※この日記は、主に蛮族デイリークエストの内容について記述しています。
ネタバレを嫌う方はお読みにならないことをお勧めします。
前回は、全くもってダメな人達であるコボルド族デイリー、第789洞穴団について語りました。
基本的にやった順に掲載しているので、コボルド族の後に頑張ったサハギン族の
蛮族デイリーについて今回はダラダラ語ります。
サハギン族の物語は、ノォヴの育成地という場所が舞台です。
なんでもサハギン族は、一族の勇者が女王より卵を授かり、子を育てる栄誉を得るそうで
(チラっと話が出たうろ覚えですが・・・。確かそんなんです)
ノォヴというサハギンが治める子供たちの育成地、ということでしょうか。
サハギン族のデイリーでボクが思ったのは、割と人間種族に対して
敵対的な関係のまま、ということです。
プレイヤーの分身たる冒険者個人に対しては、まぁなかなか信頼してくれていますが
人間種族全体に対してはノォヴ一家ですらあまり良い感情は持っていません。
(悪い子シルフ等、いわゆる敵方が敵対的なのは言うまでもないのですが)
人間種族は憎い、とハッキリと言う場面すらしばしば見られます。
人間種族は確かに憎い、リヴァイアサン信仰も一向に構わない、むしろ自分達もそうだ、
でも、今はそれよりも種族内の問題の方が先でしょ。人間殺してる場合じゃないだろう。
これがノォヴ一家の立ち居地でしょうか。
一家の長たるノォヴも、過去に人間種族に対して浅からぬ因縁があるようですが
子達の為にそれを断ち切り、新たな道を生きようとする姿は、なかなか考えさせられます。
そんな一族の将来を憂うノォヴと、人間死すべしのタカ派サハギン一派との抗争、
それがサハギン族デイリーの大筋です。
構造的には他の蛮族と概ね同じですが、最大のポイントは一家の長たるノォヴの想いです。
これについては後述します。
結果、第789洞穴団がスーパーダメ連中だった分を全部補うかのような素敵な話でした。
サハギン族デイリーのテーマは、家族の愛!と言っても過言ではありません。
冒険者の扱いは、同じくマジメ枠だったアマルジャ族と似通っていて
頼りになる客人、といった感じでしょうか。
基本的に、プレイヤーの立ち居地はノォヴ一家に対して協力的なものなので
人間は憎いけど、アンタは腕も立つし話のわかる奴だな!みたいな扱いは
なんだかくすぐったいやら心地よいやら。
コワモテの面々に頼りにされている部分は、「ようし、任せておきなさい!」
という気分を大いに掻き立ててくれます。
相変わらず、このあたりのさじ加減は上手いですねぇ。
頼りにされれば、なんとかしてあげようかと思うのが冒険者魂。上手く持ち上げてくれます。
しかもクエストの中にですよ、クエストを提供してくるどちらかと言えば長兄のサハギンが
より幼い子らの為に何かしてくれ、といった依頼が混ざっているのです。
これはあざとい!きたない!さすがサハギンきたない!
(いや、クエスト担当の方のさじ加減があざといw)
頼りにされて、ノォヴ一家に感情移入したところでこれですよ!
なんとより小さい弟達の為の頼みごととな。
すっかり気分はノォヴ一家の長兄の一員。
幼い兄弟の為、兄ちゃん(または姉ちゃん)に任せておけ!もう思うツボ。
幼い子らも育成地にいるから、そこを守らなければならない兄貴に代わって
ノォヴの親父の片腕になったるぜ!
任せておいてくれ兄ィ、一家は俺が守る!
正直、第789洞穴団を相手にしているより100倍やる気が出ましたw
サハギン族デイリーをやるにあたって、非常に魅力的なポイントです。
もう一つ、あえて別項として挙げさせてもらいたいのが、
父ノォヴの過去の出来事との葛藤と、それ故に引き立つ子を思う愛情の深さです。
先述の通り、彼は人間種族に対して大きな因縁があります。
今も人間種族に対する憎しみは消えていません。
それを抱えながら、なお子供たちの為に変わっていこうという意志の強さ。
これはもう、愛としか言いようがないのです。
心の葛藤をする時、どうしても自分自身が望む方に傾きがちです。
よくある描写で、ちっさい天使と悪魔が双方の主張をささやきかけますが
この時自身が全くの中立ということはなかなか稀で、
打算的、感情的に有利な方、まぁ概ね悪魔サイドに自身も傾きたい。
それを押しとどめているのが、いわゆる天使サイドの理性、という感じですね。
大体このような時、自分に都合のいい方を可決してしまいがちです。
自分しかいない自分議会の中で決済を取るのは自分な訳ですから。
仕方ない、自分にも事情がある、という言い訳を自分で用意して可決を後押しします。
これはこれで、自己防衛の面で必ずしも100%悪いことではないのですが。
ノォヴの悪魔サイドは、間違いなく人間種族への敵対、報復です。
怒りに身を任せて、人間への報復をしたい。
それに足る正当な理由、大義名分すら彼には存在します。
しかし、それには報復の連鎖=子らの犠牲が高確率でつきまといます。
その為ノォヴは、こんなことはもうたくさんだ、と自らの怒りを押し殺して
子供たちの為に生きよう、と決断するに至ります。
この時の、そして今もノォヴが抱える苦悩はいかほどのものでしょうか。
端から見れば立派な判断だ、と簡単に言えてしまいますが、
押し殺した感情が消えた訳ではないのです。今も彼は苦しんでいるでしょう。
ノォヴ一人では多分耐えられなかったであろうその苦悩の日々を、
救ってくれているのが彼の子供達です。
一度誘惑を押さえ込んで、立派な、でも苦しい決断をしても
そこは苦難の日々の始まりでしかありません。
苦しい判断をするその瞬間にも価値はありますが、本当の価値や意味は
その後に過ごす長い日々の方にあります。
ノォヴは子供達の為に復讐という誘惑を押さえ込み、子供達の存在がそれを助けています。
これを愛と言わずして、何と言うのでしょうか。
復讐の連鎖に身を焼かれるサハギン族と、そこから抜け出そうと苦悩するノォヴ、
その父を助け、気遣う子供達。
サハギン族のシナリオは、そんな重いけど泣かせるテーマに満ちていました。
一番最後にやったのでまだ印象深い面もあると思いますが、
非常に秀逸で、心に残るお話だったと思います。
適当いいかげんなコボルド族サイドとは違い、こっちはマジメな話なので
マジメな日記にしてみました。
個人的にとてもオススメのストーリーです。
マウントは、ボクの好みではないので買ってませんがw
マジメ枠はトカゲ枠という決まりでもあるのでしょうか・・・。