幾度挑み、そして蹴散らされたか
メテオ探査坑最深部、拘束艦ラグナロクを守る最終防衛システム、龍族ツインタニア
豪炎に消し飛ばされ、突進に打ち砕かれ、蛇に手間取るその間に空間に満ちたエーテルに身体を爆散され、
それでも挑み続けたその先に……
拘束艦ラグナロクの第一艦橋。そして操作コンソール。
最終隔壁を解除したその先には、第七霊災の化身、蛮神バハムート。
その余りの強大さの前にその場から止む無く撤退……
近くの転送装置から地上に戻ればそこは北ザナラーン。
通称「ダラガブの爪」と呼ばれる偏属性クリスタルの手の平の、その上。
私はここでハッ、と気がついた。ダラガブの爪は記憶によれば三掌。
そして今、その内の一本に転送されてきた……つまり、「大迷宮バハムート」はあと……
砂の家に戻ったアリゼーとウリエンジェの言葉によって、その想像はおよそ正解と判明した。
バハムートを封じる拘束艦の光条は三本。恐らくは大迷宮も同じく3つであろう、と。
そして、一部の冒険者は既に攻略を開始している次なる大迷宮バハムートへの入場が、
ついに私へも許された。
邂逅編で明かされた真実は、遅れて手の内に落ちてきた今でさえ十分な衝撃を私に与えた。
次なる真実は、一体私に何を与えるのか……