スーリアは全速力でチョコボをウ族の村へ向かって走らせた。
スーリア:(急がないとみんなが。でも私が説得できるだろうか・・・。イリアさんは大丈夫って言ってくれたけど・・)
スーリアは一抹の不安を胸に抱えつつ先を急いだ。一刻ほど走らせるとウ族の村が見えてきた。
スーリア:(見えた!あれがウ族の村ね。)
ウ族の村の入り口向かってチョコボを走らせた。
ウ族の門番:止まれ~!
スーリアは入り口の前でチョコボを停止させ騎降した。
ウ族の門番:我らウ族の村に何をしに来た!?
スーリア:お願いします。今向こうの砂漠でウルハドシと交戦中で、どうか援護を。
ウ族の門番:さてはお前、先刻来た不滅隊の仲間だな?何度も言っているが我が部族はそのような干渉は一切しない。さっさと帰るのだな。
スーリア:(どうしよう・・・やはり私では説得するなんてできないのかしら・・しかしこのままでは帰れない)
スーリア:お願いします。そこを何とか・・・お願いします。
スーリアの必死に嘆願する姿に1人のウ族の狩人が気づいた。
ウ族の狩人:(ん?一体何事だ?だれかが来ているようだが・・・・はっ!あの顔立ち、あの瞳、まさか!)
ウ族の狩人は早足で門の方へ近づき、スーリアに問いかけた。
ウ族の狩人:失礼だが貴方の名前をお聞かせ願いたい。
スーリア:私の名は、Suhria Nyanko(スーリア ニャンコ)と言います。
ウ族の門番:なっ!
ウ族の狩人:やはり!おい!さっさと門をお開けしろ!
ウ族の門番:しっ失礼しました!どうぞお入りくださいスーリア様!
スーリアの名を聞くとみな驚き、慌てたように門が開いた。
ウ族の狩人:失礼しましたスーリア様。私の名は、U Uhra(ウ ウーラ)と言います。スーリア様1つお尋ねしたい。貴方の母親の名前は?
スーリア:私の母の名は、Suhrih Nyanko(スーリー ニャンコ)と言います。
ウーラ:やはり!その顔立ち、その瞳を見たときからもしやと思ってました。よかった、私の夢は潰えていなかった。
スーリア:ウーラさんお母様の事をご存知なんですか?
ウーラ:ご存知も何もこのウ族の村は、前にウルハドシに襲われたときにNyankoの義勇軍に助けられたことがあるのです。その時まだヒヨッコだった私を助けてくれたのがスーリー様でした。
ウーラ:命を救っていただいた私は何かお返しがしたかった。そしたらスーリー様が「強くなったら今度は私を守ってね」とおっしゃられた。それから私は死に物狂いでがんばった。スーリー様の親衛部隊に入るために。しかしスーリー様がカルテノーの戦いで亡くなられたと言う話を聞かされた。退却部隊を守るために数十人親衛隊とで、数百の帝国軍に向かっていったと。
ウーラ:私は悔やんだ。約束が果たせなかったことを。そしてその悔しさを抱えつつ今日まで来た。そして貴方様が現れた。これは私にとっての救いとしか言いようがない。お願いしますスーリア様、私をNyankoの親衛隊にお加えください。
スーリア:ウーラさんごめんなさい。Nyankoの親衛隊はあの時に全滅してるんです。今、一族には親衛隊もなく、何とかお爺様が部隊を収集してる感じで・・・
ウーラ:ならばスーリア様、我が部隊を新たな親衛隊としてお加えください。我が部隊は皆スーリー様に助けていただいた者ばかり。喜んで貴方様の部隊となりましょう。
スーリア:いいのですかウーラさん?!族長さんの許可もなしに!?
ウーラ:族長にはこの事はもうあの時から言ってあるのです。今更反対などいたしません。お願いしますスーリア様!
スーリア:分かりました!Nyanko一族 族長Suhria Nyanko(スーリア ニャンコ)が命じます。あなたをNyanko親衛隊 隊長に任命。我が命尽き果てるまで生涯共に歩むことを誓いなさい!
ウーラ:はっ!この命、主(あるじ)に預けます。
こうして親衛隊の誓いを果たし、ウ族の族長の所へ向かった。