ドマ城をクリアして、ストーリーはどんどん目が離せない展開にっ!!
まるで映画を観ているような迫力に釘付けでした!
その一片でもお伝えできるよう、ぱぴるすメイン日記、がんばって書いていきます!
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!!注意 : 4.0メイン ドマ城攻略後 〜 ドマ城脱出まで、衝撃展開と過去の回想等、やってない人はぜったい回れ右なネタバレと容赦ないSS掲載!!ヒエン : ・・・代理総督ではなく、ひとりのドマ人として、そなたに釈明があるのなら聞こう。
床に崩折れるヨツユに刀の切っ先を向けたまま、ヒエンさまは静かに声をかけました。
奇妙に優雅に、ヨツユは自分の壮絶な人生を、愛されず、必要とされてこなかった過去を語りました。
その瞳に恍惚、とも言える光が灯ったのは、帝国に諜報員として仕え、報酬をもらった時のことでした。
ヨツユ : あのときは、嬉しかったぁ・・・
親でも旦那でも店でもなく、あたし自身に、お金という価値を支払ってくれたんだから・・・
ヨツユさん・・・
彼女を、責められませんでした。働きを認められて、対価を得る。
それは、誰にとっても嬉しいことです。ましてや、自分の価値を、生まれてからずっと認められてこなかった人なら、なおのこと。
わたしがいろんな人にとって「英雄」である一方、うるさいのにとっては自分を破滅させた悪魔であったのと同じように。
ヨツユにとって帝国は、初めて「自分」に価値を見出してくれた人たちです。・・・たとえそれが、ホントは「自分」ではなく「たまたま自分が運んできた情報」への価値だったとしても。きっと、そんなことはどうでも良かったでしょう。
それくらい、既にこの人はこの国に絶望させられていたのだから。
ヨツユさんの回想は、続きます。
ヨツユ : あたしは、それで満たされたはずだった。なのに・・・自分を散々苦しめて来た人たちが、蹂躙されるところを見て、もっとその様を見たくなった。そう語るヨツユさんを、責める気にはなれません。
だけど、共感することもできない。
ただ、可哀想だと思いました。
この人は、可哀想。憐れみ。
この人を責めることはできない。
受け止めることもできない。
救おうとも思えない。
冷たいでしょうか。
それでも、わたしには、ただ憐れむことしかできませんでした。言葉をかける気にもならなくなって、ため息をついていたら、建物が軋むような揺れを感じました。
ヨツユ : クク・・・
宴もたけなわ、最後の余興といこうじゃないか。
誰かが生きるか、もろとも死ぬか・・・賭けようか。!!
ヨツユが繰り出すピストルの弾を、
容赦なくヒエンさまの刀が弾いて。
一瞬の早業に、カラダが動かない。
ヨツユの執念に、圧倒されます。
ヒエン : ・・・そなたの怒り、ほかならぬこのわしが聞き届けた。静かに、力強く。
すすり泣くヨツユを見つめるヒエンさまの背中を見ながら。
このものすごい感情を受け止められるヒエンさまを、すごいと思いました。
わたしには、できないから・・・
ヒエン : 急ぎ、ここから脱出だ!
城内で戦い続けている者にも、通達せよ!ヒエンさまの一言に、ハッとします。
そぅ、撤退しないと・・・っ!!
急がないと、ドマ城が水に沈んでしまう。ヒエンさまが振り向いて、迅速に撤退の指示を出しているときでした。
ゴゴ・・・
・・・・なに!?何が起こったのか、
すぐには分かりませんでした。
突然、辺り一面が砂煙に包まれて、光も遮られて、よく見えない。
立ち込める煙の隙間から漏れる光を頼りに、みんなの無事を確かめようと声をあげます。
とほ : みんな・・・!!
ゴウセツ : ・・・若、今のうちにお逃げください。砂煙が薄れて。
息を飲みました。
天井が・・・
天井が崩落していました。
それを、ゴウセツさんが1人で支えているのです。
とほ : ゴウセツさん・・・ゴウセツ : さらに崩壊が進めば、さすがに拙者も支えきれぬゆえ。いっそ快活、とも言えるほど、爽やかな言いように、今が一体どういう状況なのか、分からなくなります。
ちがう、
分かりたく、なかった。ユウギリ : 貴殿は・・・貴殿はどうするつもりだ!!細かな砂埃に反射した光が踊る、不思議に静かな空間で。
置いては行かない、と叫ぶユウギリさんの声が、わたしの頭の中で反射しました。
それに対して、間髪入れずに、しっかりしろ、と叱り飛ばすゴウセツさんの声も。
自分のことは、あとでどうとでもなる。そう言うゴウセツさんに、いくらでも言いたいことが浮かんでくる。
そんなわけないでしょう・・・!?
自分の状況、分かってるのっ!?一緒に、ドマ城を勝ち抜くって、
言ったじゃない!ヒエンさまと一緒に、
新しいドマを作るんでしょ!?お願いだから・・・
ここでお別れなんて、言わないで。駆け上るたくさんの言葉が、
口から出ることはなくて。
・・・ッ!!
