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RP記「流天 その2」

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リムサの地に降り立った俺は、一先ず宿の確保と
――旅の疲れを癒すために、一杯の冷えたエールを求めて、溺れた海豚亭に来ていた。


ところが、である。


 「……!」

妙な気配を察知した。

店主であるバデロンが多少語気を荒げて、対応している。

と、そこに――。


「おい、ちょっと来い」
と小声で俺を招くものがいた。
追っ手の声にも思えなかったので、招かれた方向に、注意しながら向かった。

店の裏側に呼び出されると、そこに居たのは元海賊のデンストンだった。

「エインザル大甲将からの伝言だ。 暫く街から出ろ、妙な連中が恐らくアンタを探している」
「なに……!」

――リムサ・ロミンサまで、やつらは手を回していたのか?


「街の中は決して安全じゃない。 ――寝込みでも襲われたら、あんたもタダじゃすまないだろ」



 ――くそっ。

 いつもなら、そんな言葉を聞いても、なんとも思わなかった。

 だが、今の俺は暗黒騎士としての、何かを失ってしまっていた。

 「さあ、早く、まだ見つかってない。 ……死んだら何にもならんだろう!」
 「くっ……」
 俺は歯噛みした。

 そうだな……恐らく、俺がここにいることで、バデロンやリムサ・ロミンサの連中まで危害が及ぶこともあるかもしれない。

 一先ず、俺はリムサからも退避する事にした。 




--------------------


  俺は街の裏道を抜けて、低地ラノシアへと向かった。
 此処から先は人気がない道のりが続く。

 とぼとぼと、舗道を歩くと、空腹に腹がなった。

 「くそ……」

 そういえば、ウルダハを出てから殆ど何も食べてない。
 


 街から離れる途中。
 レッドルースター農場があった。

 ここで何か食べ物を手に入れることが出来るだろうか?

 「いや……」
 

 


 今の俺は殆ど文無しだ。
 それに、こんなところで買い物をして、足がついたら……。
 と、
 俺は足元に何かがいる事に気がついた。

 

 マンドラゴラだ。

 「こいつら食えるかな……?」
 と俺は考えた。
 あまり、旨くはなさそうだ。
 と……。
 


 珍しい固体を見つけた。
 マンドラゴラの中でも香味がかぐわしいガーリック種だ。


 「ニンニクを利かせた、ドードーのステーキで一杯やりたいぜ。 ……まてよ。 そういえば、低地ラノシアには野生のドードーがいたっけか」


 ……!



 俺は思い立った。


――許せ。
 俺は、大剣をマンドラゴラに向けて振り上げ、そして――





 


 続いてドードーを暗黒剣で粉砕した。

 
 そしてそのまま、俺は低地ラノシアを北へと向かった。


 

 東ラノシアに続く街道の脇に、見捨てられた廃屋があった。
 今では時々コボルド族が使っているらしい。
 一先ずは今日の仮宿を此処にする事にした。


 

 とりあえず雨風が防げそうな事を確認した俺は、手に入れたドードーの笹身をガーリックマンドラゴラで焼いた。

 

 わびしい食事だったが、まあ仕方なかった。
 そういえばこの料理も、リングサスに教わったんだったな。
 本当なら、ビスマルクのランチメニューだって食うつもりだったんだが。


 

 窓から差し込む僅かな光に、俺はため息を付いた。

 思えば俺はあの頃から、変わったのだろうか。
 家族と死に別れてから、何も変わってないのではないだろうか。

 なにも、できてないのではないだろうか。

 帝国への復讐も出来ず、暗黒騎士としての使命も果たせそうに無い。


 俺は――どうすればよいのか。






つづく。
コメント(3)

Raphil Lafitau

Bahamut [Gaia]

シドゥのガーリックちゃんを見る目つきがちょと・・・。

それはともかく、そんな放浪の旅してるのなら、このわたし、POSTMASTERに任せなさい!
各物資からメッセージまで抜かりなく届けてあげる!
でもメッセージは伝言ゲームになるかもだからやめたほうがいいよ!!

Riz'el Exelica

Bahamut [Gaia]

「昔はお前のような暗黒騎士だったのだが、膝に矢を受けてしまってな...」

Sidh Malaguld

Ultima [Gaia]

>ラフィトゥ
ガーリック旨かったぜ

>Riz'elさん
ヴォイドではありがとうございました!
本職は暗黒のロールプレイヤーです!
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