昨晩は諸事慌ただしく、ついぞこの手記を記す間もなかった。已む無し。
さて、カストルム・メリディアヌム攻略の後しばらくして、奇妙な出会いがあった。
なにやらこの若者、何らかのエーテル的事象により、このエオルゼアとは異なる世界から迷い込んできたというのだ。
すったもんだの末に、異形なる蛮神ガルーダを倒した後、
元の世界へ戻る門が再び開いたとのことで、慌ただしく去って行った。
正直なところ、この者の耳慣れぬ妙に軽薄な話し方には戸惑うところも少なくなかったが、
しかし短い間とはいえ共に時を過ごした後には、不思議と人の心を掴んでいるような魅力があった。
元の世界で為さねばならぬことがあると帰っていったが、ただその無事を祈るばかりである。
そして願わくばいつかまた、我らが道が再び交わらんことを。
なお、かの者と共にもたらされた未知の技術の結晶たる自動機械であるが、
どうやら研究を行ったガーロンド・アイアンワークスがマンダヴィル・ゴールドソーサーへと横流ししたらしく、
その後いろいろあって、それがしも所有するところとなった。
当時はこれに複数人で乗るような機会があるのかどうか、半信半疑であったが…
何事もどう転じるものか、わからぬものである。
フィルマール・ブラエティバエンシン
リムサ・ロミンサ、"溺れた海豚亭"にて記す