キャラクター
「なんだって冒険者なんて危ない生業に?」
ガタゴトと揺れるチョコボキャリッジの客席で、たまたまに乗り合わせただけの旅商にそう問われた。
ふむ。とそう問われて私は逡巡する。
――――そりゃあ。まぁ、率直に言ってしまうとすれば。
領主であった我が家の父様が死去し、その後をお継ぎになった我らが「偉大なる兄上様」が「偉大なる無能」だったからに違いない
人を殴っては笑い。女を虐げては喜び。子供をおいやっては悦に浸り。老人を虐げては興に乗る。
あちこちで反感を買い、人を裏切り、騙し、文字通りに私腹を肥やしていたからである。
実に容易く、予測したとおりにツケが回ってきた。
新しい領主の分かりやすい悪意に対し、民衆は憤りを募らせ。先導者がそれを耳障りのいい「義憤」という言葉に摩り替えた。
自らの憤怒に胡散臭い「正義」を見出した彼らは、ついにその怒りをまっすぐに吐き出す。
かくして彼らの刃は抜き放たれるに至った
領主側の内通者の存在もあって、完璧な奇襲となった反乱は民衆側にたいした犠牲もなくその反乱は終結する。
残念ながら、至福に私腹を肥やした豚殿には。民衆を説得するだけの機転も、活路を開くための手腕もなかったのだ。
私が目撃したときには、すでに豚殿の腹には民衆の怒りをそのまま形にするように多くの槍が突き刺さっており。それでもその贅肉に阻まれた刃は鈍り、豚殿は落命するにいたっていなかった。
最後の・・・いや「最初」の一人がその槍を押し込んで、豚殿はようやく断末魔と共にその醜い生を閉じた。
だから―――――忠告しましたのに。
まぁ、そうしたおかげで一族郎党は故郷を追われ、そのうち数十名は罪人としてつかまり、更にその中の数名は処刑されるにいたり。
政治にも立身にも興味がなく、家の存続やら栄誉やら誇りやらにも疎く、さりとて人の心の機微と自らの興味・欲求に対して敏感な私は。
先導者として彼らを煽り、内通者として彼らをよく唆し、屠殺人ととして豚殿を抉った私は。
こうして自由の身になれた。という顛末である。
「――――どうかしたかい?」
と不審げな彼に向かって
「ごめんなさい。先ほどのエーテル酔いが抜けなくて。」
と私はくすり、と少し困ったような笑顔を向ける。
「そうですね・・・・私が冒険者になったのは――――――」
その後の会話は別に覚えていない。
思いつくまま歯の浮く台詞を並べた気がする。
「―――――英雄になっても、死んだら墓石しか手に入らないんだから」
そういって彼は言葉をしめた。
豚は墓石も手に入らなかったけどね。
と、心の中でこぼして笑った。
そうですね。といいながら顔に浮かべた笑顔と理由が違うのにシンクロしてるのがちょっと不思議。
ガタガタとゆれるチョコボキャリッジが私を目的地へと運ぶ。
いきつく先は森の都グリダニアだ
読みました!
少し怖くて面白い。
楽しい小説ですね!
反応があってよかった!
続きがあがってたりするのでそちらもどうぞ。
一幕2~3話くらいでまとめて。一幕ごとに主人公が交代していくことで冒険者たちの群像劇的なものにしていければいいなぁとか思っています。
おはようございます。
書き込みありがとうございました_(..)_
まだ全話は読んでないですが、、
読んでやったぞい、クリが( ・∇・)
くりとかいやらしい(ぇ
全部読んだら改めて感想でも一つおながいしますー
そんなつもりではなかったのですが、申し訳なかったです。クソなんて言えないと似たようなの、クツ、タソ、クン、など考えて行き着いたのがクリ(栗)でした(-_-;)
了解です(^^ゞまた読んだら、感想伝えに来ます。
そんなつもりじゃなかったのか・・・・残念(´・ω・)
物書きなんてみんなマゾですから。罵倒されても嬉しいので大丈夫です(なにが
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トモエさん お久しぶりです♪
以前ファブチ繋がりでID付き合っていただいたミミです♪
FCのメンバーさんを見てて トモエさんを見つけたので
よっと覗いてみました(*゚▽゚*)
ずっと前に書かれたものだけど楽しく読ませていただきました。
栗本薫が好きだったのかな?ってのが第一印象
個人的には 表現をもう少しゆるめにすると 親しみが沸くような気がします。
あえて漢字表現をひらがなにするとか 言い回しをくだけた感じにするとか
一言一言にちょっと懲りすぎてるかなって思いました
でもストーリーは面白そうです!
まだ序章で 何も分からないところが 主人公の名前も年齢も容姿も
次を読みたいって気持ちにさせてくれますね(*゚▽゚*)
わたしも学生のときは書く事に没頭していたので
コダワリとかね やっぱりあったから 気持ちがわかる気がします
あとね 兄上がなくなる時の描写は もう少し映像が浮かぶように書くといいかと。。。
気を悪くしたら ごめんなさいm(_ _)m
次もわくわくしながら読ませていただきますねぇ(o ̄∇ ̄o)♪
>栗本薫
誰だと思って検索したらやっぱり知らない人だった!グインサーガの人ですか。今度よんでみるです
>表現をもう少しゆるめに
そんな貴方に第三幕。
序幕は「FF14のゆるさが気にくわねぇぜぇ!」とか思ってやりだしたことなので反動でなんか変な硬さがあるのだと思うます。
>もう少し映像が浮かぶように
全く持っておっしゃるとおりで、あまりにあっさり風手抜き味なので書き直すべきかとは思っているのです・・・
序幕は本当に久しぶりだったのでかなり手探りだったのであわわあわわ。
そんな事より新しいのかかんとなぁ
読んだぞ(^^)
やっぱり文才あると認めてやるわw
俺には絶対書けないなw
書きながら言葉に出して叫んだりしてるのか?w
それくらい表現が豊かと思いました。
(読んだとは言ってもどれのことなんだろう?と思っている
(って言うか今まで読んでへんかったんかと小一時間と訝しんでいる
お、おぅ!、せやな!!
コメント記入は初めてかな?
FFがZ指定ゲームみたいになってるwww
表現の仕方が怖いですなー( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン
ホラーけいかとwww最初全然ムービーとか見てなかったから豚とかが誰を指してるのか全然分からなかった(TT)
背筋がゾクゾクしますね、ムービー見てないせいか内容を理解出来なかった(TT)また見直します!
ゲームを下地にしたオリジナル展開なのでムービー見直しても豚くんおらんで!
序章はかなりざっくり書いているのでアレなところばっかなのです
まじすかwwwwめちゃくちゃ悩んでしまいましたよ!てことはエオルゼアをかんがえずにこれだけを本筋と考えて読めばいいのか!