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鼻黒ミコッテ6

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鼻黒ミコッテ6

※このドラマはフィクションであり、実在の人物や団体などは関係ありません。

(前回からの続き)

「俺に社長としての力量がないと感じたら、すぐにでも追放して、君が社長となり、この会社を繁栄させていって欲しい。」
「その結果に対し、俺は恨んだりしないよ!」

この世界には多くの、いわゆる「光の戦士」がいる。
それぞれの物語があり、そして、それぞれが己の正義のために戦っている。
また、その性格も多様だ、何に感動し、何に憤慨し、何に共感を得て冒険を続けるのか、それは本人にしかわからない。


その中において、この世界のコミュニュケーションを取る方法が独特で、言葉の意味は、その聞き手の感情によって解釈されることがある。
その言葉の意味を、真意を、伝えることが出来ないことがある。
それゆえに、時にはトラブルを招くこともある。

我々はそういった世界に生きている。

俺が発した言葉の意味を、鼻黒ミコッテはどう捉えたかは、未だにわからない。

ただ悲しそうな顔をしていたのが印象に残っている。

俺はこの会社の二代目社長、再建するのが目標だった。
一回落ち目になった会社の再建は容易ではないと周りからも言われていた。

再建するにあたっては、目標がふたつあった、以前のように社員が集える場所(ハウス)を社名のとおり、青い海の見えるミストヴィレッジに建設すること。
これは、たったひとり、会社再建に協力を申し出た天然ちゃんへの恩返し。

もうひとつは、また笑顔で楽しいひと時を過ごせる社員(仲間)が多く集まること。

この時点において、二つの目標はすでに達成していた。

これから更に会社が発展していくには、鼻黒ミコッテの方が、社長として適任ではないかと思っていた。
純粋にそう思った。

夕暮れのミストヴィレッジ、沈む夕陽を見ながら、鼻黒ミコッテは静かに語り出した。

「わたし、失意の中でこのワールドにやってきました。本当は、もう冒険者も辞めようと考えていました・・・」
「そんな中、何気なく社員募集の広告集をパラパラを見ていたんです・・・」
「この青い海の広告が目に留まりました・・・」
「理由は今になっても説明できません^^;」
「でも、ここだって、思っちゃいました♪」
そう言って明るく微笑んだ。

「マスター覚えてますか?初めてハウスを案内してくれた日」
「地下にクラフタの設備、揃えてましたよね?」
「最初は不思議だったんです♪マスターはクラフター全部カンストしてますよね?」
「その事を質問したら、帰ってきた答えがこうだったんですよ♪」
「これからうちに来てくれるであろうメンバーがクラフター上たい時に必要だよね」って・・
「わたし、その時、決めたんです♪ここがわたしのいる場所だぁ」って
「この会社のために頑張ろうって♪」
「そして何よりもここからの眺め!最高じゃないですか♪」
天には満天の星。それにも負けないくらいのミストヴィレッジの街並み。
たしかにここからの夜景は最高だ。

「ここに集まっているメンバーも最高です♪」
「海藻さん、ちぃーさん、天然ちゃん、そのほかのメンバーも♪」
「わたしはここに来て生き返りました♪」
「ここの社長はマスターしかいません♪わたしはそのお手伝いがしたいんです♪」

なんだか、さっきまでいろいろ考えてたのがバカらしくなった。
これからは、俺もフラフラせずに、ここのメンバーのために頑張っていこうと、素直にそう思えた。


この世界のコミュニュケーションを取る方法は独特で、言葉の意味は、その聞き手の感情によって解釈されることがある。
その言葉の意味を、真意を、伝えることが出来ないことがある。


ただし、言葉以上の想いが伝わることもある。


ミストヴィレッジから見る景色は、いつも変わらずそこに広がっている。

(つづく)
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