの呪術士の男性で、両手に包帯を巻いてるのが目印よ。」
そう言ってモモディはリンクシェルで、恐らく依頼人に一言二言話した後、微笑みながら手を振ってカウンターの中へと入っていった。


クイックサンドの目の前にある、ウルダハの外である中央ザナラーンへと出る大きな門『ナル大門』。
幅の広いナル大門の隅に、黒いカウルを着てフードを目深に被った白い包帯を両手に巻いている小さなララフェルがちょこんと立っていた。

貴方達が近づくと、こちらに気が付いた様でちょこちょことした足取りで近づいてきた。
「もしかして、私が依頼した冒険者様ですか?」
男にも女にも聞こえる高い声で中性的な顔なので一瞬性別が分からなかったが、ララフェル族にはよくある事だ。モモディが言っていた通り男性なのだろう。
そうだ。と貴方達が答えると、少し顔が明るくなった様に見えた。
「ありがとうございます!あ、申し遅れました。私はナナイ・ラライと申します。早速なのですが、私の友人のタタロウの事についてお話ししますね。」
そう言ってナナイは悲しげな表情になった。
「タタロウは優秀な呪術士でした。古代魔法の研究を積極的に行っていて、沢山の成果をあげていて呪術士界では有名でした。ですが、4年前に恋人を亡くされてからは何かに憑りつかれた様に一人きりで何かの研究をする様になり、ここ何ヶ月かは家とミスリルアイ新聞社を行ったり来たりする生活をしていました。新聞社で何を調べていたかを社員に聞いてみましたが、とにかく過去の新聞記事を読んでいたと仰っていました。」
気づいたらナナイは目に涙を浮かべて涙声になっていた。
「そして5日前からウルダハでタタロウを見かけなくなりました。タタロウの家に向かいたいのですが、あそこは盗賊が沢山住んでいるキヴロン別宅跡の近く。私だけでは盗賊に襲われてしまうので怖いのです……。呪術士ギルドの仲間に協力を仰いでも、最近のタタロウの様子が怖くて協力出来ないと言われてしまい……。お願いします、どうか彼の家に行って、彼が何をしていたのか、彼は何処へ行ったのか、調べてくれませんか?」
ナナイは涙をぽろりと流し、貴方達を見つめた。

(PLへRPを促す)
(良いという返事が来た場合)
「ありがとうございます!」
ナナイはくしゃっとした笑顔で喜んだ。

(嫌だという返事が来た場合)
「そんな!依頼を受けてくれたのではないのですか!」
ナナイはポロポロと涙を流した。
(とどうしても依頼を受けさせてもらう。)


(ここでナナイへの質問タイムやRP)
Q.調べても何も出なかったらどうするの?
A.その場合でも報酬をお渡し致します。盗賊達の居る近くへ送っていただいた礼になります。

Q.ナナイは戦闘に加われる?
A.はい、弱いですが……呪術ならお任せください!

Q.ナナイもタタロウの家の近くまで一緒に行くの?
A.私も一緒にタタロウ失踪の手がかりを探しに行きます……!

Q.タタロウの彼女はなんで亡くなった?
A.タタロウの彼女は……盗賊に会い殺されてしまいました……。
ウルダハへ買い物に行っている時に殺されたそうです。当時、タタロウはウルダハに住んでいました。
4年前は第七霊災でかなり混乱していましたので、混乱に乗じた盗賊が多かったのですよ。

Q.タタロウの彼女の遺体は何処にある?
A.東ザナラーンの聖アダマ・ランダマ教会に埋葬されているそうです。

Q.銅刃団や不滅隊へ相談に行ったのか?
A.相談に行ったのですが、先日のギラバニアのラールガーズリーチでの敗戦により、前線の不滅隊への補給支援をしていたり、難民行方不明事件の捜査でウルダハでは人員不足だから手伝うのは難しいと言われてしまったのです……。

Q.読んでいた過去記事はどんなものが多かった?
A.読んでいた過去の記事は、ミスリルアイ新聞社に行かないと分からないですね……。
(とミスリルアイ新聞社へと誘導する。)

