▽月▽日
今日、たまたま赴いたクルザス西部高地にて奇妙な蛮族を見かけた。
昆虫に似た姿をした二足歩行の蛮族だ。
多種多様な種族がこの世界には存在するが
コミュニケーションの取れる昆虫型の蛮族というものを私は見たことがなかった。
〇月〇日
「分かたれし者たち」、「繋がりし者たち」…
彼らの生態はとても興味深い。
外部の者との接触にも意欲的な「分かたれし者たち」に接触することで
今まで知らなかった多くのことを学ぶことができた。
彼らについてより知るためにも
しばし生活を共にする許可を貰えないか族長に頼んでみようと思う。
□月□日
様々な依頼を手伝ったお礼にと彼らと同じ姿身になれるという装備を頂いた。
肌に身に着けるだけの装備品ではあるのだが。
なんと言えばいいか…
彼ら一族に受け入れられたような気がしてとても嬉しかった。
△月△日
依頼のついででグナースの塚というものを初めて間近で見た。
「繋ぎ止めし者」の支配する「繋がりし者たち」の巣。
その巨大な、蟻塚と比喩するにはあまりにも巨大な彼らの住処に私は息を飲んだ。
*月*日
当初は気持ち悪いとしか思わなかったナンカの卵が最近美味しく感じてきた。
調教前のコンガマトーも妙に私に懐いてくる。
長く共に暮らすことで本当の意味で彼らに迎えられつつあるのかもしれない。
--月--日
最近、頭の中に声が聞こエる。
妙にグナースの塚が恋しい。
なんだコレは…
あぁ、ダメダ、マたこえガキこえる。
行かナケれバ…
グナースの塚…ニ…いカな…ケ…