「トライヨラ連王国」の第一王女。
幼馴染であるエレンヴィルを介して、冒険者に「継承の儀」への協力を依頼する。
民を愛し、民に愛される彼女は、争いのない平和な国を維持するため、有力な継承候補者たちに挑み王位を狙う。

「グリーナーズ・ギルドシップ」に所属するヴィエラ族のグリーナー。
故郷であるトラル大陸のガイド役として、冒険者たちとともに「継承の儀」へ同行する。
かの儀式に関係していると噂される「黄金郷」に対して、何か思うところがあるようだが……。

「暁の血盟」および「バルデシオン委員会」に所属するララフェル族の女性。
異能「超える力」の持ち主で、特に他者の意思を感じる能力に優れる。
「ピクトマンサー」として装いを新たにした彼女は、養父「ガラフ」がトラル大陸で為したことを知るため、冒険者とともに大海原へと漕ぎ出す。

「トライヨラ連王国」の第二王子。
連王グルージャジャとは血の繋がりこそないが、頭脳明晰にして理知的な彼の才覚は誰もが認めるところ。
祖国の技術革新を成し遂げるため、継承候補者のひとりとして「継承の儀」への参加を決意する。

「暁の血盟」に所属するヒューラン族の賢人。
サバイバル術と諜報活動のスペシャリストである彼は、ある人物に、その腕を見込まれてトラル大陸へと招かれる。
ウクラマトに助力する冒険者たちとは、異なる路を進むことになるのだろうか。

「暁の血盟」に所属するエレゼン族の賢人。
預言詩の研究家として知られた人物であり、ミステリアスな言動が多い。
魔法学やエーテル学への造詣も深い彼は、サンクレッドと共にトラル大陸を目指すことになるのだが、果たしてその目的とは……。

「トライヨラ連王国」の第一王子。
トライヨラ連王国の治安を維持する「トラル勇連隊」の隊長であり、連王グルージャジャに匹敵するその武勇を称える者は多い。
「継承の儀」においても、最有力候補と目されているようだ。

「トライヨラ連王国」の連王と同じく、ふたつの頭を持つ「双頭」のマムージャ族。
王族ではないが、武闘大会の優勝者として「継承の儀」への参加権を得る。
非常に傲慢で他部族を劣等種として蔑み、ひとつ頭の同族をも見下す言動が目立つ。

「トライヨラ連王国」の建国者にして、その王位に就いている現連王。
ふたつの頭を持つ「双頭」のマムージャ族であり、豪放な「武王」と聡明な「理王」というふたつの側面を持つ。
クルルの養父「ガラフ」とも浅からぬ縁があるようだ。

此度の旅路のなかで冒険者が出会うことになる、謎めいた人物。
穏やかで優しげな雰囲気のなかに、どこか憂いも感じさせるその眼差しは、何を見つめているのだろうか……。