ッ!・・ッ!!
乾いた音。
ユウギリ : ゴウセツ・・・ッ!とほ : ダメ・・・ッ!ヨツユでした。
崩落した天井に足を挟まれ、抜け出すことも出来ず、それでもなんとか復讐しようともがく彼女。
彼女が、ピストルでゴウセツさんを撃ったのです。
鉛が撃ち込まれるたび、ゴウセツさんの身体がビクリと痙攣する。
たまらず、血を吐く。
それでも、天井が落下することはありませんでした。
金切り声で叫ぶわたしを嘲笑うように、ヨツユが言いました。
ヨツユ : ざまあ、みろ・・・この賭け・・・また・・・あたしだけ負け、なんて・・・
初めて、ヨツユの顔面を蹴りつけたいと思いました。でも、ゴウセツさんが言ったのです。
わたしの邪悪なキモチを吹き飛ばすように。
ヨツユの憎悪など、歯牙にもかけず。
ゴウセツ : なぁんの、これしきぃッ!拙者、しぶといのが、何よりの取り柄にござる!
さあ若、ユウギリ、英雄殿!
すぐに脱出なされよ!
そして、勝利の報せを、国中の皆に届けてくだされ!血の乾いた口元で、懸命に。
・・・分かってる。
結果は変わらないことなんて、
とうに分かってるのです。
彼が、頷くはずがない・・・
それでも・・・
とほ : それでも駄目だ・・・!誰かと別れたあとに、
何度も、何度も後悔します。なんで、最期のあの時に、
きちんとお礼を言わなかったのか。
無理やり相手に突き放させるようなことを、どうしてさせてきたのか。なんで・・・
そう思うのに・・・
いつもわたしは。
とほ : 置いてけない!!そう叫ぶわたしを、ゴウセツさんはあっさりと退けました。
その時です。
ふいに、アジムでの光景が蘇ったのです。
覚えておこう、と思ったあの光景です。
・・・拙者たちも、主君のためと思えば、命さえ投げ打つ。
しかし、それは死を好ましく思うからではない。
己が死の先に、果たせる大義があると信じるがゆえ。幕を引くはここぞと知り、心血を燃やし尽くせるは、まこと命の本懐にござる。
つまるところ、拙者も・・・そのような死場を求めているのでござろうな。
・・・いまが、
その時なのでしょうか。
なんで?だって、これからでしょう?
若いヒエンさまを、
支えてあげなくちゃ。
あなたが・・・いなくちゃ。ヒエン : ゴウセツ・・・
ただ泣きじゃくるわたしを見ずに。
静かに、ヒエンさまは声をかけました。
ゆっくりと、ゴウセツさんの目が、ヒエンさまを捉えます。
その姿を焼き付けるように、揺るがない瞳。
ヒエン : ・・・そなた、己を不忠者と言ったな。
だが、わしも父も、そなたほどの忠臣を知らん。つねに傍にあり、わしらの夢を、己の理想としてくれた。
その志は、わしらとともに、遥か先までドマを造ろう。
まこと、大義であった!ヒエンさまの瞳は、乾いていました。
その目にいま写るのは、
ゴウセツさんただ一人。
その姿を、焼き付けるように。
ゴウセツ : ありがたき、お言葉にござる!しっかりと、噛みしめるように。
ゴウセツさんが答えました。
もう、引き止められない。分かってしまったから。
これが、彼が欲しかった言葉。
これが、彼が欲しかった終わらせ方。
ちがう、生き方です。
最期の最期まで、自分が信じる主君のために、最高の働きを。光の方へと、
未来へと、
ゴウセツさんに背を向けて走り出すヒエンさまを追って。
わたし達も走り出しました。
振り返らずに。
ゴウセツ : さて、賭けだったか・・・
此度の勝負、結果は・・・
崩れ始めた建物の中で、泣き続けるヨツユに語りかけるゴウセツさんの声が、優しげに満ち足りて響きました。
同じ崩れゆく城に残された、
同じドマの歴史に翻弄された、
ドマ人のゴウセツさんとヨツユ。
ゴウセツさん・・・
賭けなんて、
あなたの勝ちに決まってる。
今この瞬間も、
あなたは教えてくれている。
生きるという意味を。
生きていく、という意味を。
どう生きたか。
それがこの結果だ。これで最期かもしれないというこの時に、
あなたの表情はどうだ。
あなたの声はどうだ。
それを見れば、分かる。
賭けは、最初からあなたの勝ちだ。崩れゆく建物を振り返らず。
わたし達は、呼び寄せたヨルに飛び乗りました。
生きていくために。
明日を、造るために。□
わたしにとって、メインの日記はケジメでもあります。
これまでも、こうやって書くことで、いろんなキモチを整理してきました。
自分の力不足に悩みながらも、いろんなキャラクターを、感謝をこめて仕舞ってきたつもりです。
今回も、なるべくがんばって、何度も書き直してここまできました。
うまく書けたかは、分かりません。
でも、大切に仕舞おうとがんばりました。
これでまた前へ進めます。
明日も、楽しいエオルゼアでありますように。