冒頭5分の解説が1000字で収まらないのに前後編で終わるわけないだろ!
ネイビーシールズへ
大人になったクリスはロデオ競技者として活躍するが、彼女に浮気された事で挫折する。という風に見えるのだが、実際には腕の怪我で競技を続けられなくなる。映画でもよく見ると腕をグルグルテーピングで巻いて出場し、更には腕を馬に踏まれているし、その後の運転は弟だし、浮気相手の男を殴る時も踏まれてない方の腕を使っている。
浮気した彼女と男をまとめて叩き出した所で彼に転機が訪れる。アメリカ大使館爆破事件だ。この時点では、犯人は誰とも知れず、誰と戦えば良いのかも分からなかったが、クリスにとっては行動を起こすに十分だった。齢30ながらもNavy SEALsの入隊試験を受け、見事突破する。
※本当は29歳以下しか試験は受けられないはずだが、映画ではそういうことになっている。
9.11の悪夢
タヤとの結婚を決め、順風満帆のクリスにニュースが訪れる。9.11のテロだ。米国本土がテロの対象になったのは史上数えるほどしかないが、それだけに米国内の反応も激しいものがあり、後のイラク戦争への引き金となっていく。
イラク戦争
簡単に背景をまとめる。イラクは一度90年にクウェートに侵攻している。その時、米軍を始めとする国連軍にぼこぼこにされ、大量破壊兵器は一切持たない事と定期的に国連の査察を受け入れる事に合意する。しかし、98年から査察の方式が事前打ち合わせから抜き打ち方式に変わると、一転して査察に非協力的な態度を見せ始める。
また、アメリカは9.11テロを実行した組織アルカイダとの関係を疑ってもいた。
そうした中で、アメリカはフランスやロシア、中国の反対を押し切る形で9.11のテロや大量破壊兵器の保持を完全に否定出来ない事を理由にイラクに出兵し、フセイン政権はあっけなく倒れる。
1回目の派兵
チューターであろう先任の指揮官が中東の「西部」へようこそと軽口をたたく。多かれ少なかれ、米軍の将兵はこんな感慨を持ってイラクへ行った。アメリカ軍は世界最強の軍隊なので戦ったら負けるはずがない。勝てば独裁者であるフセインの圧政から解放されて、民衆は米軍を諸手で歓迎するであろう、と。しかし、個人の自由や人権と言った考え方にそもそもなじみが薄い彼らは喜ばなかった。
敵はザカルウィ
政権が倒れると当然その政府が支配していた土地は無政府状態になる。するとお隣シリアからは後にISILになる組織が流れ込んできた。その組織を率いていたのがザカルウィだ。彼はイラク戦争の中で爆撃によって命を落とすが、彼の残した組織は急速に膨れ上がり、シリアとイラクの間に強大な勢力を誇ることになる。