アルデナード小大陸が属す西州を除き、世界最大の大陸「三大州」をほぼ掌中に収めている帝政国家。
半世紀前まで北州イルサバード大陸の辺境国に過ぎなかったが、
技術革新と卓越した軍才を有す若き将(現皇帝)の出現により、
一躍、ハイデリンに覇を唱える強国へと躍進を遂げた。
その魔導技術の水準は他国の追随を許さず、強力な飛空戦艦を擁する軍事力を背景に、次々と周辺国を併呑していった。
北州を統一した帝国は、勢いそのままに東州オサード小大陸に進出、東州諸国をも圧倒し、
征服した国を属州としつつ急速に版図を拡大。
弾圧と懐柔、硬軟合わせた政策により、被征服民を教化して取り込んでいった。
かくして唯一の弱点、すなわち主要民族ガレアンの人口の少なさを補った帝国は、
大陸統一という悲願を達成すべく西州アルデナード小大陸攻略に着手。
帝国歴36年(第六星暦1557年)、エオルゼア六大都市の一角、都市国家アラミゴを制圧した。
その後、情勢の変化に伴い「凪の時代」と呼ばれる、しばしの平和が訪れるが、
帝国歴51年(第六星暦1572年)、遂に進軍を再開。
彼らは大いなる災い、「第七霊災」さえも利用し、エオルゼアの地を呑み込まんとする。
アラミゴに駐屯するガレマール帝国軍・第XIV軍団の軍団長。
過去に5つの都市国家を征服し、属州化した実績があり、軍事だけでなく占領統治における政治的手腕も高く評価されている。
アラミゴに侵攻した際も、計略を用いて内乱を誘発させ、大規模な包囲攻城を経ることなく瞬く間に併呑して見せた。
現在は帝国支配下のアラミゴ準州にて臨時属州総督の座に着き、軍政両面の指揮を執っている。
モットーは「国守る力無き者に、国治める資格なし」。
9人の王位継承者の血を吸ったガンブレード「No.IX」を振るう。
西部戦線に増派されてきたガレマール帝国軍・第VII軍団の軍団長。
建国の英雄でもある父の「病死」に伴い、その職を継いだ彼の最初の仕事は、
亡父の腹心でもあった幕僚たちの処刑命令書に署名することだったという。
自らの意に従わぬとあれば、味方すら平然と手にかけるその所業は、
敵国のみならず本国においても悪名高い。
彼が推し進める「メテオ計劃」なる作戦は、やがてエオルゼアに「第七霊災」を招くことに……。
モットーは「その穢れを祓え」。
その背に負いしは、過去に殺めし乙女の名を持つガンハルバード「ブラダマンテ」。
「ガレマール共和国」の名門に生まれた彼は、幼くして軍に入隊。
戦功を重ねて軍団長に就任すると、
魔導技術を導入する軍制改革を断行し、
祖国を一大強国へと押し上げた。
その後、市民の圧倒的な支持を背景に、
国家の最高指導者である「独裁官」に就任。
数年間に渡る戦いを経て北州統一を成すと、
自ら「皇帝」を名乗り帝政への転換を宣言した。
以後、東州平定に乗り出すことになるのだが、
その過程で彼は「蛮神により滅びた地」を目撃。
「蛮神殲滅」を国是に据えることとなる。
齢80歳を超えた今も帝位にあるが、最近は病に伏せがちだという。
ガレマール帝国軍第XIV軍団の幕僚長。
帝国本国で機工師として数々の魔導兵器開発に参加。
その技術力を認められ、ガイウスによって引き抜かれ幕僚長の地位に就いた。
自身が設計したガンハンマー「ミョルニル」を振う。
ガレマール帝国軍第XIV軍団の分遣隊長。
天性の武才を認められ、ガイウスの被後見人となった元戦災孤児。
長じた彼女は数々の軍功を挙げることで、その期待に応えてきた。
甲冑と一体化したガンバグナウ「アグライア」を纏う。
ガレマール帝国軍第XIV軍団の陣営隊長。
生粋の帝国市民ではなく属州出身のルガディン族だが、
類い希な用兵術をガイウスに認められ、
陣営隊長の地位に上り詰めた。
攻防一体の重兵器、ガンシールド「タルタロス」を操る。
漆黒のローブと、禍々しい仮面に身を包んだ邪なる者たち。
エオルゼア各地に出没し、争いの火種を巻いて回っているようだが、
その真の目的は謎に包まれている。別名「天使い」。