
騒然とする会場
そんなときどこからか甘い香りが漂ってきた
ふと振り向くと、そこにはトレーを持った若い女性が立っていた
ララル「あ、あのみなさん、少し落ち着いてください。話し合いをいったん休憩にして、このチョコを、じゃなかったショコラでもどうですか?」
R「なんだいアンタは?いまはのんきにチョコなんて食ってる場合じゃないだろ!」
八当たりを受けるララルだったが
ララル「え、えっと、これはMBさんが事件の騒ぎで皆さん疲れているだろうからと。なんでも『特製ショコラ』だとか」
R「なんだって!?そのチョコは、あのパティシエ協会から若手ながらも一流と称されているMBが作ったものだって!ちょっと一つよこしな」
MBが作ったと知ると、いままでララルを邪険にしていたのにすぐにチョコへと手を伸ばし口へと運ぶ。
R「うまい!この繊細ながらも濃厚な味わい、やはり一流が作ったものは一味ちが、、、んっ!?この口の中に広がる香りはまさか!!いやそんなはずは、、、、だがなぜこの味を!」
???「お褒めにあずかり光栄です、『ローズウェルさん』。それにしても、このショコラの味に心当たりがあるとは不思議ですね?」
MBがローズウェルのもとへとゆっくり歩いていき
MB「もともと『あのショコラ』は僕が作ったものです。そしてその味は僕以外では犯人しか知り得ない。この事件の犯人はあなたです、『ローズウェルさん』」
ローズウェル「くっ!まさかアレはアンタが作ったものだったとは、、、」
そうしてこの事件に幕が下ろされた
~事件後の厨房にて~
MB「それにしても、キミはよくアレの香りに気がついたな」
ララル「だってローズウェルさんの香水の匂いと同じだったじゃないですか、さすがに気が付きますよ」
MBはララルに呆れながら
MB「はぁ~。ほんとうにキミの嗅覚は称賛にあたいする。ただ、料理に対して以外はざんねんだが。あれは香水ではなくて彼女が何度も作っているうちにアレの匂いが服にしみついてしまったものだ。それをあの人の多い中で嗅ぎ分けるとは、、、」
ララル「ちょっと、ざんねんってどういうことですか!MBさんっ!!」
MB「そんなことより、約束していた『新作』だ」
MBはララルに料理をわたす
ララル「わぁ~い!やっぱりMBさんが作る料理はデザートよりもおいしいですね!!」
MB「はぁ~、ほんとにキミはざんねんなやつだな、、、この味がわかるというのに」
次回、第7話『~時間(とき)を超えた記憶の味~』
トリック?・・・種も仕掛けもありませんよ?
MBとララルのキャラが前回と違う?・・・気のせいじゃないですか?
次回、『~はたして、私はこれ以上がんばるのか!?~』