リムサロミンサへやってきたのは馬鳥車の大行列であった。新興貴族として知られるグリダニアのポコチョリ伯爵がリムサロミンサを訪れたのだ。
彼には新興貴族という肩書以外は何もなく、最近グリダニア1区に土地を購入し、『グリダニア森の社交会』重鎮の強力な後押しを受け、貴族社会入りしたこと以外は何も知られていない。
出身国、経歴、資金源と何もかもが謎に包まれている。
聞こえてくるいくつかの噂によると、ポコチョリ伯爵は2億ギルもするリムサロミンサの城を一つ買い取ったらしい。それが更に噂を呼び、マーケット価格を不正操作して利益を得た双蛇党兵士出身の成金だとも噂される。だがしかし、ポコチョリ伯爵がピンクの尻尾を振りながら、美女たちを引き連れ優雅に歩くその姿は少しも成金には見えない。むしろ、すれ違う上流階級の者でさえ思わず頭を垂れてしまいそうになる、そんな上品な装いだ。
更に伯爵は慈悲深く、飢えたララフェルを見ては手厚く保護し、宿とウォルナットブレッドとグリモアを与えているという。なんと模範的な『慈善家』だろうか。
そんな人物がこれまで表舞台でほとんど話題にならず、まるでミニオンのように突如あらわれた。それ自体が彼の出世の背景に大いに疑念を抱かせるのである。
彼は一体、どこから来たのか?
何故、莫大な財を手に入れることが出来たのか?
そしてポコチョリ伯爵の目的とは?
写真はリムサロミンサ入りしたポコチョリ伯爵。
背景には買い取ったと噂される城が見える。
別写真はグリダニアにおいての飢餓民救済活動。(屋根の下で眠ることのなかった彼らはベッドやソファーよりも部屋の隅のチェストの上がお気に入りのようだ。)
※物語はフィクションであり、全て事実とは異なる妄想ですので、シャレだと思って読んでね!(怒る人もいないと思うけど一応ね!)