セシリーの指示により不滅隊が所定の配置につく。
不滅隊隊員:セシリーさん配置完了しました。
セシリー:分かりました。では行きます!
そう言うとセシリーは古い魔書を開き、詠唱を始めた。
セシリー:「我の願いに答えよ。我が魔力を吸い今ここに幻影の迷宮を作らん!魔力注入!奇門遁甲の陣!」
セシリーが魔力を注入すると配置した不滅隊とアリカ達の周りを光の柱が包み込んだ。光が包み込むと同時に、さっきまでこちらに敵視していたサンドウォーム達が迷路に迷い込んだかのようにおかしな動きを始めた。
メイド長:これは!?これが奇門遁甲の陣・・・サンドウォームの敵視が消えた・・・。
セシリー:(魔力が吸われる。こんな陣を先生は平気で使っていただなんて・・・)
セシリー:エオス!メイド隊を引き連れてイリアさんの所まで!メイド隊の皆さんはエオスの後について行って下さい。
メイド長:分かりました!フェアリー・エオスに付いていけば行けばいいのですね。
セシリー:はい!この光の柱から出れば外は幻影の迷宮。しかしエオスならこの陣を迷わず抜けることが出来ます。エオスに陣の外まで案内させます。そうすればイリアさんの所まではもう目と鼻の先のはずです。
メイド長:了解しました。古参のメイド隊突破の準備だ!アメリー、アリカお嬢様を頼みましたよ。
アメリー:お嬢様専属隊の名にかけて必ず守って見せます!
セシリー:急いでください!この陣、魔力の消費がものすごいです。そんなに維持できそうにありません。
メイド長:分かりました。みんな!突破だ!
そしてメイド長達はエオスに導かれ陣を離れていった。
セシリー:(くっ!消費が激しすぎる。メイド長さん急いで!)
セシリーは鞄の中からエーテルを取り出し、ぐっと一息で飲み干した。
そしてしばらくするとエオスがセシリーの元に戻ってきた。
セシリー:エオス!メイド長さん達は無事に抜けれましたか?
そうセシリーが尋ねると、エオスは首を縦に振った。
セシリー:分かりました!みなさん、今から陣を解きます。解いたら急いで私を中心に方円陣を組んで下さい。行きます!
セシリーの合図と共に奇門遁甲の陣が解かれ、不滅隊が集まり方円陣を展開する。
セシリー:はぁ~~~野戦治癒の陣!
セシリーが野戦治癒の陣を構築と同時にサンドウォーム達がこちらに気づき攻撃を仕掛けてきた。
セシリー:ふ~、間一髪でした。
アリカ:セシリー、魔力の方は大丈夫なのか?
セシリー:はい。さっきエーテルも飲みましたし、それに思ったよりもメイド長さん達の突破が早かったので助かりました。
アリカ:よかった。ここでセシリーに倒れられては全滅になりかねないからな。セシリー、これからどうする?
セシリー:この野戦治癒の陣の中にいれば回復力が高まります。方円陣で完全防御しつつ、スーリアさん達の援軍を待とうと思います。
アメリー:アリカお嬢様!お嬢様の猫鳴拳で何とかならないのですか?
アリカ:猫鳴拳は、今は使えないんだ。あの技を使う時、完全に無防備になる。それを補佐できるスーリアがいないと使えない。
アメリー:指示さえいただければ私でも補佐はします。
アリア:ダメなんだ!気の集束に入っている時に指示は出せない。それを言わずに補佐出る人物で無いと任せる事はできないんだ!
アメリー:スーリアさんはそれが出来るので?
アリカ:あぁ!スーリアは何も言わなくてもそれが出来る。姉妹の絆とでも言うのか・・
アメリー:なんとなく分かる気がします。私もマルチ姉さんとでないと出来ない技もありますし。
アリカ:ここはおとなしくセシリーの指示に従って今はスーリアが帰ってくるのを待つしかない。待っている間なんとか耐えてくれ、アメリー。
アメリー:分かりましたお嬢様。このアメリー全力でお嬢様をお守り致します。
セシリー:皆さん前の敵に集中を!そして左右の仲間を守るのです!仲間を信頼してここは耐えるのです!
セシリー:(スーリアさん!私の魔力が尽きる前に早く援軍を!)
天才学者セシリーの戦いは続く・・・・・