斬「いや・・・だから・・・その・・・」
状況は緊迫していた。
今なら蛇に睨まれた蛙の気持ちがわかる、そんな状況下に彼はいた。
詩女「昨日アンタの隣に居た女は誰!?」
斬「友人でござる・・・」
詩女「ふーん、友達に美しいとか言うんだ?」
斬「君は今日も美しい」
詩女「ごまかすな!」
正座になり獲物を突きつけられている斬を尻目に、近くにいるララフェルやミコッテ達は何事もないかのような日常を送っている。
彼女たちの中では「あぁ、またか」と共通認識があり、決して斬に味方するものはいなかった。
斬(この状況を打破できる必勝法を考えるんだ!)
頭の血管が煮え切りそうになる直前に本能がそうさせたのか、斬は玄関に向かって走り出した!
斬「ハーハッハッハー!忍法ドロンの術でござるよおぉぉぉ!!!」
詩女「まてえええ!!!」
次の行動は見るまでもなく
走り去る斬に向かって矢を射る詩女の姿がそこにあった
斬「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!膝に矢がぁぁぁぁぁぁ!!!」
ラ・ミ「・・・はぁ」
室内で作業をしていたララフェルとミコッテの二人は堪らず溜息を吐くのであった。