Q.(情報誌ミスリルアイ新聞社に行き、記者に)タタロウの失踪事件について聞く。
A.貴方達は情報誌「ミスリルアイ」新聞社へ向かった。
新聞社の奥に居る記者たちは慌ただしく仕事をしていた。
受付嬢のララフェルに事情を話すと、「かしこまりました、それではこちらの部屋で少々お待ちください。」と言われ、小さな応接室へと通される。
その部屋は複数人掛けの長椅子が2つ向かい合っており、間に低い長テーブルがある簡素な作りであった。
椅子に座って少し待っていると、ララフェルの男性が小部屋へとやってきた。
「いやぁお待たせしました。最近忙しくてねぇ。僕はここで記者をやっているデュラル・ザラルと申します。」とデュラルは目の下に黒いクマを浮かべながら疲れた様な口調で話す。手には3冊の「ミスリルアイ」情報誌を抱えていた。
「今、ウルダハでは難民失踪事件がありましてねぇ。難民以外の人が失踪するなんて初めての事なんです。モモディさんから依頼を受けた方々ですよね。タタロウさんに関して、ちょっと不審な動きがあったのでお伝えいたしますね。」と手にしていた「ミスリルアイ」情報誌をバサッとテーブルに無造作に置いた。
「ここ最近、ほぼ毎日のようにタタロウさんがここに来てバックナンバーを読んでいたよ。かなり昔のバックナンバーを読んでいた様でね。僕が覚えている限りのタタロウさんが読んでいたバックナンバーを持ってきたよ。何かわかると良いのだけどね。」と、テーブルにある3冊の「ミスリルアイ」情報誌を指さした。

<ここで【図書館】ロールをしてもらう>
(成功した場合)

貴方達は3冊の「ミスリルアイ」を読み比べてみると、とある事件が目についた。
『怪奇!岩から生える獣の頭!』
『奇怪千万!岩や建物から生える人間の手!』
『殺人事件か、建物の中に塗り固められた人間』
それぞれの記事で岩や建物から獣や人間の身体の一部が飛び出ている事件が書かれていた。
それぞれ昨日にはなかったものの急に生えてきたらしい。
埋め込まれたという痕跡も無いらしく、謎が深まるばかりである。
【奇妙な記事を目にしてしまった貴方達は、おぞましいものを感じて身震いをした。SAN値チェック(0/1d2)】

(失敗した場合)
貴方達は「ミスリルアイ」情報誌を読んでも、有益な情報は得られなかった。


<【目星】を使った場合>
3冊の情報誌は全て30年以上も昔のものである事が分かる。


<記者への質問がある場合>
Q.30年以上前に似たような事件はあった?
A.30年以上昔にミスリルアイで働いていた人は居ないのでよく分かりませんねぇ。何せバックナンバーは多いので……。

Q.難民が失踪した事件はどれくらい前から?
A.そうですね……最初は1年くらい前でしょうか……ぽつぽつと居なくなってきて、最近は特に失踪が多くなって、ようやく失踪事件に気付いた感じですね。


ロールや質問が終わった後
「何か分かりましたらこちらとしても幸いです。では、こちらでも独自に取材を進めてみますね。これはもしかしたら売れ……いや、大事件かもしれませんね……!今とても忙しいので申し訳ありませんがここで失礼いたします。」
と、デュラルは情報誌を抱えて部屋から去っていった。


(ナナイへの質問が無くなったら)
「では、タタロウの家へ案内しますね。盗賊が出るかもしれないので、注意してください。」
そうしてナナイと貴方達冒険者はナル大門を潜り、中央ザナラーンへと向かった。


天気は快晴。暑い日差しが照り付ける中央ザナラーンを貴方達は汗をぬぐいながら北に歩いていた。
刺抜盆地(とげぬきぼんち)を抜け、酒房「コッファー&コフィン」を横目に見ながら冷たいエールを飲みたいのを我慢して歩き、ブラックブラッシュ停留所で一休みした後、東のクラッチ狭間(はざま)へと向かった。
「もうすぐです、皆さん。盗賊に見つからないように慎重に行きましょう。」
ナナイは声を潜めて言った。
崖の多いクラッチ挟間、ナナイの案内に従って周りを警戒しながら歩いていると、崖と崖の間に人が通れそうな隙間があった。
ナナイはその隙間を指さし、
「ここの先に、タタロウの家があります。」
と声のトーンを落として言った。
ナナイを先頭に、貴方達は慎重に崖の隙間へと入っていった。
崖の隙間は太陽の光が届かないので、先程より幾分涼しかった。
進み続けて数分経った頃、崖に囲まれた開けた場所に来た。
其処にはぽつんと石造りの小屋が建っていた。

<小屋へ【目星】>
ザナラーンの一般的な石造りの小屋。おそらく一部屋分しかない大きさである。窓は無く、扉は木製で出来ている。

<小屋の扉へ【聞き耳】>
何も聞こえない。

<扉を開けようとする>
扉は鍵がかかっていない様だ。

扉を開けると、ギィィと軋んだ。
貴方達とナナイは、小屋の中へと入っていった。

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[シナリオ編(探索)]へと続く……。
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