私の日記ではFC名およびLS名「ZodiacBlave」にちなみ過去作におけるゾディアックブレイブと本作FF14との関連の考察を連載しております。
※この日記にはFF過去作およびFF14メインストーリーのネタバレがあります。
前回までの日記において、FFTのゾディアックブレイブと深い関わりのあるFF12の「闇の異形者」と呼ばれる存在は、新生FF14における「アシエン」とも相関関係がある事を指摘した。
(詳細は過去日記を参照)
今回は逆に、これまで紹介していなかった「固有名を持つアシエン」から逆算的にFF過去作との関連を紹介する。
「固有名を持つアシエン」とはアシエン・ラハブレアやアシエン・エリディブスのように「アシエン・○○○○」と呼ばれる者達である。
FF14・2.0のエンディングで3体の固有名を持つアシエンが新たに登場し、またパッチ2.3にて新たに以前紹介したアシエン・エロロメアルス、アシエン・ウルテマの2体の固有名を持つアシエンが登場した。
そのうち、パッチ2.0エンディングで登場したアシエンのうち、ベッカム風(古っ)のソフトモヒカンの髪形をした「アシエン・ナプリアレス」について解説する。(画像5)
現在のところアシエン・ナプリアレスについて判明してるのは上記の髪形と、ナメた口調だけである。
前回までのように固有名を持つアシエンはFF12における闇の異形者と対となる「光の異形者」と符合すると仮定してFF12の召喚獣のハントカタログ内から該当する光の異形者を検索すると、やはり出ました。
そのハントカタログは以下の通り。
”この世を浄化するために創られた異形者で、はびこる汚れを飲み込む不浄なる者。
光の異形者である尊厳王ナプリアレスとは対なる存在。
しかし世界は神々の想像を遥かに超える不浄物で満たされていた。
それらを飲み込んだ彼は醜悪極まりない不浄王へとなりさがり神々に背いた。
彼が足を下ろせば、いかなる地も不浄な地へと変わり果てる。
→ハントカタログ「不浄王キュクレイン 天蠍の座」より”
つまりアシエンナプリアレスの元ネタはFFT、FF12でも屈指のキモカワ召喚獣(ルガヴィ)「不浄王キュクレイン」に対になる「尊厳王ナプリアレス」であります。
当然ながらFF12ではこの一文だけ、FF14でもちらっと登場しただけのナプリアレスさんが今後活躍してくれることで「光の異形者=アシエン説」を補強してくれるのではないかと期待せざるを得ません。画像1のキュクレインの獣印がナプリアレスの顔面に表れる日がやってくる事を待ちましょう。
さてそのナプリアレスの対なる闇の異形者「不浄王キュクレイン」はFFTから出場し、なおかつプレイヤーの前に現れた初のルガヴィであります。
そのグロくもどこか愛嬌のある容姿はFFTをプレイしたプレイヤーに強烈に印象づけられていることでしょう。
しかしながらこのグロい容姿にはある理由があったことをご存じだろうか?
実はキュクレインは、ある伝説がモチーフとなっているのだ。
ケルト神話に以下のような物語がある。
”コノア王が鍛冶屋のクラン(Culann クーリン)の館に招かれた際、
コノア王の甥セタンタにも声を掛けるが、セタンタはハーリングの最中であったので
終わってから行くと答えた。
しかし、王がそれを伝え忘れた為に、館にはクランの番犬が放たれてしまう。
そうと知らずに館に一人でやって来たセタンタは、この番犬に襲われる。
しかし怪力のセタンタはたった一人で番犬を絞め殺してしまう。
猛犬として名高い自慢の番犬を失い嘆くクラン。
セタンタは番犬の仔が育つまで番犬としてクランの家を守ると申し出た。
そしてセタンタはクー・フーリン(クランの猛犬)と呼ばれるようになる。”
このクー・フーリン(アイルランド語: Cú Chulainn)を英語読みすると「キュクレイン」となるのだ。
クーフーリンは成長すると影の国の女王スカアハのもとで修業し、
神 槍 「 ゲ イ ボ ル グ 」を貰い受ける(!)
…つまり竜騎士の持つゲイボルグは元々キュクレインの武器…ということになるが…。
その後、やむを得ず親友や実の息子をゲイボルグで殺害する事になったクー・フーリンに最後の刻が訪れる。
敵の策略によって禁忌を破ってしまったクーフーリンは神罰によって半身が麻痺してしまった。そして敵に奪われたゲイボルグによって身体を貫かれてしまった。
その最期、クーフーリンは裂かれた腹から飛び出した腸を洗って腹に詰め込むと、石柱に自らを縛って立ったまま死んだ…。
つまり、FFTにおいてキュクレインのお腹が紐で縫い合わせてあるのは、このクー・フーリンの最期の死にざまを表していたのだ。
そしてFF12において頭から刺さっているもの、或いは背中から飛び出す突起物のどちらかは「 ゲ イ ボ ル グ 」を表しているのかもしれない…。