[続報]断続的に発生しているDDoS攻撃について(10/10)
先日より断続的に発生している外部からのDDoS攻撃(※)について、ご心配をおかけしております。
改めて現在の状況についてご説明させていただきます。
■攻撃対象■
現在、日本/北米/欧州すべてのデータセンターに対して、ゲームサーバーやネットワーク機器を対象とした外部からのDDoS攻撃が断続的に行われています。
■防御について■
この外部からのDDoS攻撃は、それぞれのリージョンによって、異なるパターンを用いて断続的に行われているため、我々も各攻撃パターンに適した防御方法に、都度変更しながら対策を行っています。
今後も状況を注視し、各攻撃パターンに適した防御を展開できるよう、引き続き上位ISP様と連携を取るなどして、準備を進める予定です。攻撃パターンによっては、防御機能の切り替え時にメンテナンスが必要となるケースもあるため、その際には、別途ニュースにてお知らせいたします。
■攻撃と防御によるプレイへの影響について■
攻撃パターンが各データセンターによって異なること、また、その防御方法もそれぞれ異なることから、皆さんのプレイへの影響もリージョンによって違いが発生しております。基本的にはワールド全体がダウンし、サービスが停止とならないよう、影響を最小限にとどめるための防御を行っております。
その影響として、最も攻撃頻度の高い欧州データセンターでは、攻撃が行われた際に、数百人から数千人の接続が切れてしまうことがあり、北米も規模が小さいものの、同様の傾向にあります。
また、日本データセンターでは、一部のISPをご利用の方や、インターネット上の通信経路によっては、防御機能の影響により、通信にゼロコンマ数秒程度の通信遅延(ラグ)が発生しています。
各データセンター共に、全ワールドダウンなどの致命的な影響を防止するため、最善を尽くしておりますが、防御による副作用も存在するため、対象となる皆様にはご不便をおかけしており、誠に申し訳ございません。
引き続き、最大限の対応を行ってまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
※DDoS攻撃とは
サーバーやネットワーク機器に対して、異常なデータ量のアクセスを行い、サーバーやネットワーク機器の処理を麻痺させる攻撃です。異常なデータ量の通信は、世界中の様々な機器や経路から行われるため、攻撃者の特定や防御が難しい攻撃です。
(たとえば、コンサートなどの入場口に、「偽のチケット」を持った人間を「大量に並ばせ」て、入場管理スタッフや、待機列管理スタッフの仕事を麻痺させるようなものです。様々な場所から同時に並びにくるため、命令している人を特定するのも、事前に食い止めるのも難しいといったイメージです。)