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きみの傷とぼくらの絆

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っていうタイトルのライトノベルの感想です。


これはFF14のノベライズ作品……と紹介すると大きな誤解が生じると思います。
エオルゼアを舞台にした冒険者のお話……ではあるんですけど、それぞれにきちんとプレイヤーがいます。
ノベライズって言うとエオルゼアに生きる生身の冒険者の物語を想像しちゃいがちですから、そのあたりは注意しましょう。


昨今、ネトゲを題材にした作品は多くあって、架空のタイトルや未来的なVRの要素を取り入れたものをよく見かけます。
ただ、そうした作品は「ゲームの中に囚われてデスゲームをやらされる」であるとか「ネトゲとよく似た異世界に……」みたいな現実離れした設定がつきものなんですが、この作品ではゲームはあくまでゲームのまま。現実と地続きのお話。
作品の在り方としてはドラマの光のお父さんと非常に近しいものだと思います。


印象を一言で語るなら、すごく「真っ向勝負」な作品だな、と思いました。
特異な設定で命がけにさせるわけでもなく、ネタとあるある話で茶化してコメディをするのでもなく。
ネトゲという題材を介して生まれうる「もしかしたらあるかもしれない」と思える現実のフィクションをきちんと描いている。
ネトゲなんてアングラな趣味だよね、と背中を丸めがちなところを、おもいっきり胸を張って賛美している作品だと感じました。

醜聞ばかりを気にしてしまって、ネトゲに全く触れてない人にこそ読んでほしいなあ、と思う作品です。絶妙にゲーム内容のネタバレを回避してる辺りに、あわよくばヒカセンを増やしてやろうという意気込みを感じますw

俺個人としては続刊が出るようなら買おうかな、と思えるくらいには楽しく読むことができました。
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